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株価下落はチャンスなのか? 「下がっていても買ってはいけない地雷銘柄」3つの特徴

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株価下落はチャンスなのか? 「下がっていても買ってはいけない地雷銘柄」3つの特徴

株価の下落はチャンス?

急な下落はチャンスになるか?

株を買おうかなと

思っている方も多いかと思います。

しかし当然ながら、下がっているからといって買うと失敗する場合もあります

私の考える、「株価が下がっていても買ってはいけない株」の特徴をまとめてみました。

1. 下降トレンドの株

上昇トレンド・下降トレンドとは、チャート分析で使われる手法の一つです。

高値と高値、安値と安値をつないだ線を引き、右肩上がりか右肩下がりかで大きな流れを掴む方法です。

移動平均線が上向きか下向きかで判断できます。

上昇トレンドの株が下がったタイミングは買いチャンスと考えられますが、下降トレンドの株が下がったタイミングでは買ってはいけません

トレンドを見るなら、数年単位

下降トレンドの株は、今まで買った人がみんな損をしている状況です。

少しでも上がれば手放してしまいたいという人が多く、なかなか上昇に転じられないという事態になります。

トレンドを見る場合には直近数か月の流れだけでなく、数年単位の月足チャートも確認しておきましょう。

期間が短ければ短いほど、一時的な動きに惑わされてしまいます。

大きな流れを掴むには、ある程度期間の長いチャートでトレンドを確認することが必要です。

2. 業績の伸びが見られない銘柄

誰でも業績の良い銘柄を買いたいと思います。

ただし「業績が良い」というのは「黒字」ということではなく、

「前期よりも業績が伸びている」

ことです。

毎年黒字で大きな利益を上げているとしても、前期よりも業績の伸びが見られない会社は買ってはいけません

業績が伸びていなければ、今後の成長性が低いと判断され、投資対象として評価されにくいのです。

前期との比較が大切

利益より業績をチェック

赤字の企業でも、赤字幅が前期より大きく縮小しているなど、前期と比較して伸びがみられる場合は買いと判断され、株価が上昇することもあります

投資しようかなと思う銘柄があれば、まずは前期の業績と今期あるいは来期の業績予想を比べてみましょう

細かい数字まで見るのが難しくても、「前期比で〇%増」といった伸び率だけの確認なら簡単です。

四半期決算の内容も確認

もし余裕があれば、四半期決算の内容も確認しましょう。

四半期決算時点での前期比の伸び率と、当初の通期予想との伸び率を比較します。

四半期決算が通期予想を上回っていれば、今後の業績への期待が高まり、株価が上昇する可能性が高くなります

3. 急落前より出来高が少ない株

出来高が少ない、つまり流動性が低いと、売りたい時に買い手がつかないというリスクが高まります

しかし出来高がそれなりにあったとしても、急落前よりも減少している場合は買ってはいけません

株価が大きく下落している最中では、売り買いが交錯し大きな出来高です。

その後株価が落ち着くと、出来高は減少していきます

急落前よりも出来高が明らかに減少している場合は要注意

今回のような市場全体の株価が下がると、

・ 業績の良い銘柄や配当利回りの良い銘柄

・ 投資信託に組み込まれるような大型株

などは買われ、極端に出来高が少なくなりにくいと考えられます。

出来高が以前より少なくなっているということは、皆が買いたい銘柄として判断されていない可能性があります。

株価はまだ下がるか、横ばいを続けるかもしれません。

まとめ

裏付けがある株を見極める

株価が大きく下がると、今がチャンスと飛びつきたくなることは多々あります。

しかし何もかもが下がっている分、銘柄選びはより慎重にならなければいけません。

上昇するときは、下落したときのように「全て」が上がるとは限りません

今後はまず、急落前の水準に戻る株と戻らない株がしっかり分かれてくると思います。

株価の目先の上下に焦らず、業績などの裏付けがある株をしっかりと見極めて、いつも以上に厳しく銘柄を選別したいですね。(執筆者:高橋 珠実)

《高橋 珠実》
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高橋 珠実

高橋 珠実

1982年生まれ。大学で中国語を勉強し、1年間の中国留学を経験。学生時代から株に関心があり、卒業後は証券会社に入社。5年勤めたのち、呉服業界に転職。子どもの頃からの夢だった「何でもない日にきものを着る」という夢を叶える。結婚・出産を経てフリーライターに転身。独身時代は中国株などに短期投資をしていたが、結婚後は長期投資に変更。日々の生活の中から優良銘柄を探すのが趣味。 寄稿者にメッセージを送る

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