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【子どもの金銭教育】コンビニの形態や戦略は素晴らしい「教育素材」になる

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【子どもの金銭教育】コンビニの形態や戦略は素晴らしい「教育素材」になる

コンビニはスーパーと違って定価販売です。

それ故に、節約の敵と思われることも多々あります。

実際はスーパーで値引きされていない商品がコンビニのPBで安くなるということもあります。稀ですけど。

とはいえ、ほとんどの商品は定価販売ですので、節約に敏感な奥さまはできるだけ行かないようにしている方がほとんどだと思います

しかし、しかしです。

世の中には例外というものがありまして。

学生以下のお子様がいらっしゃるお母さまには、ぜひともコンビニに行ってお買い物をしていただきたいのです。

それはズバリ、教育のためです。

以下のことをコンビニから教わりましょう。

子ども、金銭教育

コンビニエンスストアの戦略

コンビニはスーパーと違って安さで勝負することはできません。

従って、価格を下げること以外の戦略を余儀なくされています

そのコンビニの戦略を学ぶ方法ですが、まずはコンビニ限定の商品を少なくとも一点は買ってください。

私のおすすめは、話を聞いた後にご褒美としてお子様に食べてもらえるお菓子などです。

その時買った商品は、先にご自身の目で確認してください。

「この商品は〇〇(コンビニの会社)と△△(メーカー)の共同開発です」

などと言う文言があって、そのメーカーにはあまりお馴染みではない名前の会社が入っていることもあります

例えば和菓子では「わらべや日洋ホールディングス」という会社があります。

わらべや日洋ホールディングス

≪画像元:わらべや日洋ホールディングス

この会社は一般的な知名度はあまり高いとは言えませんが、業界の人なら知らない人はいないほどの大企業です。

就活や婚活などの時にまた出会うことがあるかもしれませんので、公式Webサイトでチェックしておくことをおすすめします

ここからが本題です

コンビニチェーンの本部で商品の開発や企画を行う担当者を「マーチャンダイザー」と呼びます。

このコンビニ限定商品もマーチャンダイザーの手によるものです。

それに対して、商品を仕入れる担当者を「バイヤー」と呼びます。

小売業とは「物を売る」のが仕事ですから、主役は「物(=商品)」です。

どのようにしてお客さんが欲しがる魅力的な商品を多数店頭に並べることができるか、というのが最も重要なことです。

それ故に業界や会社、または個人の能力にもよりますが、おおむね通常の販売員よりもマーチャンダイザーやバイヤーの方が給料は高く設定されています

このことは考えてみれば当然ですね。

非常に極端な例を挙げると、ものすごく高い能力を持つマーチャンダイザーがいたとして、その担当者の手によって生まれた商品が次々と大ヒットを飛ばし、5億だの10億だの途方もない利益を叩き出せたとするならば、その人物には1,000万円ぐらいの年棒を払っても惜しくはないと思いませんか?

このような人物に安い給料を出していると転職されたり、あるいは他社から引き抜かれたりする恐れがあると思いませんか?

そうなると自社で利益を出せなくなるどころか、このマーチャンダイザーが入った会社から凄まじい攻勢が予想されます。これは危険。

小売業の会社にはマーチャンダイザーやバイヤー、販売員やレジ担当者など、いろいろな担当の方がいらっしゃいます。

その会社にとって生命線の業務は何なのか?

どういう仕事をすれば年収が高くなるのか?

お子様がどのような業種のどんな会社を希望するにしても、必ず考えなければならない重要なことではないかと私は思います。

最後に

コンビニ、金銭教育

では最後に、私が最も言いたかったことをまとめてみます。

「食費」を抑えるためにコンビニには行かないというお母様へ。

その「食費」は「費用」ですね?

会社にとっては、働く人を雇ってその人に払う給料もまた「人件費」という「費用」です。

できるだけ「費用」を安く抑えたいのは、会社だって同じです。

では、会社にとってぜひ雇いたいと思う人材とは、どのような人でしょうか?

これまでの話をまとめますと、以下のようになります。

1. 非常に安い給料でも非常に良く働く上に、文句を一切言わない人

2. 多少給料は高いが、常にそれ以上の利益を上げることができる人

あなたのお子様が社員として雇われるのであれば、どちらが良いですか?

お金には大きく分けると「生き金」と「死に金」の二種類があります。

「死に金」はできるだけ遣わないようにしなければなりませんが、うっかり「生き金」まで削ってしまったら大変です。

今回のコンビニの買い物は「食費」だと思えば「死に金」ですが、お子様とお母様の「教育費」と思えば「生き金」になります。

「生き金」を上手に遣うように心掛けましょう。(執筆者:本木 なな)

《本木 なな》
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本木 なな

大阪在住の自称なんちゃって哲学者(笑)。大阪人は全員ドケチであるという誤解を解き、ナニワが誇る「生き金」「死に金」の文化をもっと広く皆様に存じて頂きたいと思いながら日夜記事を書きまくる夢を見ています。って夢かいな。まぁ実際はそんなに更新頻度を高くすることはできませんが、その分一つ一つ読み応えのある記事を書いていこうと思っています。一打入魂!・・・・・・で、腱鞘炎にならないよう注意しないと(汗)。 寄稿者にメッセージを送る

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