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投資の基本を知ることで、お金を貯める方法に「貯めるスピードをあげる」という選択肢ができる。

投資 投資哲学
投資の基本を知ることで、お金を貯める方法に「貯めるスピードをあげる」という選択肢ができる。

1. 「貯蓄」と「投資、投機」

お金を貯める方法は次のどちらかではないでしょうか。

(1) 自分がはたらいて稼いだお金(労働所得)を貯める。
(2)お金自身に働いてもらい貯めるスピードをあげる。

お金は手元にあればあるほど安心しますし、生きている限り色々なことに活用できますが、死んでしまえば、残された家族や遺族には役立つこともありますが、本人には役に立ちません


「お金を増やす」を目的にしてませんか?

お金を増やすことは、本来は何かに使う為の手段であるはずなのですが、人間の欲は無限大に膨張していき、お金を増やす事が目的と化す場合も多くあり、本末転倒かもしれません。

お金を増やすノウハウ本や、セミナーなどがたくさんありますが、どれだけ本質を捉えているのでしょうか。経済は人間が創り出した仕組で、思わぬ動きをし、なかなか一筋縄ではいきません。特に為替や株価は将来どう動くかは分りません。

「必ず動きが分る」、「絶対に儲かる」などといううまい話など、ないと言っていいと思います

お金を増やす方法

・ 貯蓄
・ 投資
・ 投機
・ ギャンブル

などがありますがどの手段でお金を増やすのかは、自分で判断するしかありません

「貯蓄」で増やす

 
まずは、非課税枠を利用することを考えましょう。

貯金は、金融機関が倒産しても元本保証されるペイオフの範囲なら安心ですが、知らない内に物価上昇で価値が減ることも可能性としてはあります

非課税や優遇措置のある貯蓄・投資

・ 財形住宅貯蓄 … 住宅 

・ 財形年金貯蓄、個人型確定拠出年金 … 老後資金貯蓄 

・ NISA … 投資、貯蓄、贈与

一般の課税対象の貯蓄

・ 定期預金・貯金

・ 普通預金・貯金

・ 仕組預金

などで、5年以内に支出予定のあるものは貯蓄にしておきます。  

「投資」や「投機」で増やす


投資とは

「配当が目的」であり、定期的に収入となるインカムゲインである事。

語源から意味を考えてみる

「投資」= investment や invest 。vest は「チョッキ、衣服」のこと。

・ 権限を授ける。
・ 資本や経営者に地位をさずける。
・ 経営者がちゃんと働いているかチェックする。
・ 経営者へ委託する。

という意味になります。 

投機とは

「値上がり益が目的」であり、キャピタルゲインである事。

語源から意味を考えてみる

投機 = venture や gamble や speculation。

ventureは投機的事業、冒険的事業、投機 思い切ってやる。speculateはあれこれ思索、沈思、推測。(株、土地など)を投機。

「venture」から発展させるとadventureは危険を冒す。大胆に試みる。adventは出現するという意味で、キリストの降臨 神が天から来る。

語源から考えてもわかるように、「投機」は勘や運で将来を予想し、株や為替にお金を動かすことをいいます。この判断基準からは、「宝くじ」も投機の一種といえるかもしれません。

共通点は「お金を増やす」ことが目的

貯蓄と投資は、通常「運用」というお金を増やす行為になりますが、投資と投機の考え方は紙一重の関係にあるみたいです。ことばの意味はどっちでもよく、お金が増えればそれでいい…が本音かもしれません。

2. 投資の基本

どの方法で

・ 貯蓄
・ 株
・ 投資信託

などを決めます。

どれ位のお金を投資するか

自分の年齢や自分をとりまく様々な状況や、これからどの程度の資金をできるか? を考えて投資配分や対象を決めていきます。

アセット・アロケーションとアセット・ロケーション

アセット・アロケーションとは

投資の基本的な考え方の一つで、運用リスクをへらし、効率的なリターンを目指して、投資資金を複数の異なった資産(アセット)に配分(アロケーション)運用することで、株式、債券、定期預金などの比率を決めることをいいます。

