今注目集まる「未来食堂」 働けばタダで食べられるし、誰かにご馳走することもできる斬新なシステム

2015年9月にオープンした未来食堂。昭和の雰囲気を漂わせているそのお店は東京・神保町にあります。


≪画像元:http://miraishokudo.com/≫

IBMとクックパッドでエンジニアを務めた女性・小林せかいさんが立ち上げたこの未来食堂。

現代の飲食店には見られない斬新なシステムが取り入れられていることから、今注目を浴びている食堂です

ほかでは見られない「あつらえ」


≪画像元:http://miraishokudo.com/≫

まずは必ず定食(900円)を注文することが条件。その上で「小鉢のあつらえ」を頼むことができます。

「小鉢のあつらえ」は壁に記載されている材料や調味料を見ながら、「この食材を使ってこんな物が食べたいんだけど」とリクエストしてみます

そうするとスタッフの方から、「それでしたら、こういったメニューはいかがでしょうか」と作ることが可能なおかずを提案してもらえるのです。

「あつらえ」ですから通常メニューの物よりは出来上がるまでに時間がかかるかも知れませんが、自分の食べたい物をその場で作ってもらえるのは嬉しいサービスですよね

「あつらえ」は1点に付き400円で、食材は2種類まで選ぶことが可能です。また小鉢以外の「あつらえ」もできるそうなので、その場でスタッフに相談してみるといいでしょう。

「あつらえ」を注文出来るのは18時~となっています。

「まかない」システムで一食ゲット


≪画像元:http://miraishokudo.com/≫

更にこの未来食堂には「まかない」という画期的なシステムがあります。一定の時間お手伝いをすると、一食タダで食べられちゃうというもの。

この一食は自分で食べてもOKですが、来店した誰かに食べてもらう(寄付する)こともできます。未来食堂では「ただめし」と呼ばれているシステムです。

「まかない」を申し込めるのは通常の来店経験がある人のみ

初めて来店するお客様には「割引チケット」が配られるため、そのチケットを提示して申し込む必要があります。対面申し込みで意思確認が取れれば、日程の調整などはオンライン上で行なえます。

・朝枠(8:10~11:40)
 荷物搬入や朝の掃除、ゴミ出し

・昼枠(11:55~12:45)
 ランチタイムの会計、盆の上げ下げ

・昼過ぎ枠(13:00~16:00)
 ランチタイム後の清掃、食器洗い

・夕方枠(18:00~21:30)
 食器洗い、会計

・夜枠(22:10~23:00)
 店内清掃

以上の中から、自分がお手伝いしたい時間帯を選んで申し込みます

衛生上、食品に触る業務はお手伝いの仕事に入っていませんが、保健所主催の細菌検査で陰性が確認できれば、調理などにもチャレンジできるとのこと。お手伝いできる内容もがらりと変わりますよね。

※昼枠、夜枠以外は2時間~のお手伝いになります。
※著しく健康を害している方、衛生的に問題がある方、日本語/英語に不自由のある方などは参加できない場合もあります。

「まかない」にはこんな特典も!

「まかないさん ありがとうの日」があります

 毎月第2土曜日の18時~来店すると500円でお腹いっぱい食べられます。ほかのまかないさんとコミュニケーションが取れるかも知れません。

・まかない「10回目」で家族や友人が利用できる「一食プレゼント券」がもらえます。

・まかない「20回目」では未来食堂を半日もしくは1日無料で利用できます。

未来食堂プチ情報


≪画像元:http://miraishokudo.com/≫

・日替わり定食は「おひつ」から自由にご飯をおかわり出来ます。

・毎日先着1名様は500円で定食を頂けます。しかし「一番乗りですか?」と自ら聞いてきてくれたお客様のみが対象だそうです

・15時はお茶が400円の喫茶タイム。中高生のおひとりさまのみ200円!

・他店では1,000円超の銘柄の日本酒が1合800円。プラス150円で小鉢3品が付く晩酌セットがおすすめです。(15時~)

未来食堂では、こんな取り組みも行なっています

毎月最終火曜日のメニューにある「もしも定食」。この日の売り上げの半分は「JPF」に寄付されています。「JPF」とは国際人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」のこと。

紛争や災害時の緊急・人道支援を行なうNGO組織です。国内の地震などで被災した人の支援はもちろん、イラクやシリア、アフガニスタンなどにも人道的支援を行なっています。

古き良き…それでいて今、新しい食堂


≪画像元:http://miraishokudo.com/≫

「今日はちょっと胃腸の調子が良くないから、お腹に優しい物が食べたい」

「こんな食材を使った、こんな味付けが好き」

それぞれの好み、その日の気分に合わせておかずを用意してもらえる未来食堂。

食材の無駄や、味付けの違いが出ないよう、しっかりとしたレシピで管理されるのが当たり前になっている現代の飲食店

その流れに逆行しているようにも思えますが、未来食堂の「あつらえ」は店にある食材から作るというロス率の下がるシステム

実は未来食堂のやり方も無駄な食材が出ないように考えられたものなのです。

「いつ食べても同じ味」

それも決して悪くありませんが、「自分好みの味」を用意してもらえるメリットは未来食堂ならではのもの。最近ではあまり見られなくなった融通の利くお店、親しみの持てる温かな雰囲気。

あなたも一度この未来食堂をのぞいてみませんか?(執筆者:藤 なつき)

この記事を書いた人

藤 なつき 藤 なつき»筆者の記事一覧 (171)

保険・マネー・健康・医療・福祉・教育・伝統工芸・伝統行事等、幅広い分野の記事を執筆。
お仕事をさせて頂きながら、自分自身もたくさんの発見と新しい知識を身に付けさせてもらっていると感じる毎日。2013年FP2級取得。東京育ち、福岡在住。
【寄稿者にメッセージを送る】

今、あなたにおススメの記事
本サイトの更新情報をfacebook・Twitter・RSSでチェックしましょう