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女性の乳ガンが増加傾向 治療についてどんなものがあるの?

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女性の乳ガンが増加傾向 治療についてどんなものがあるの?

乳ガンが一番かかりやすいガン


女性のシンボルともいうべきものは、言うまでもなく乳房です。その乳房がガンになりやすいことを知っていますか?


厚生労働省「平成23年患者調査」によりますと下記のように女性が一番かかりやすいガンは、断トツで乳ガンとなっています。女性のガン全体の3割近くを占めています。

1位 乳ガン  27.6% 
2位 結腸ガン 10.8%
3位 胃ガン   9.1%
4位 子宮ガン 7.9%
5位 肺ガン 7.2%

今では日本人女性が年間に約6万人が新たに乳ガンと診断され、1万3千人近い方が亡くなっています。

乳ガンにかかる方は40代で急増しますが、最近では20代や30代の若い世代にも多く見られるので若い方は特に注意したいものです。

乳房の仕組みとその症状を確認


乳房の仕組みを見ていきたいと思います。


乳頭から放射状に乳房全体にわたって乳腺というものがひろがっております。その周りを皮下脂肪が包んでいます。

乳腺は乳管や小葉という2つのもので構成されており、乳ガンの多くがこの部分で発生します。

ガンは主に乳腺内の乳管や小葉に発生します。

乳管や小葉にガン細胞がとどまっているものを「非浸潤ガン」といい、乳管や小葉を包む基底膜を破ってガン細胞が外に出ているものを「浸潤ガン」といいます。

乳ガンの症状は乳房内に硬いしこりができて、ある程度大きさになれば外から触ってもわかるようになります。

しこりを押しても特に痛みはありません。また乳輪のただれや乳首からの出血、乳房のへこみなどの症状で乳ガンが見つかることもありますので注意して下さい。

治療についてどんなものがあるの?


乳ガンは「見つかりやすく治りやすいガン」と言われています。基本はガン細胞の切除となります。


そして手術後は、数年かけて再発予防のいくつかのガン専門治療と検査が必要になります。

手術について

ガン細胞を切除して取り除きます。できるかぎり乳房を残すという温存手術もあります。

放射線治療について

温存手術後の乳房内に残っているかもしれない微小なガン細胞を死滅させるために放射線を照射します。ガンの再発を防ぎます。

抗ガン剤治療について

抗ガン剤を使ってガン細胞を攻撃します。病巣が起きい場合は、抗ガン剤で病巣を小さくしてから切除手術をすることもあります。

ホルモン治療について

飲み薬や注射で女性ホルモンの分泌を抑制して、ガン細胞の発生や増殖を抑えます。手術後数年単位で継続治療します。

検診は必ず受けて

乳ガンは、病巣が小さくリンパ節に転移する前に発見をすれば十分に治る病気です。

一般にガン細胞が直系1センチのしこりになるまでには8年から10年かかると言われています。しかし1センチから2センチになるまでは2年とかかりません。

また増殖のスピードが早いタイプもあります。そのためにも可能であるならば1年に1度少なくとも2年に1度の検診をしたいものです。

医療保険やガン保険でいざという時に備えを


医療保険やガン保険では、ガンで入院した際の入院保険金、手術の種類に応じての手術保険金、ガン治療での通院保険金、放射線治療保険金、ガンと診断された場合の診断給付金などがあります。


そして注意したいのは、上皮内ガンの場合です。保険会社により、上皮内ガンが対象の場合と対象ではありますが給付金が制限される場合、全く対象外となることもありますので加入の際にはご注意下さい。(執筆者:和田 修三)

《和田 修三》
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和田 修三

和田 修三

大学卒業後、大手損害保険会社に入社し、10年以上の間、代理店管理など営業の第一線に携わる。その後、独立し、保険代理店を経営。現在は個人・法人問わず生保・損保の総合コンサルティングをしている。 <保有資格>日本代協認定保険代理士、損害保険トータルプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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