アセット・ロケーションとは

「資産の置き場所」を意味し、具体的な口座の種別、即ちどこの口座で運用するか…税制、手数料、利便性を考えて決めます。その他、資産の投資先の国や地域を指す場合もあります。

利回りと目標


人口が増えればそれだけ経済規模は増えますので、世界的には継続して成長していると考えられます。資産運用の投資利益率の目標は最低でも2 ~ 3%レベルと考えましょう。

目標は高い方がいいかもしれませんが投資利益率20%や30%を達成するには、かなり特別な取引をする必要があります。

現在、世界経済は平均3 ~ 4%で成長しています。投資利益1 ~ 1.5%の達成はやさしく2 ~ 2.5%で一般的レベル、GPIFの目標は4%程度ですが、達成はやや厳しいと考えられます。運用成果の8割は最初で決まるとも言われています。

時間を味方にする

ライフプランを考えて長期で資金をつくることが個人投資家には向いているかもしれません。

投資にまわす資金の鉄則

5年以内に使う金は投資しない

・ 6年以上使う予定のないお金は投資を考える

・ リスクを許容できること

ファンダメンタル解析とテクニカル解析

解析法は大きく分けて2種類あります。

ファンダメンタル解析

企業の経営状態をROE、PBRなどの指標で解析し投資するファンダメンタル解析

テクニカル解析

チャートのながれを、日足、週足を参考にして解析し投資するテクニカル解析です。

下図は「日経225連動上場信託」の株価の推移を10年、3年、1年、6か月の期間のチャートで示しています。





≪参照:日経225連動上場信託 SBI証券より≫

短期、長期なりにそれぞれの期間で上下に振れている様子が分ると思います。株の価格にはそれぞれの期間内でも大きな波、小さな波がありますので、上がった部分で取る、下がった部分で場合によっては「空売り」を利用して取ることでそれぞれの期間で利益を出す事ができます。

投資信託「インデックス型」と「アクティブ型」

インデックス型

国内株なら日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が「ベンチマーク(運用指標)」として一般的で手数料も比較的安価なものが多い様です。アクティブの反対という意味で「パッシブ(受動的)型」と呼ばれることもあります。

アクティブ型

プロが銘柄を選び運用しますので、一般に手数料が高くなります。しかし運用成績は必ずしも市場平均より利回りがいいとは限りません

過去の運用実績をみてみますと、手数料を差し引いた実質利回りでアクティブ型がインデックス型を下回ることもしばしばありります

ドルコスト平均法

投資信託で代表的な手法の「ドルコスト平均法」は毎月コツコツと一定額ずつ購入する手法で、価格が高い時は少量を、価格が安い時は多量を買うことで自然に平均購入価格が下がることになります。いわゆる「時間の分散」を活用する手法です。

3. 投資において大事なこと

・投資は自分の身の丈にあった余裕資金で行う事が大切です。

・投資はあくまでも自分で考えて判断することが必要で、運用結果は自己責任になります。

・ファンダメンタル、テクニカルにしても、自分自身で努力して勉強する事、分からないからといって営業マンの言うなりに運用するのは絶対にさけたいものです。 (執筆者:淺井 敏次)

《淺井 敏次》
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執筆者:1級FP技能士 淺井 敏次 淺井 敏次

FP事務所ASAI 代表 身近なよろず相談。お客様の利益最優先で、独立FPの視点での相談をモットーに活動。ライフプラン、リタイアメントプランニング、資産運用、保険、税金、相続、金融商品、社会保険、住宅ローン、その他の悩みを一緒に考え解決、セカンドオピニオンでも利用してください。ご希望にお答えします。京都大学卒、ビール会社の工場・本社勤務後、独立系事務所設立「FP事務所ASAI」代表。 講演経験、投資経験も豊富:「豊の国 かぼす特命大使」大分県知事任命、「一般社団法人大阪あそ歩委員会」ガイド。 <保有資格>:日本FP協会認定CFP® / 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / ビジネス法務エキスパート / 公害防止管理(水質1、大気1) 寄稿者にメッセージを送る

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