ふと気になって、連続増配を続けている企業を調べてみたところ、日常に慣れ親しみすぎて投資対象とも考えなかった企業が、好業績かつ連続増配を行っていると知りました。

今回はその中から3社をご紹介します。

1. 27年連続増配をしている「花王」(4452)


≪画像元:花王HP

・ 株価:6,848円(6/15終値)
・ 売買単位:100株
・ 必要投資金額:68万4,800円
・ 年間配当:108円(2017年12月期予想)
・ 予想配当利回り:1.57%
・ 株主優待:なし

当たり前に使ってます

アタックやマジックリンといった衣料用・住居用洗剤、ソフィーナ・ビオレなどの化粧品・ケア用品など、花王製品であると意識せずに購入されている方も多いのではないかと思います。

我が家では子どものおむつにメリーズを使っていますが、花王製品だと全く把握していませんでした。

営業利益も4年連続で過去最高を更新

あまりに自然に私たちの生活の中に溶け込んでいる花王ですが、実は27年連続で増配を行っています。

為替の影響を受けて売上高は前期を下回ってはいるものの、営業利益は4年連続で過去最高を更新しています。2017年12月期も増配予定で、連続記録更新の見込みです。

今年の6月7日には7,178円の上場来高値を付けており、好業績・連続増配・株価上昇というサイクルの好例となっています。

2. 2011年の上場後、継続して増配中の「カルビー」(2229)


≪画像元:カルビーHP

・ 株価:4,510円(6/15終値)
・ 売買単位:100株
・ 必要投資金額:45万1,000円
・ 年間配当:46円(2018年3月期予想)
・ 予想配当利回り:1.01%
・ 株主優待:なし

当たり前に食べてます

誰もが食べたことのあるポテトチップスやかっぱえびせん、じゃがりこなどのスナック菓子のほか、この数年はシリアルのフルグラが人気です。

休日の朝食として我が家でも登場しています。

じゃがいも不作にも負けてません

2011年の上場後、毎年売上と利益を伸ばし、連続増配の更新中です。

天候不良によるじゃがいも不作の影響を受け、一部商品が販売中止となり業績へ悪影響を及ぼすという事態となりましたが、6月より順次販売が再開されることになりました。

不作による業績への影響は長い目でみれば一時的と言えそうです。継続的な成長と高収益体質を目指し、海外事業の拡大に力を注いでいます。

2013年10月に1対4の株式分割を行っており、分割前の9月25日には株価は1万1,780円という上場来高値を付けていました。

分割で株価調整された後も株価は上昇を続け、2015年4月には5,700円まで上昇しました。

3. 増配記録を11年更新中の「カカクコム」(2371)


≪画像元:カカクコムHP

・ 株価:1,562円(6/15終値)
・ 売買単位:100株
・ 必要投資金額:15万6,200円
・ 年間配当:28円(2017年3月期)
※2018年3月期の予想配当は未定だが増配方針は継続
・ 配当利回り:1.79%(2017年3月期配当で計算)
・ 株主優待:あり

知らずに愛用

カカクコムと言えば、価格.comを運営している会社です。今回調査するまで私も知らなかったのですが、食べログも運営しています。私は外食をするときに大変お世話になっております。

中間配当も開始

2017年3月期で11年連続増配となり、今まで期末配当のみだったところ中間配当も開始しました。

直近の5年間の業績を見ると、以前20%以上あった売上の伸び率は鈍化しているものの、依然として10%近い伸び率を維持しています。

「価格.com」と「食べログ」の2本の強靭な柱

1997年の創業当時からスタートした価格.com、2005年にスタートした食べログの2サイトが売上の約9割を支えるサイトに成長しました。

新たな成長の柱を育てる

他の新興メディアや海外事業の拡大にも力を入れています。

主力サイトに成長するまでには時間がかかると予想されるものの、今後も増配方針を取っており投資対象として魅力は高いと言えそうです。

まとめ

特に深く考えもせず利用している企業が、このように業績を伸ばして増配をしているなど思いもよりませんでした。

数年程度の連続増配であれば、いつまた減配になるかと不安もありますが、好業績かつ10年近い増配を行っている企業であれば、配当と株価上昇に期待をした長期投資が行えそうですね。(執筆者:高橋 珠実)