【保険業界初】がん治療による外見の変化をサポート 普段どおりの生活を送るための「外見ケア特約」とは。»マネーの達人

【保険業界初】がん治療による外見の変化をサポート 普段どおりの生活を送るための「外見ケア特約」とは。

2人に1人が「がん」になる

2人に1人はがん


身近にがんと闘う方がいる方も少なくはないでしょう。

しかし「がん患者」と一口に言っても、身体的にも精神的にもその苦しみは千差万別です。

中でも、外見の変化は患者にとって大きな悩みです。

今回は、そんな外見の変化にかかる費用をカバーする保険を紹介します。


治療により外見が変化

がんに対して手術や抗がん剤、ホルモン治療、放射線治療を行うと、外見に変化が発生するケースがあります。

例えば

・ 手術により顔に大きな傷が残った

・ 抗がん剤による髪の毛や眉毛の脱毛

・ 乳がんにより乳房を全摘した

などが挙げられます。

たとえがんが小さくなったり寛解に近づいても、このような変化がもたらす精神的苦痛は簡単に取り除けません。

注目を集める「アピアランスケア」


患者のQOL(生活の質)を高めるために、皮膚科や形成外科、心療内科の治療を並行して行ったり、化粧品やウィッグを始めとするお手入れ用品を使用したりすることがあります。

これが、「アピアランスケア」(アピアランス=外見)と呼ばれるものです。

入院ではなく通院でがん治療を行うケースが増えたことにより、仕事をしながらがん治療を行う患者は多くなりました

そのため、アピアランスケアに対する注目はますます高まっています。


アピアランスケアの実態と費用

医療用ウィッグ



外見に変化が現れた患者の割合


アフラックが加入者に対して行った調査によると、
外見に変化が現れたがん患者の割合は34.4%
にのぼります。そのうち、約60%に脱毛の症状が現れたそうです。

脱毛が起こりやすい抗がん剤は多く存在します。

いずれかの投与を受けた多くの患者が、脱毛に悩まされているのです。

医療用ウィッグの費用


がん治療の副作用として多く見られる脱毛は、人と顔を合わせることや鏡を見ることに大きなストレスをもたらし、精神的に落ち込む要因になりかねません。

そこで、医師から脱毛の可能性を告げられた場合、その精神的ダメージに備えてウィッグを用意する患者は多くいます。

医療用ウィッグの購入費用の平均は、11万7,000円ほど(アフラックの同調査より)。
・ 人毛
・ 合成繊維
・ 既製品
・ セミオーダー
・ フルオーダー
かによって値段が大きく変わります。

助成金がある自治体も


このようなアピアランスケアが必要な患者に対し、助成金を発行している自治体は全国にたくさんあります。

例えば、東京都港区では、がんの治療によりウィッグや胸部補整具(補整下着、シリコンパッドなど)が必要となった場合、3万円または購入経費の7割のいずれか低い額を助成しています。

参考:広報みなと 2017年4月11日号「がんと向き合う全ての人が質の高い療養生活を送るために」

お住まいの地域にこのような助成金があるか、あればどういった内容なのか、しっかりと確認しておきましょう。


アフラックから「外見ケア特約」が登場

上記のような現状に対応するため、外見の変化が生じた場合、そのケアに対する費用をカバーする保険が登場します。

日本におけるがん保険のパイオニアであるアフラック(アメリカンファミリー生命保険)が、2018年4月より「外見ケア特約」を販売すると発表しました。

この特約は現在加入する、またはこれから加入するアフラックのがん保険に上乗できるものです。

アフラック以外のがん保険には付加できません。

外見ケア特約の支払要件と給付金額


外見ケア特約に加入していれば、以下の支払要件を満たしたとき、一定の給付金(20万円または10万円)が支払われます。

・ 顔または頭部に生じたがんの摘出術または切断術

・ 手指または足指の第一関節以上の切断術(四肢切断術を含む)

・ がんの治療を直接の原因として、頭髪に脱毛の症状が生じたと医師に診断されたとき

外見ケア特約の保険料


月々の保険料は次のとおりです。

・ 30歳男性… 20円

・ 60歳男性… 164円

・ 30歳女性… 32円

・ 60歳女性… 111円

いずれも年間数百〜千数百円と、大きな負担ではありませんね。


アピアランスケアを安心して受けるための保険

がん治療をしながらでも働ける


仕事を続けながら、社会とつながりを持ちながら治療を行う患者が増えた現在において、アピアランスケアは非常に重要な役割を果たします。

単に「美しく」なるためではなく、「自分らしく」生きるために必要なケアです。

外見ケア特約は、がんの治療に直接役立つものではありませんが、普段どおりの生活を送るために必要なケアを、経済的な心配なく受けるために重要な役割を果たすでしょう。

自分ががんになること、まして外見が変わることを想像するのは難しいですが、だからこそもしものとき「加入していてよかった」と感じる可能性は大きいですね。

アフラックのがん保険に加入している方は、お住いの自治体に助成金があるかどうかを確認した上で、必要性を考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:近藤 あやこ)

この記事を書いた人

近藤 あやこ 近藤 あやこ»筆者の記事一覧 (40)

1985年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、大手保険会社に勤務。生命保険給付金・保険金の支払査定と、それに伴う顧客対応を担当し、たくさんの「保険に入っていてよかった」という声を聞く。いざという時にちゃんと保険が役立つよう、有益な情報を提供したいと思っています。海外旅行のためなら貯金を頑張れる無類の旅行好きです。
<保有資格>二級ファイナンシャルプランニング技能士、生命保険支払専門士
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