「亡くなってしまった愛しい人、だけどずっと一緒にいたい」

と願うのは、ごく自然なことです。

現在はこの気持ちに寄り添うさまざまなサービスが出ています。それについて見ていきましょう。

遺骨から作るアクセサリー


≪画像元:https://www.miraisoso.jp/products/karort.html≫

「遺骨から作るアクセサリー」は、現在は供養の一つの選択肢としてよく取り上げられています

遺骨の成分で合成ダイヤモンドを作ったり、アクセサリーのなかに遺骨を閉じ込めたり…といった方法がよく使われます。

この「遺骨から作るアクセサリー」のもっとも大きな特徴は、それが「日常で使えるデザイン性を兼ね備えている」という点です。

ダイヤモンドにしろ内蔵式にしろ、いずれもデザインとして極めて優れており、一般的なアクセサリーとして使えます。

結婚指輪と同じように毎日身に着けていられるということで、非常に人気があります。また、選択肢も豊富です。

遺骨で食器をつくるという発想


≪画像元:http://news.aol.jp/2016/11/13/nourish/≫

アクセサリー以外にも、「遺骨を使って食器を作る」という発想も生まれています。

これはアメリカのアーティストが立ち上げたもので、遺骨を利用して皿やカップなどを作っていくというものです。

現在は日本では同種のサービスは見受けられません。もともとこの「遺骨で食器をつくる」というサービス自体が2015年からスタートしたものであり、非常に新しい試みであることもその理由でしょう。

ただこれから先、このようなサービスが日本にも輸入される可能性はあります

自分自身の死生観や供養の仕方に向き合って

このようなサービス、特に「遺骨で食器を作る」というサービスについては賛否両論があるでしょう

「不謹慎だ」と考える人もいますし、「故人が成仏できない」、「故人にとらわれる」として反対する人がいるのも当たり前のことです。

ただ、「生前同様一緒にいたい」、「常に傍にいると伝えたい」、「手の届かない『お墓の下』にいれたくない」と考える人がいるからこそ、このようなサービスができてきたというのも事実です。

死生観や弔い方は、人それぞれで違います。それには「正しい」も「正しくない」もありません。

「愛しい人と離れたくないから、その人の遺骨を日常的に使う、傍におく」という考えも正しければ、「愛しい人だからこそ、亡くなった後もすべてのお骨を一緒の骨壺にいれてあげておきたい。骨の一部をとったらかわいそうだから」という考えも正しいのです。

大切なのは、自分自身の死生観と供養の仕方に向き合うことです。そのこと自体が、一つの弔いになります。

ただ、この種のサービスを受ける際には、残されたほかの家族にも理解を求めた方がよいでしょう。(執筆者:鍋谷 萌子)

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