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「不動産投資のリスク対策」は歴史に基づく相場観を持つこと。

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「不動産投資のリスク対策」は歴史に基づく相場観を持つこと。

皆さんは不動産投資について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。

投資という観点で言えば、

利益を得ることを目的に不動産を購入し、時間 (運用期間) 軸と出口(売却)戦略を考えて運用すること

と言えます。

客観性や再現性のある歴史に基づく相場観を持つ


不動産でお金を増やすことは、ご自身の資産を増やすための一手段であり、メリットとデメリットを十分に考慮に入れたリスク管理が重要となります。

「株は変動が大きくて怖いが、不動産投資ではリーマンショックなどがあっても、安定した家賃収入が得られるから安心」

という方がいますが、その時の不動産価格は大幅に下落しており、インフレヘッジ機能を持つリスク商品としてはほぼ同じです。

その意味では、株も不動産も時間軸と出口戦略によるトータル利益で判断する必要がありますが、ここで重要となるのが相場観です。

誰も将来的なことはわかりませんが…

リスク商品の価格がその時の需給によって決まっている以上、自分の感覚や他人の意見だけに頼るのは危険であり、客観性や再現性のある歴史に基づく相場観を持つことが必須と言えます。

最新の知識やスキルも大事ですが、歴史を知っていれば、バブルの規模や破裂するタイミング、株価や不動産価格はその時どう動くのか、など多くのことがわかり、リスク対策に繋がります

例えば、歴史的にマクロ的なバブルが崩壊する水準は世界的にもほぼ一致しており、その国の総融資残高が名目GDPの1.5~1.6倍程度が危険水準です。

日本は現時点でも1.1倍程度であり、今後のGDP成長が見込まれる中では、バブルには程遠い状況と言えます。


「歴史は繰り返す」を前提に、将来を見据えた不動産投資

不動産投資は、株に比べて

・ 流動性が低い
・ 近い将来予想されている大地震
・ 長らく続いている低金利
・ 金利上昇リスクが高まる

などを勘案すると、目の前で生じたリスクに素早く対応できるという点からは、株よりも不動産投資のリスクは高いと言えます。

時間軸と出口戦略によるトータル利益の増加を狙った不動産投資

短期志向

「不動産の本質的価値の見極め」と「不動産融資の動向」をより注視します。

中長期志向

建物や環境の良好な維持管理に努め、その結果として安定した家賃という果実を享受していくことになります。

いずれにしても、「歴史は繰り返す」ことを前提に、将来を見据えた不動産投資を考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:青沼 英明)

《青沼 英明》
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青沼 英明

青沼 英明

ハッピーライフ・未来ラボ 代表 新日本証券(現・みずほ証券)での個人営業、法人営業、証券アナリストを経て、ソシエテジェネラル証券、東京三菱証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)で証券アナリスト業務に従事。2012年3月より、中長期的な資産運用・財産管理コンサルティング・サービスのほか、生命保険代理店、証券仲介業、不動産・老人ホーム紹介業等を兼業。 <保有資格>:CFP®(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)、日本証券アナリスト協会検定会員、トータル・ライフコンサルタント(生保協会認定FP) 、宅地建物取引士、第一種証券外務員資格 寄稿者にメッセージを送る

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