上場来高値を更新している有名企業

ジャスダックやマザーズなどの上場間もない企業が上場来高値を更新したというのはそれほど驚きませんが、上場してから何十年も経っている東証1部上場企業が上場来高値を更新したとなると、どれほどの優良企業なのかと驚きます

全体的に株価が上がっている時期ですので、決して珍しくはないのかもしれません。今回は上場来高値を更新した企業の中でも業績を伸ばしている3社をご紹介します。

上場来高値を更新する意味

上場来高値を更新するということは、いったい何を意味しているのでしょうか。今までその企業の株を購入した人が誰も損をしていない状態といえます。

売却を考える人も出てきますが、この後一体どこまで上がるのかという期待に満ちた状態とも言えます。高値であることが分かっていても、今後の上昇への期待がまだまだあるため買う人も現れます。

売り手も買い手も動向を注視する、注目度の高い状態にあるといえます。

ダイキン工業(6367)


・ 株価 1万1,820円(7/14終値)
・ 売買単位 100株
・ 必要投資金額 118万2,000円
・ 上場年月 1949年5月
・ 上場来高値更新日 7月14日(1万1,865円)

ダイキンと言えば、「うるさら7」のテレビCMは誰もが目にされていると思います。エアコンで世界首位の企業で、特に空調事業は国内外で販売が伸びており、連続最高益を更新している優良企業です。

中国の経済成長の減速の影響を受ける企業もある中、中国国内で拡大を続けています

株価も高値を更新するのも納得の業績です。2014年には50円だった配当は、毎年増配を続けて2017年3月期は130円となりまいした。

ヤマハ(7951)


≪画像元:ヤマハ株式会社HP

・ 株価:4,065円(7/14終値)
・ 売買単位:100株
・ 必要投資金額:40万6,500円
・ 上場年月:1949年5月
・ 上場来高値更新日:7月14日(4,065円)

楽器販売や教室などで知名度の高いヤマハも、上場来高値を更新しました。電子ピアノでは世界首位にあり、業務用の音響機器も伸びています。

買収も積極的に行って成長を続けています。2017年3月期は、前期より売上は減ったものの、コストダウン等で5期連続増益を達成しました。2018年3月期は過去最高益を予想し、まだ成長に期待できそうです。

配当も2014年から連続増配、2018年も増配予想で、56円となる見通しです。

マンダム(4917)


≪画像元:株式会社マンダムHP

・ 株価:6,260円(7/14終値)
・ 売買単位:100株
・ 必要投資金額:62万6,000円
・ 上場年月日:1988年11月
・ 上場来高値更新日:7月14日(6,280円)

ギャツビー・ルシードなどのブランドで、「男性用化粧品」という分野を定着・拡大させた印象があります。2017年3月期は売上・営業利益・経常利益で7年連続最高を更新しました。

マンダムの事業分野の中では比率の低い、女性向け分野も拡大しつつあり、特にコスメティック事業は3年の平均成長率は15%以上です。株主還元にも力を入れており5期連続増配、2017年3月期は96円の配当となりました。

高値を更新できる株は勢いがある

証券会社に勤めていた頃、上司が言っていました。高値を更新できる株は勢いがあり、その流れに乗るというのです。

もちろんその時が高値で後から下落するという可能性もありますし、短期投資か長期投資かで投資すべきかどうかも変わってきます。

年初来高値ではなく、上場来高値という長いスパンでの高値更新企業に目を向けてみることで、長期投資に向く会社を見つけられるかもしれません。(執筆者:高橋 珠実)