早いもので今年も年の瀬。残すところあと2か月となりました。ここに来て日経平均株価は調整傾向。直近の下落要因は、冴えない外部要因に起因します。

欧州債務不安の再燃や、ブレグジット(英国のEUり離脱)のプロセス、また、原油価格が下落したことも嫌気されています。つまり、最近の日米株価の下落要因は国内要因に起因する物ではない。

よって、下落の「質」は決して悪くはありません。このような 「連れ安」時は、中長期での買い仕込みのチャンスとの側面もあります。残りのNISA枠を有効活用し、中長期の投資に活路を見出しましょう。

NISAの基本は長期投資 成長性とバリュエーションで選ぶ

NISAはその性質上、短期投資には向きません

また、「非課税枠」と言うくらいですから、利益が上がらなければNISAの効果を得られません。NISA枠利用における鉄則は、中長期で利益が見込めるものに投資をすることです。

つまり、成長性が見込める銘柄に腰を据えた投資を行うことが鉄則なのです。また、割安な銘柄を見つけ出すこともポイントです。現状、高成長、かつ、割安と言った銘柄はなかなかありません。

成長性ではなく、株価のバリュエーションに重点を起きたい場合は、割安な優待銘柄に投資することもひとつの手です。NISA投資においては成長性とバリュエーションの比率が重要。自身のニーズに合わせて、両者の比重を調整しましょう。

私ならこうする! 国内スタートアップ、新業態のビジネスに注目

個人的には、NISA枠を使うからには、利益を獲得したい。割安な銘柄を仕込み、のんびり優待をもらうよりは、その企業の成長性に掛けた投資をしたい。

よって、個人的な成長性とバリュエーションの比率は8:2程度。これが私のNISA枠投資におけるスタンスです。

つまり、上値を狙った投資です。個人的には、フィンテック、Ai、ドローン、自動運転などの新業態に注目。いわゆる、国内スタートアップですね。

基本的に、日本の新ビジネスは米国の「二番煎じ」。米国で「流行った」ものが日本のマーケットに持ち込まれます。フィンテックやドローンなどはその代表例ですね。

例えば、最近話題になったドローンについても、米国では既に実用化が進んでいます。フィンテックにおけるソーシャルレンディング(個人間の貸し借り)も同様です。米国の新ビジネスを学び、先回りで投資する。これにより、株価の初動を待つことが鉄則です。

分配型投信の甘い話には要注意

個人投資家に大人気の分配型投信。個人的にはNISA利用はおすすめ出来ません。なぜなら、基準価額が上昇しにくいからです

よって、NISA枠利用による非課税の恩恵も受けにくい。もちろん、好況時には基準価額も上がり、分配金も受け取ることが出来ます。実際に、過去にはそのような局面もありました。しかし、その確率は非常に低い。

相当な好況時だけです。証券会社や銀行の営業から勧誘を受けることも多々あるでしょう。その際には、一度立ち止まって考え直すことをおすすめします。上値を狙える投信に切り替えた方が無難でしょう。(執筆者:徳田 陽太)