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うつ病になる原因の一つは「脳が正常に機能しなくなること」

2015年のクリスマスに自殺してしまった電通社員だった女性の痛ましい事件が世を騒がせている。

厚生労働省は2009年、うつ病や自殺による日本の社会的損失額が、年間約2.7兆円にのぼるという推計結果を発表した。

内訳は、自殺した人が働き続けた場合に得られたはずの生涯所得額、うつ病による生活保護の支給額、医療費、休職したことによる賃金所得の損失額などである。

この2.7兆円、日本全体の総労働人口で割ると、ひとりあたり4万5,000円(年間)も負担しているということにもなる。うつ病は診断が難しく、治療にも期間を要するものだが、どのように対策すればいいものなのだろうか。

うつ病から自殺にいたるのはなぜか?

うつ病には、軽度のものから重度のものまであるが、重度になると自殺に走ることもある。

なぜうつ病になると自殺したいと考えてしまうのかというと、不安感や焦燥感に苛まれ、「この病気は一生治らない」、「周りに迷惑をかけてしまう」などと絶望してしまい、結果的に自殺に結びつくと考えられている。

また、脳内の情報伝達物質が正常にはたらかなくなったために、自殺にいたったともいわれている。

脳内の情報伝達物質には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどがあるが、うつ病患者の脳は、ストレスによって情報伝達物質の量が減少し、脳が機能低下を起こした状態になるのである

セロトニンの量も減少していると、ストレスがいらいらへと拍車をかけ、暴力性が高まる。その暴力性が内側に向かった場合に自殺衝動を引き起こすのだ

ただの疲れとうつ病を見分けるには?

心身は、ストレスを受けるといったんショックを受けるものの、抵抗力を高めて適応するものだ。しかし、その状態が長く続くと、しだいに抵抗力が失われ心身が疲れてしまう。

ストレスが生じると、解決しようとして防御反応が働き、ホルモン分泌に異常を起こし、疲れやイライラ、腹痛などの症状が現れることもある

同じストレスでも、心に大きなダメージを受ける人と、それほど受けない人に分かれる。性格、気質などによって感じ方は違い、ストレスを自覚しにくい人もいる。

ただこれは本当はストレスがあるにも関わらず自覚していないだけなので、疲れを感じたら睡眠を十分にとり、生活リズムを整えることが重要で、スポーツや趣味で発散することも大切なことである。

環境の変化などによって、ストレスが重なった場合、何もする気が起きないことがあるが、大抵は一時的なもので問題はない。

ただこのような状態がいつまでも続き、回復しない場合には、うつ状態といい、2週間以上続く場合にはうつ病の可能性が高い。

昨今のTwitterで多くの共感を得たうつ病に関するツイートがあるので以下に引用したい。

こう…鬱病の事を心の病とかメンタルがどうとか言うでしょう そういうあやふやなものではないです 脳の機能がおかしくなる病気です どっちかっつうと肝硬変とかの仲間なので気合ではあんまり治らないです

一時期からうつ病は「心の風邪」と言われ、風邪だから放っておけば治るという誤解がはびこっているが、そういう誤解に一石を投じるツイートではなかろうか。

誰にでも起こる可能性のある病気なので、早期発見、早期治療がだいじになってくる。うつ病はけして怠けているわけではないので、焦って自分を追いつめないことが大事である

結局のところ、うつ病の原因は何なのか?

うつ病になる原因は、一つの原因だけではなく、複合的にいろいろな要因が重なってなると考えられている。性格や生活環境のほか、社会情勢や時代の変化などにより、脳が正常に機能しなくなったのも要因ではある

専門家の間では、なりやすい性格にいくつかの共通点が見受けられることが知られており、几帳面でまじめな人や言いたいことが言えない人、道徳観が強く、完璧主義者、潔癖主義者などが挙げられる。

このようなタイプの人は、他の人よりも大きなストレスを心身に受け、ダメージとなっている場合があるので、気を付ける必要がある。

まじめで完璧主義の人は、頑張りすぎてストレスに気づいていない場合が多い。またまじめで責任感が強いのは良いことだが、反面うつ病になりやすいとも言える。

なるべく息抜きや手抜きをして、言いたいことを我慢せずはっきり言ったり、自分自身でコントロールする努力が必要である

うつ病は誰でもかかる可能性がある

うつ病は決してまれな病気ではなく、誰でもかかる可能性があるため、疲れやすく、なんとなくやる気が起こらないといった軽度の症状が出た場合に、早めにカウンセリングを受けることが大事である。

もし重症のままで放っておくと、最悪のばあい上述のとおり命を絶ってしまうこともある。仕事や家庭などのストレスがきっかけとなって発症する場合が多いので、日頃からストレスを解消する方法を見つけておくことが重要と言えるのだ。(執筆者:小野 雄吾)

この記事を書いた人

小野 雄吾 小野 雄吾()»筆者の記事一覧 (23)

1975年8月、東京都出身。Web制作の仕事一筋15年を経て、2015年7月にサラリーマンのお金に関する悩みを解決させるWebメディアを立ち上げる。自分の家庭の家計管理を担当し、投資、貯蓄で多少の成果を出してはいるものの、肝心の給与収入だけはなかなか上げられずに肩身の狭い日々を送る。
<保有資格>:ウェブ解析士
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