今月の上旬、金融庁から改正資金決済法に基づく業務停止と業務改善命令が出ました。
業務停止を受けたのは、みなし業者であった「ビットステーション」と「FSHO」です。
特にビットステーションは、職員の私的流用があった事が判明し、FSHOは金融庁に高額商品の届け出をしていなかったこと、職員向けの研修等を怠ってことのようです。
改善命令を受けたのがcoincheck、Zaifを運営するテックビューロ、GMOグループ会社のGMOコインなどです。
Coincheckは言わずもがなですが、ZaifやGMOコインは、サーバーが弱いことや顧客の対応について様々な意見があった取引所でした。
去年なら、お薦めの取引所はbitFlyer、coincheck、Zaif、3つの取引所を登録しておけばオッケーだったでしょう。
しかしcoincheckはハッキングで多大な信用と信頼を失い、Zaifはサーバーや顧客対応についてもまだ解決されていません。
では日本で今、サービスや顧客対応、セキュリティーなどが優れている取引所は一体どこなのでしょうか。現在お勧めできる取引所を紹介していきます。
QUOINEX
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コインエクスチェンジと読み、海外の取引所にも同じCoinExchangeという取引所があるますが全く関係はありません。
取り扱っているコインは、ビットコインイーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、QASHトークンと5種類とかなり少なくなっています。
しかし、100%コールドウォレット(インターネットに繋がっていないウォレット)で保管しており、マルチシグにも対応しています。
マルチングとは、各コインのアドレスに秘密鍵を複数設けることで一つの鍵が盗まれたとしても対応できるようにできる技術です。
ちなみに100%コールドウォレットで管理している2018年2月13日現在日本で唯一だそうです。
取引手数料も無料ですので、非常に使いやすいのではないでしょうか。
まとめ
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ホームページを見るとcoincheckのネムハッキング事件を機に各取引所、セキュリティーというものを非常に強く意識するようになったような気がします。
これから『取引所のセキュリティーは堅固なのが当然』の時代になるでしょう。
さら手数料の安さや、コインの種類様々なところで、取引所独自の色を出していかないと、生き残れなくなってくるでしょう。
去年世界一の取引高を記録したBinanceが日本に進出してくるという噂がありましたが、結局噂で終わってしまいました。
しかし現在仮想通貨取引所への進出を考えている企業はいくつかあるようで、例えば東証一部上場企業のサイバーエージェント、LINE、そしてyahooなどです。
これから一層仮想通貨取引所同士の競争は激しくなることは明白です。
消費者側とすれば取引所がどのようなサービスを展開していくのか、しっかり見極めたいところです。(執筆者:三宅 瑛心)