【今週の日経平均を考える】連休後の動きについて»マネーの達人

【今週の日経平均を考える】連休後の動きについて

GWは連休の合間2日間の営業となり、この2日間で節目としていた2万2500円上チャレンジし、完全に上抜けと見受けられる形を作れず、上値の重さをイメージつける動きで週末入りとなりました。

5月1日火曜日の大引けで、2月27日の高値を上抜け 翌日の2日水曜日の寄り付きで、上に離れてきたことで上抜けの条件が整った形を作りましたが、連休前ということで買いが続かず、逆に利確が進み陰線形成となりマイナス圏まで押しました。

一時はつつみ線形成となりましたが、大引けではかぶせという状況で週末連休入りとなり、押すことを示唆する形となりました。

チャートの形状的には、上抜けてもおかしくない形を作りましたが、タイミングが悪くゴールデンウィークということで、ポジション整理などから先行きわからずという状況です。

その状況の中、4連休中の米国の動きでは、上げ下げがありましたが、土曜日の朝の状況をみると、連休明けの月曜日は、ほぼほぼ同値近辺もしくは、小幅安程度で大きな動きなく始まる公算です。

NYダウが連休中に三角保ち合い下離れの可能性を示唆するところまで押しましたが、この週末で値を戻し、下離れ回避の雰囲気を作っています。

しかし、この週末発表の雇用統計が、失業者数改善と逆に非農業部門雇用者数が予想を下回るなど結果がまちまちとなり、明確な市場反応が見えていない状況です。

連休明けどうなる?


そうなると、この土曜の朝までの動きでは答えは出しにくく、月曜日の夜からの米国の反応 日本においては火曜日の寄り付きまでは、不透明と考えます。

事前に流れていたニュースでは、早期利上げ観測となっていましたが、その話題に対しての反応が見え隠れしており、先行きを予測するのが難しくなっています。

利上げによるダウの押しと、利上げによる為替の円安基調という逆説的な反応に対して、日本市場がどのように反応していくのか? 見ものです。

その上で5月入りした日本マーケットは、3月末の本決算に対して、まちまちの反応で相場を動かす要因には至っておらず、材料出尽くしの売りは好決算を受けての買いなど、方向が定まらず。

総じて見受けられるのは、いつも申している通り、2019年3月期への見通しが重要視されています。

代表的なのがソニーで、過去最高益で20年? ぶりに利益の大きさを更新と見出しに出したもの、来期が減益と小さい見出しとなった発表に対して、窓空けの大幅続落という反応でした。

やはり見えている材料よりも、未来の予測に対する反応がメインとなるのが株式市場だとわかる出来事でした。

この連休明けどうなるか? については見極めですが、決算発表もまだ続き、利確も進むと想定されますし、ヘッジファンドの45日前ルールの換金売りも起きると想定されます。

それを買い越す力があるのか? そのような材料が出てくるのか? という見立てとなりますが、今のところ世界情勢の好転が材料視されると考えます。

しかし、この綱引きどちらに軍配が上がるか? 想定できないと考えます。

そしてその状況をチャートに置き換えると、目先の節目2万2500円を明確に上抜け上昇トレンド入りするか? 叩かれて押し目ないし調整となり、BOX形状を維持するか? 答えがいつ出てくるか注目です。

週明け押してくれば、結果的に5月1日の大引けが天井となり安値から26日前後(基本数値)という日柄での動きとなったとなりますが、上抜けていくとなると、次は33営業日の上昇ということが想定され、そうなると次の注目はSQ前後となりますが、どうなるでしょうか?


現状分析

5日線


日経平均株価


変わらず上向き、上を維持した形で、短期的には上値追い示唆という見立てとなります。

25日線


変わらす上向きで、上を維持した値動きとなっており、乖離を広げるまでの上昇とはならず、ジリあげ形状という展開です。

75日線


下向きで、間もなく25日線とのゴールデンクロスというところまで来ています。

このゴールデンクロス達成となると、明確にトレンド変換を示すのでは想定されます。

トレンドライン


この2日間で新たなラインは出ることなく、先週と全く同じ状況で、2万2500円の横軸が上の抵抗線となると想定します。

その上に関しては、12月29日の安値のあたりと1月前半に空けた窓たちの上限下限のそれぞれが意識されると想定します。

下に関しては、目先、5日線と25日線 と、前回の上値抵抗線だった2万2000円処の横軸で、元々のサポートラインとして見てきた2万1000円どころの横軸と2万300円どころとなると考えます。


テクニカル指標

テクニカル指標


一目均衡表


雲を明確に上抜けてきており、上昇入り示唆となっていますが、このまま素直に雲の上を維持できるかに注目です。

遅行線に関しては、雲から出られず雲の上限に頭を押さえられている雰囲気ですので、完全系の上昇入りという形にはなり切れていないと考えます。

その上で、雲の向きに関しても、下向きから上向きに変わると考えられるのが雲のねじれとなる5月29日と考えます。

このねじれをどのように通過するのか注目です。

ボリンジャーバンド


上向きとしていますが、+3σが波打ちました。この波うちがBOXのシグナルとなるのか? 注目です。

位置取りとしては、+1σと2σの間を推移する動きで上昇を表す値動きが継続しています。

この動きは+1σを割り込むまでは継続と考えます。基本上昇示唆と考えます。

スローストキャスト


買われすぎゾーンでの波うちで、上昇中を示唆した動きです。

その上でデットクロス示唆しての週末入りですが、このまま素直にデットクロスするのか、回避して横にスライドする動きをするか注目です。

横にスライドするときは、上値追いに入っていくと考えます。

デットクロスとなったときは、2本のラインがどこまで押していくのか? によりBOX示唆という展開も考えられます。


総合判断

総合判断は?


上昇示唆しながらBOX上限にいるかもという、現状の見極めポイントにいると考えます。

したがって、上放れに備えた建玉をするものの、現状では売り玉は処分せずに、保有 明確な上放れで売り玉縮小という展開を想定します。

やはりテクニカル的には、上値追いを示唆しているように見受けられるのですが、完全に決め打つまでの材料が不足という中、どのように建玉を回していくのか? 経験則。技術力が求められる状況です。

ここのしのぎ方が、未来の資産状況を左右するポイントになるのではと考えます。

目先の細かい動きに敏感になりながらも、振り回されずに、全体像を見れる広い視野を持ってこの状況を乗り越えてまいりましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 (91) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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