株主優待の新設(2017年10月発表) 最低購入金額12万ちょっとで「配当+優待利回り=約4%」など、筆者おススメの4社を紹介。

今年も新設が続々

業が株主数を増やしたい、個人株主の安定的な獲得を狙っている、というときに実施されることが多い株主優待ですが、2017年10月にも複数の会社で新たに株主優待が新設されました。

今回は、2017年10月に新設された株主優待のなかから4社をご紹介します。

下記の株価他データは、11/6(月)終値時点でのYahoo!ファイナンスより引用しております。

1. 優待復活


「サンヨーハウジング名古屋(8904)」が2017年10月10日に株主優待の新設を発表しました。

こちらは東海圏地盤の戸建住宅をメインとする建設業の会社です。地盤とする名古屋圏では戸建て住宅・マンションとも需要が高く、業績も堅調に推移しているようです。

新設される株主優待は、クオカード1,000円分で、100株以上保有の株主に対し進呈されます。

配当が高く、配当利回りだけでも3%以上になるのですが、さらにクオカード1,000円分を加えた配当+優待利回りを算出すると、およそ4%となり、昨今の株高のなかでは、高利回りの銘柄といえるでしょう。

ただし、サンヨーハウジング名古屋は、2011年に一度株主優待を廃止したことがあり、今回は株主優待「復活」ともいえるのですが、今後も継続されるのかは気になるところです。

・ 株価 1,211円
・ 最低購入金額 12万1,100円(100株)
・ PER 13.10
・ PBR 0.74     
・ 権利確定月 8月末
・ 配当 38.00円/年
・ 配当利回り 3.14%

株主優待

クオカード

100株以上 1,000円分

2. 今年に限り優待利回り10%超

「ファーストブラザーズ(3454)」が2017年10月6日付で株主優待の新設を発表しました。

こちらは不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用が柱の企業で、首都圏の商業施設やオフィスビルを中心に投資運用を行っています。

2017年11月期の業績予想は売上高が前年比20%以上増、営業利益・経常利益・当期利益が微増となっております。

新設される株主優待品はクオカード1,000円分で、100株以上保有の株主に対し進呈されます。

長期優待制度

1年未満だと、クオカード1,000円分の場合は、配当+優待利回りは2%前半に留まります。

しかし長期優待制度により、100株以上を1年以上保有した場合はクオカード2,000円に金額がアップしますので、その配当+優待利回りも3%以上となります。

2017年11月期限りの株主優待


≪画像元:「Ristorante incantina」「Salotto CANTICO」≫

100株以上保有の株主に対し、東京ガーデンテラス紀尾井町にあるイタリアンレストラン「Salotto CANTICO」と「Ristorante incantina」で利用できる食事券も進呈されます。

通常の食事でランチ5,000円~、ディナー1万円~という高級イタリアンで、特別なランチまたはディナーもすてきですね!

・ 株価 1,103円
・ 最低購入金額 11万300円(100株)
・ PER 6.45
・ PBR 1.45     
・ 権利確定月 11月末
・ 配当 15.00円/年
・ 配当利回り 1.36%

株主優待

自社オリジナルクオカード

・ 100株以上(1年未満)1,000円分

・ 100株以上(1年以上)2,000円分

・ 200株以上(1年以上)4,000円分

2017年11月末1回限り(100株以上)

・ 「Salotto CANTICO」で利用できる食事券1枚(ランチ5,000円もしくはディナー1万円分)

・ 「Ristorante incantina」で利用できる食事券4,000円(2,000円分×2枚)      
       

