これが「節約上手」と「ケチ」の分かれ道、あなたはどっち? 健康、時間、信用への使い方で分かる»マネーの達人

これが「節約上手」と「ケチ」の分かれ道、あなたはどっち? 健康、時間、信用への使い方で分かる

節約上手とケチの違いは、お金の使い方で区別できます。

ケチな人はお財布のひもを締めることばかり考えがちですが、節約上手な人はメリハリのあるお金の使い方ができるのです。

特に注目すべきは以下の項目です。

1. 健康
2. 時間
3. 信用
これらは目に見えるものではないため、私たちが意外とおろそかにしがちな項目です。

人によってはその重要性にすら気づかない人もいます。

しかし、筆者の身近にいる節約上手な人は、この3つの項目にこそ十分なお金を投資します。

その理由を探りながら、改めてお金の使い方について考えてみました。

節約上手かケチか、お金の使い方でわかる違い


1. 健康への投資は最も重要

まず、最も重要なポイントは「健康」です。

節約上手な人は定期的に健康診断を受け、体に異常があればすぐ病院に行きます。

症状が悪化してから行くと治療が長引き、かえって医療費がかかることを知っているからです。

つまり、自らの健康管理がしっかりできている人は、お金の管理も上手なのです。

一方、病院に行く時間や医療費を惜しんで、病院に行かない人もいます。

そのような人は、目先の利益にとらわれるあまり、健康を損ねることによる損失の大きさに気づいていません。

仮に大きな病気が手遅れの状態で見つかり、その原因が「医療費を節約するために病院を受診しなかった」ことにあるとしたら、私たちはどう思うでしょう?
「健康診断を毎年受けておけばよかった…」
「異常を感じたらすぐ病院で診てもらえばよかった…」
と後悔するのではないでしょうか。

お金がもったいないからと必要な医療費まで出し渋るのは、もはや節約ではありません。

ケチを通り越した自殺行為といえるかもしれません。

お金は命あってこそ役に立つ」ということを肝に銘じるべきです。

万が一、大きな病気が見つかった場合でも、早期発見であれば、生存率が高くなるだけでなく金銭的な負担も軽減されます。

そう考えると、健康診断や早期受診の費用は、他の支出を削ってでも捻出すべき必要経費だと言えます。

なお、市町村や企業等の健康保険組合では、各種健康診断の助成金を出しています。

それらを利用すれば費用の負担も軽減されますので、ぜひ利用することをおすすめします。

市町村や企業等の健康保険組合では、各種健康診断の助成金を出しています

≪画像元:協会けんぽ



2. 時間の節約はお金の節約にもつながる

次は、時間に対する考え方について、主婦にとって最も身近な例でお話しします。
【質問】どちらが「節約」だと思いますか?

・特売品のために片道15分のスーパーまで買い物に行く

・家から片道5分のスーパーに行き必要なものを定価で買う
実は以前、節約上手な母にこの質問をしたことがあります。

すると、母は
「家から5分のスーパーに行く」
と即答しました。
「30分の往復時間を短縮した分、他のことができるし、数百円程度の差額はすぐカバーできる」
がその理由です。

また、「30分でできること」として次のことを挙げました。

1. おかずを1品作れる(惣菜よりも安く済む)
2. 日用品の在庫管理ができる(ムダな買い物を防げる)
3. リフレッシュの時間が作れる(ストレスがたまりにくい)

の3つです。

特に、母は「1、2が難しくても3だけは心がけるべきだ」と言いました。
「ストレスがたまるとつい無意識に衝動買いをしがち。その金額はスーパーの特売で節約した分など超えてしまう。それなら時間を有効に使って、極力ストレスをためないようにした方が、長い目でみればよほど大きな節約になる
それが母の考えです。

私もストレスからくる衝動買いは身に覚えがあるため、その考えには深く納得したものです。

以上のことから、

・時間の節約とともに、お金の節約もできるのが「節約上手」
・目先のお金だけにとらわれるあまり、時間を浪費してしまう人は「ケチ」

だと言えるでしょう。

時間の節約はお金の節約になる



3. 人間関係で快くお金を出せるかどうかは信用にかかわる

最後に、信用とお金について考えてみましょう。

節約上手な人はお金を出すべき時がよくわかっており、必要な時に必要な分のお金を出すことができます。

特に、人間関係においてお金や労力を惜しまないため、周囲から「お金にきれいな人」「情があり礼儀をわきまえている人」などと評され、信用されやすいのです。

一方、仕事やプライベートでお世話になっている人に対して、必要なお金や労力を出し渋るような人をよく見かけますが、それはただのケチです。

そのようなことをすれば、「不義理な人」「損得勘定だけで動いている人」などの不名誉な評価を下され、社会的な信用も失いかねませんので要注意です。


折に触れてお金の使い方を見直してみよう

節約上手かケチかお金の使い方を考える


私たちはつい目先の利益にとらわれるあまり、お金で取り戻せない大事なものをおろそかにしがちです。

しかし、そこを「節約」して「ケチ」になれば、その大事なものを失いかねません

私たちはそのことを肝に銘じ、折に触れて自分の節約方法や、お金の使い方が間違っていないかどうかを見直すことも必要なのではないでしょうか。(執筆者:大岩 楓)

この記事を書いた人

大岩 楓 大岩 楓»筆者の記事一覧

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。
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