ボールペンやはさみ…たしかここに置いたと思ったんだけど見当たらない。
職場の同僚や上司と意見が合わず、仕事がなかなか前に進まない。

こんな「スムーズな動きを妨げる、小さなハプニング」をしょっちゅう経験しているという方、多いのではないでしょうか?
人は「何かの行動を達成しようとして、それがスムーズに進まない時」、イライラします。
そんな小さなイライラが、あなたの「貯金力」を奪っているのだとしたら…?
目次
イライラ・疲れは「浪費」のもと
「今必要な文房具が見つからない、困ったな。しょうがない、買ってこよう」
「あぁ、今日は予定が思い通りに進まなくて本当に疲れた。夕飯はお惣菜かお弁当にしよう」
本当に時々であれば良いのですが、このような経験がしょっちゅうあるという方は、もしかするとかなりの「浪費」をしてしまっているのかもしれません。
気持ちや時間にゆとりがない時、「やらなければいけない事」を今の時代は「お金で買う」事ができます。
いろんなものが便利になり、核家族が増え、一人が多くの事を抱えられるようになりました。
しかし仕事や家事育児、時間や情報に追われる毎日で、現代の人は「追われることに慣れ過ぎてしまっている」のではないでしょうか。
「自分ができない事をお金で買う」という行動は、本来とても前向きで素晴らしく効率的な事です。
しかし、「気持ちがイライラして、それを発散するためにお金を使う」、「本当に必要ではないのにお金で解決する」というのは、「貯金したい」と考える人にとってあまり良い事ではありません。
ストレスを発散するために「ドカ食い」をする、お金を使って買い物をしたくなる。
そんな「浪費」が、「ため体質」への変化を妨げる最大の要因なんです。
あなたはせっかち? 穏やか?
人は年齢とともに穏やかになっていく傾向がありますが、もちろんそうでない人もいます。
あなたは普段から、イライラを感じやすい方ですか?
もともとの性格や環境にもよりますが、本来、あなたはもっとイライラすることなく生活ができる可能性がある人かも。
イライラの少ない生活って、本当に気持ちにゆとりが生まれるんです。
本当に大切な事だけにお金をかけることができるので、驚くほど出費が減るんですよ。
まずは「断捨離」をして、ゆとりを生む
家の中の不用品はもちろん、ムダな時間や情報の「断捨離」をして、もっと自分のために使える時間を増やすことが重要です。
・ うわさ話や他人の話は、自分の心に波風を立てるもと。そのような会話からは、できるだけ距離を置く
・ スマホでSNSなどをチェックする時間をあらかじめ決めておく。「ダラダラSNS閲覧」を断捨離
などなど、毎日の生活を見直すと、自分にゆとりを生む方法がいくつか出てきます。
「何をどのようにやめるか」を考えることは、とても難しいこと。
増やすのは簡単ですが、減らすのはとても大変な作業なんです。
しかし、自分に不要な「モノ・コト」の断捨離を達成することができれば、効率的な考え方がしっかりと身に付きます。
一度考え方が身に付けば、さまざまな面で応用可能。
どんどん人生が変わっていきますよ。
どうしてもイライラしてしまう時は

どうしてもささいなことでイライラしてしまう場合、何よりもおすすめなのは「しっかりと寝ること」。
人は睡眠をしっかりとることで、体を休めて回復させ、リフレッシュします。
しかし毎日の睡眠時間が短いと、心と体の疲れがとれず、ストレスにも打ち勝つことができずにすべてにおいてゆとりが無くなります。
小さな事でもすぐにイライラしてしまうのは、疲れて心と体にゆとりがないせいかもしれません。
できれば一週間ほど、「寝すぎかな?」と思うほどたっぷり寝る生活をおすすめします。
睡眠時間が短くても大丈夫という人も多いけれど、睡眠時間をたっぷりとる生活を一週間でも続けることができれば、気持ちのゆとりの違いを感じることができます。
「仕事や家庭が忙しくて、ゆっくり寝る時間なんてない!」そんな方こそ、時間やお金を使って自分のための時間を確保してほしいもの。
まずは自分の睡眠を確保するために「自分への投資」として、思い切ってマッサージやホテルでの宿泊など、ゆっくりできる時間にお金をかけてみることも大切です。
まずは気持ちにゆとりを持ち、「浪費」を把握して減らしましょう
気持ちにゆとりのない日々は、「本当に必要な出費」と「本来は不要な出費」をうまく見分けることができません。
貯金がうまくできない人の場合、支出の内訳をしっかりと把握していない場合もあります。
まずは一か月の支出の内訳をしっかりと把握し、自分にとって「本来は不要な浪費」を見つけ出すこと。
そして、不要な浪費を減らすために、自分自身が何をストレスに感じているのか、何に対してイライラしているのかを考えることから始めてみましょう。
自分自身を見つめ直すことができれば、自然と「貯金体質」に変わっていくことができますよ。(執筆者:河野 友里)