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「節約上手」と言われる私が、子どもの頃に両親から教わった「お金の教育」とは

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「節約上手」と言われる私が、子どもの頃に両親から教わった「お金の教育」とは

いまの時代、小さい頃からお金の使い方に関する教育をするのは当たり前になってきています。

どう貯め、どう使うのか。

子どもの年齢によっては、運用とはどういったものなのか、ということを教える必要もあります。

私の小さい頃は、まだ株式投資など積極的なお金の運用は、子どもはもちろん大人にも一般的ではありませんでした。

(一部のお金持ちがするものという印象が強かった時代でした。)

しかし、私はお金の貯め方、使い方に関しては十分な教育を受けたと思っています。

こどものためのお金の教育

私が父と母に受けた教育

私の母は農家の出身で、小さい頃からいろいろなものをあまり自由には買えない生活をしていたそうです。

父も、父の祖父(私の曽祖父)が財産を食いつぶしてしまったために、ひもじいまでは行かなくとも質素な生活をしていたのだとか。

そんな二人に育てられたおかげで、私は節約上手になれたと自負しています。

私が父と母に受けた教育は、このようなものです。

初めてのお小遣い

まず、小学校3年生の時にはじめて母からお小遣いを渡されました。

その決め方ですが「1か月分ずつもらうか、1年分まとめてもらうか決めなさい」と言われたのです。

「1ヶ月分ずつなら月に800円。1年分なら1万円あげる。どちらがどれだけ得か、まずは計算してみなさい」
お小遣いは月800円か、1年分1万円か。

と言われ「どう考えても1万円の方がめちゃくちゃ得じゃん!」とまずは思ったのを覚えています。

どちらがどれだけ得か

子どもですから、数字の桁数に惑わされました。

計算結果は、毎月もらうなら1年で9,600円

「1万円と400円しか変わらない」という事実に、とても衝撃を受けたのを覚えています。

「1万円と400円しか変わらない」という事実に、とても衝撃を受けた

そしてこの時、身をもって

「少額でも積み重なると、大きな金額になる」

ということを学習しました。

お金のマジックを学ぶ

計算結果を親に言うと

「今、800円って少しの金額なのに…って思わなかった?」

と言われました。

「思った」というと

「じゃあ800円で何ができるか考えてごらん」

と言われたのです。

そこで二度目の衝撃です!

「大きなお金と比較すると、ちょっと大きなお金は少額に見えてしまう」

私は、1万円という大金のインパクトばかり気にしていて、800円で(小学生にとっては)とても多くのことができるということに気づいていなかったのです。

これで

「大きなお金と比較すると、ちょっと大きなお金は少額に見えてしまう」

というお金のマジックを学びました。

1年分のお小遣いの使い道

おこづかい1年分

結局、1年分まとめてもらうことにしたのですが

「どうしても必要なもの(鉛筆が短くなって使えない、ノートを使い切ったなど)はお母さんが買います。

けれど、キラキラした鉛筆が欲しいとか、家にある以外のお菓子が食べたいとか、そういったものはお小遣いでまかなってみなさい」

と言われ、1年間頑張ってみました。

毎月頭をひねり「これは我慢しよう」、「これは買おう」という取捨選択ができました。

そして、半年使うお金をセーブ(おやつを我慢するなど)して、3,000円ほどのおもちゃを買ったときはとてもうれしかったです。

また

「1年分まとめて渡してあるんだから、失くしたらもう新しくはあげないからね」

と言われ、鍵のかかる引き出しにしまい、定期的になくなってないかチェックする癖もつきました。

1年経過し、1,000円ほど余剰金が出ました。

それは

「今年のお小遣いにプラスしてもいいし、銀行に預けるならお母さんが手続きしてあげる。銀行に預けると少しずつお金が増えるのよ」

と言われ、自分の銀行口座を持ちました。

今ではお金を預けても、さして増えませんし、当時でもたかだか1,000円預けたところで金利は知れているのですが、銀行の仕組みを知る上でいいステップだったと思います。

私が気づいたお金の大切さ

結局毎年少しずつ貯めることができ、貯めた分は成人して家を出るときに持たせてもらいました。

これは自分が小さい頃から貯めたお金なんだ」と思うと、とても誇らしく思いました。

自分が小さい頃から貯めたお金

私が経験したこの教育法、お金の大切さがとてもよくわかります。

ぜひ一部分だけでも、試しに取り入れていただけたらと思います。(執筆者:上坂 亮子)

《上坂 亮子》
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上坂 亮子

ストレスの小さい、いろんな節約方法を見つけて実践するのは「ゲーム」だという考えを持っています。たくさん節約できたなと思った日は満足感たっぷりのまま、ぐ~っすり眠れます。子どもの進学に向けてもっとお金を貯めなければという思いから、ゲーム魂に火がついています。 寄稿者にメッセージを送る

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