株が「損切」できないほどに下がってしまった 「選択肢は4つ」あなたならどう対処する?»マネーの達人

株が「損切」できないほどに下がってしまった 「選択肢は4つ」あなたならどう対処する?

2月・3月の株価急落で、損切する間もなく大幅に下がってしまったという方も多いのではないでしょうか。

〇円まで下がった損切すると決めていても、実際にはその通りにできないことも多々あります

そのような場合、どのような対処をすべきでしょうか。

実際に取れる手段は次の4つです。

1. 今からでも損切して他の株を買う
2. 買い増しして平均取得価格(買値)を下げる
3. 他の株を買って利益が出たら、損をしている株を売る
4. そのまま保有して株価が上がるのを待つ

それぞれの手段について考えてみます。

損切 株



選択肢1. 今からでも損切りして他の株を買う

損切の設定価格は人それぞれですが、少なくとも買値から2割以上下落している場合、買値にまで戻るには時間がかかることが想定されます

損切をする一番の目的は現状よりも資産を減らさないことですが、「塩漬け」という放置状態を避けるためにも損切をして他の株を買って利益を狙うという対処法です。

大きく下落した段階での損切の場合、ここから下げる余地は小さくなっており、損切した後に株価が上がるというパターンになることもあり得ます。

損切だけして終わるのではなく、新たに投資をすることで、少しでも損失を減らす可能性を作ります


選択肢2. 買い増しして平均取得価格(買値)を下げる

株価が下落している時点で買い増し、取得価格の平均を下げます。

「ナンピン買い」と呼ばれる方法です。

取得価格が下がることによって、元値に戻るまでの可能性を上げます。

ナンピン買いの例


1,000円で1株購入
700円で1株を買い増し
取得価格の平均値は850円

1,000円で購入した時のままでは、現在の700円の株価から約43%上昇しないと元には戻りません。

買い増した後は平均取得価格が850円となっているので、約21%上昇すれば損のない状態に戻ります。

ただし、この買い増しは諸刃の剣です。

「ナンピン、損ピン、スカンピン」という言葉があり、ナンピン買いは大きな損につながる可能性もあります。

平均取得価格を下げたとしても、株価がさらに下落すれば、1つの銘柄で損失を拡大することになります

先ほど例で挙げた株が、700円からさらに下がって600円となったとします。

1株だけの時であれば損失は400円ですが、2株に買い増した場合の損失は500円です。

1つの銘柄に集中して資金を投じることになるというリスクもあります。

高配当の銘柄であれば株数が増えることによってもらえる配当も増えるため、ナンピン買いのリスクは多少軽減されるかもしれません


選択肢3. 他の株を買って利益が出たら、損をしている株を売る

損切ラインを切った株はそのまま保有しておき、新たな資金を投じて別の銘柄を買います

そちらで利益がでれば、損失の出ている株を売って相殺しようという方法です。


選択肢4. そのまま保有して株価が上がるのを待つ

下がったときの対処法というよりも、下がったときにやってしまいがちなことかもしれません。

筆者も経験がありますが、持ち株が大きく下がってしまうと、株自体への関心が薄くなり、株価も見ないようになります。

保有ではなく放置になり、売るチャンスがあっても気付かず売りそびれることも起こり得ます。

下落の要因が一時的なものであることが明らか、あるいは今後上昇する確信があるのであれば、そのまま保有するのも一つの方法です。


投資する人の資金力によって答えは異なってくる


資金力


お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、資金に余裕があればどの方法を取っても構いません。

損切ラインより下がってしまった株をどうするべきかという問題は、投資する人の資金力によって答えは異なります

資金があるのであれば、とことんナンピン買いをして取得価格を現在の株価まで下げればいいですし、損失の出ている株はそのままにして他の上がりそうな株をどんどん買えばいいのです。

私自身は株に回せる資金に限りがあり、どんどん買うということはできません。


筆者は「1」の対策を選びます

そのため今回の方法の中では「1」の方法を取ります。

損失を確定することは辛いですが、いつ戻るか分からない株を持ったまま資金を凍結するより、上がりそうな株を探してそちらに資金を回したいと考えます

また、私は資金があったとしてもナンピン買いはしません。

一度失敗した株に追加で資金を投じるのは、お金を貸しても返してくれない人にまた貸すような気分になるからです。

それよりも、今の状態から上昇が期待できそうな次の株を探したいと思います。(執筆者:高橋 珠実)

この記事を書いた人

高橋 珠実 高橋 珠実»筆者の記事一覧 (56)

1982年生まれ。大学で中国語を勉強し、1年間の中国留学を経験。学生時代から株に関心があり、卒業後は証券会社に入社。5年勤めたのち、呉服業界に転職。子どもの頃からの夢だった「何でもない日にきものを着る」という夢を叶える。結婚・出産を経てフリーライターに転身。独身時代は中国株などに短期投資をしていたが、結婚後は長期投資に変更。日々の生活の中から優良銘柄を探すのが趣味。
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