3. 全国展開するホテルチェーン

「グリーンズ(6547)」が2017年10月13日付で株主優待の新設を発表しました。こちらの企業は

「グリーンホテル」
「コンフォートホテル」

などのホテル事業を運営しており、「グリーンホテル」は三重県・愛知県を中心に、「コンフォートホテル」は北海道から沖縄県までほぼ全国に展開しております。

新設される株主優待は自社運営ホテル・レストラン・宴会場で利用できる優待券を保有株数に応じていただくことができ、配当+優待利回りは2%台後半です。

2018年春、東京ディズニーリゾート近隣に新たなホテル「コンフォートスイーツ」を開業予定で、ディズニー需要をどこまで取り込めるのか楽しみですね。


≪画像元:コンフォートホテル

・ 株価 1,480円
・ 最低購入金額 14万8,000円(100株)
・ PER 15.00
・ PBR 2.18
・ 権利確定月 12月末
・ 配当 20.00円/年
・ 配当利回り 1.35%

株主優待

自社が運営するホテル・レストラン・宴会場で利用可能な金券(1,000円券)

・ 100株以上 2,000円分

・ 200株以上 3,000円分

・ 500株以上 8,000円分

・ 1,000株以上 1万円分

・ 10,000株以上 2万円分

*1回につき4,000円までの利用制限あり

4. 謎のベールに包まれた優待

10月の株主優待新設のリリースで一番気になったのがこちら「ディーエムソリューションズ(6549)」で、2017年10月16日付で株主優待の新設が発表されました。

こちらはDMや小型荷物の発送代行を行う企業で、顧客獲得の拡大を続けると同時に発送拠点の整備を行っており、利益は順調に上げていますが、設備投資への留保優先のため無配です。

新設される株主優待品は、自社で運営するマヌカハニー通販サイト「Bee Me」で取り扱う「マヌカハニーUMF10+」1瓶(4~5,000円相当)です。

200株以上を1年以上保有する株主に対し進呈されます。

優待適用初年となる2018年3月期に限り、継続保有の条件はありません。

マヌカハニーとは

ニュージーランドにしか自生していない「マヌカ」という野生の木から採取される100%天然のはちみつで、様々な細菌に対する殺菌作用や整腸作用が報告されており、豊富な栄養素が含まれるため健康や美容に関心が高い世界中の人々に愛用されています。
引用:ディーエムソリューションズ株式会社 株主優待制度の導入に関するお知らせ

とくに、胃がんの原因として知られているピロリ菌にも効果があるという報告もされているようです。

私は今回初めて「マヌカハニー」というものを耳にしましたが、今後トレンドにあがっていくのでしょうか。

200株保有ということで2017年11月現在では50万円近い資金が必要、かつ1年以上保有(2019年3月期以降)という、なかなかハードルが高い優待品ですが、優待利回り関係なく気になった商品でした。

・ 株価 2,447円
・ 最低購入金額 24万4,700円(100株)
・ PER 32.30
・ PBR 4.68     
・ 権利確定月 3月末
・ 配当 0.00円/年
・ 配当利回り 0.00%

株主優待


≪画像元:ディーエムソリューションズ株式会社(pdf)≫

200株以上1年以上保有 「マヌカハニーUMF10+」1瓶(4~5,000円相当) 

ただし2018年3月期に限り、継続保有要件はありません

マヌカハニーは希少性の高い商品のため、上記予定商品とは異なる同等額相当マヌカハニーとなる可能性あります。

今後も期待

この中で今後話題となっていく株主優待は出てくるのでしょうか。

個人的に気になるのはやはりディーエムソリューションズ(6549)の「マヌカハニー」ですが、利用できる方であればファーストブラザーズ(3454)の食事券で高級ディナーも魅力的です。

株価その他の情報は変更される可能性があります。ご確認のうえ、投資は自己責任でお願いします。(執筆者:吉井 裕子)

この記事を書いた人

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東京近郊在住の兼業主婦で小学生の息子がおります。スターバックスの優待欲しさに2009年頃から株式投資を始めて以来、株主優待の魅力にはまり、現在までに取得したことのある銘柄は50種類以上です。カリスマ優待投資家様には及びませんが、株主優待の楽しさをお伝えできれば良いなと思います。
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