アメリカの「クリスマス商戦」と株価の関係 投資チャンスは「噂で買って、事実で売る」の格言通り

そろそろ、街中もイルミネーションが始まるころでしょうか。

2017年も残りわずか2か月で終わり、年明けからは、また新たな1年がスタートします。

そんな秋冬シーズンですが、10月末から12月までは、小売業者は書入れ時です。

世界中の子供たちが、サンタクロースにプレゼントをお願いします。恋人や夫婦でプレゼントを贈りあいます。

小売業者にとっては、一年間で最も売り上げが期待できる時期ですね。

実は、クリスマス商戦が成功するか否かは、株価とかなり関係があります

その理由は、人間の心理が消費行動に深く関係しているからです。

資産効果

日本人は、一部の富裕層しか投資を行っていないかもしれません。

しかし世界的には、投資は、誰もが当たり前のように行っているものです。特に、投資大国のアメリカでは、自分の資産のわずか15%程度しか、預貯金は持っていません。

株式や債券、投資信託によって、世界中に分散投資を行っているのです。そこで、資産効果という言葉を紹介します。

資産効果とは

資産効果とは、資産価格の上昇によって、人々の消費行動が活発になる効果です。

投資を行っていれば、株価が上がることにより、自分の持っている資産価値が上昇します。

私たちは「投資で儲かったお金なら、何か買い物をしよう」と思うわけです。

このことを、行動経済学では、ハウスマネー効果とよびます。

私たちは「一生懸命働いて稼いだお金よりも、資産運用で儲かったお金の方が価値が低い」と思ってしまう傾向があります

そのため、世界的に株価が上昇している時は、消費者の財布のヒモが緩みやすくなります

株価上昇時のクリスマス商戦は、大きく盛り上がる可能性が高いのです。

クリスマス商戦を象徴する2つのキーワード

アメリカでは、11月の第4木曜日が感謝祭(Thanksgiving Day)で祝日となっています。

多くの友人たちを招いて、七面鳥を囲んでのパーティーが行われます。そこで、クリスマス商戦に関連する2つのキーワードを紹介します。

ブラックフライデー

感謝祭の翌日である第4金曜日に、感謝祭プレゼントの在庫一掃セールが行われます。

買い物客が殺到し、小売店が繁盛して、1年で最も売り上げがあがり黒字になります。

そのため、「黒字の金曜日 = ブラックフライデー」と呼ばれています。

サイバーマンデー

実店舗ではブラックフライデーがにぎわいますが、最近では、買い物をインターネットでするという方も多いです。

オンライン店舗では、感謝祭の休暇明け、月曜日に売り上げが急増することから、サイバーマンデーと呼ばれています。

そして、もう1つ注目したのは、アメリカ人の買い物の仕方です。

ショッピングで使うクレジットカード

最近では日本でも、クレジットカードで支払いをするという人は多いと思います。

アメリカでは、現金の支払いよりも、圧倒的にクレジットカードでの買い物が多いです。

Creditとは、信用という意味です。私も社会人になり、初めてクレジットカードを持った時、大人になったなと実感をしたものです。

クレジットカードの魅力は、何といってもポイントが付くということです。

マイルがたまるカードもあり、すぐにマイルで海外旅行に行けてしまうのもいいですね。

手元に現金がなくても、あなたの信用に基づいて、後払いで買い物ができるというのも便利な点です。

うわさで買って、事実で売れ~Buy the Rumor, sell the fact.~

今まで見てきた通り、オンラインショップの代表的な会社であるAmazon、代表的なカード会社のVisaやMasterは、クリスマス商戦 & サイバーマンデー関連銘柄です。

クリスマス商戦の時、実店舗のブラックフライデー時にクレジットカードを利用します。

そして、オンラインショッピングのサイバーマンデー時にもクレジットカードを利用します。

カード会社は儲かりますね。しかし、株式投資とは、未来を買うものです。

多くの人が注目した時には、既に株価は上がっていることが多いのも事実です。

そこで、投資の格言を紹介します。「うわさで買って、事実で売れ~Buy the rumor, sell the fact.~

多くの人が注目していない時にこっそり買って、注目されだして株価が上がってきたらこっそり売り抜けることが重要です。

投資チャンスは、あなたの身近に転がっている

資産運用をしていると、毎日のニュースに敏感になります。当然ですが、株価や為替、経済ニュースなどにも詳しくなります。

世の中の動きが少しずつ見えてくるのです。普通の人では気付かない情報が、あなたの身の回りにはたくさん転がっているのです。

成功のカギは、あなたの身近にあるちょっとした変化に気が付くかどうかです。

ぜひ、普段から、少しアンテナを高くして、日常生活のちょっとした変化に目を向ける習慣を身に付けましょう。(執筆者:渡邊 一慶)

この記事を書いた人

渡邊 一慶 渡邊 一慶»筆者の記事一覧 (11) http://manege.net/

株式会社マネージュ 代表取締役社長
1983年生まれ 関西外国語大学卒業。三菱UFJ証券に入社。同期でトップの成績を残し、シティバンク銀行へ転職。富裕層顧客のコンサルティングを行う。アジアパシフィックで表彰を受ける。その後、プライベートバンク世界最大手のUBS銀行へ転職。預かり資産2億円以上の富裕層顧客を担当。2016年に株式会社マネージュを創業し、代表取締役社長に就任。日本の金融教育を変えるという思いで、マネー教育専門のファイナンシャル・プランニング業務を行っている。
<保有資格>:AFP、証券外務員一種、生命保険募集人資格
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