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その資格、本当に必要? 「お免状ビジネス」の罠にはまっていませんか?

「習い事をしていますが、趣味と実益を兼ねて、資格を取ろうと思っています」

いいですね! 一般的に、流派が分かれ、資格が細分化されている習い事はお金がかかりますね。フラワーアレンジメントや舞踊などは、定期的に検定のような関門が何回もありますが、それぞれ「教える資格」が目標になっているようです

先生になって、教室が開けるようになれば、先々は生徒さんが集まって、先生として収入を得られるようになるでしょう。ところで先生になるための資格ってどうなっていますか? 期間はともかく、誰でも先生になれるのでしょうか

「わたしの通っている教室では確実に師範のお免状がとれるので問題ないです」

確実に免状を与えているのであれば、それはある意味「お免状ビジネス」だと言い切っているようなもので、結果的に、そのお教室はお免状を売ってくれているといえます

趣味を生かして という向上心を逆手に取る「お免状ビジネス」

間違いなくお免状がとれると仮定しましょう。そのお免状を買うまでにかかる費用や、発表会に着ていく服や、チケット代、交流のための食事の費用などの諸経費すべてはいつ回収できますか?

あなたが教室を開いたとして、その会場費、材料費などをすべて差し引いた実費で考えてみてください。現実的でしょうか。

引いた目で見れば、それはあくまでその「〇〇流」の狭い分野においてのみ効力のある資格で、教室を運営する経営力や、生徒さんを引き寄せる魅力、いわゆる「先生としての素質が自分にあるかどうか」は、また別の次元の話だということも忘れてはいけません。

そしてその流派に属する限り、なんらかの会費やお付き合いは続いていきます。それは悪いことではありません。

資格を取る費用がいつ回収できるのか

筆者もアロマテラピーが趣味で、その道で仕事をするための資格の取得を考えたことがありました。しかし、いろいろな団体がそれぞれの資格を打ち出して、もちろん別々に検定試験を実施しています。

指定された教室で、相当額の講習を受けないと受験資格がとれない団体もあります。結果、趣味は趣味として楽しむことにし、資格をとることはやめました。

資格を取る費用と回収を考えると、これは自分にとってお金が活きる使い方ではないと思ったからです

人に教えるためにお金をかけて学ぶものは、自分と、自分を含む生計をともにする家族にとって、いつ回収できるのか、冷静に考える必要があります

かかる費用でザクザクと趣味の仕分けしてしまうのは、さみしい響きがあるかもしれません。しかし、お金とは仕分け方をはかるひとつの指標であることは間違いありません。

趣味を生かして、という耳障りの良い言葉だけでは、食べていけない現実もあります。お免状ビジネスにはご注意を。(執筆者:酒井 菫)

この記事を書いた人

酒井 菫 酒井 菫()»筆者の記事一覧 (49)

40代後半・独身女性のフリーライター。
節約という切り口から、時間とお金の付加価値を高める豊かな生き方を実践中。
官公庁、流通小売業、メーカーでの勤務経験があり、バブル期に潤沢な予算で仕事をしたり、バブルがはじけてギリギリまでのコスト削減に取り組んだりと、世相の波に乗りながら、刺激的な会社員生活を送りました。
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