「作り置き」流行っていますよね。

週末作り置きおかず

書店では作り置き関連のレシピ本が数多く販売されていますし、雑誌の共働きママ特集では「週末の作り置きで平日の料理を時短」という言葉を見ない日はない気がします。

筆者もライター業を始める前はフルタイムの会社員だったため、週末の作り置きを実践していました。

確かに、作り置きおかずがあると、平日はおかずを出すだけなので楽にはなります。

でも私の場合、週末のまとめ作業で疲れが増し、子どもの相手もうまくできず、作り置きの味を嫌がる家族の食が進まなくなり、結局平日に料理して何品か足していたので、時短どころかイライラや疲れが増す一方。

雑誌に出るようなスーパーママにはなれない…と落ち込むだけでした。

そんな私が、

「家族全員が喜ぶ食卓を楽に作る方法とは何か?」

を考えた末にたどり着いたのが

「食材の下処理に時間をかけて、料理には時間をかけない」
という方法です。

私のように週末の作り置きが苦手な人に、我が家の時短料理術をご紹介します。

我が家の時短料理術を紹介します。

週末作り置きのデメリット

週末の作り置きで家庭の食卓がうまく回り、ママにもストレスがない場合はそのままで良いと思いますし、作り置きをしている家庭を否定するつもりはありません。

しかし筆者の家庭では、週末の作り置きが合わずに食卓の雰囲気が悪くなってしまいました。

筆者がデメリットと感じた点を挙げています。

作り置きのデメリット

週末作り置きのデメリット

(1) 食材を決めて買い物に行かなければいけない

→ 始めに食材を決めることで結果的に食費が割高になる

(2) 作り置きおかずを作るのに、2~3時間かかる

数時間立ち作業がしんどいうえ、子どもとゆっくり遊べない

(3) 作り置きおかずは味噌、砂糖、醤油など腐りにくい調味料を多用するため、味付けが濃く、単調になる

栄養面、子どもへの食育の面で気になる

(4) まとめて作ると、「早く食べきらなければ」と焦り、結果的に食べる量が増えてしまう

→ おかずがなくなるのも早くなり、追加で作らなければいけないうえ、太る元になる

(5) レシピ本で「5日間保存可」と書いてあっても、5日もたつと食べるのに抵抗が出てくる

→ 食べずに捨ててしまうなど食材の無駄につながる

この中でもっとも気になったのは、味付けの濃さなどからくる食事の「栄養面」と、作り置きレシピ中心に食材を買うことで、旬の安い食材を買えなくなり、「季節の食事を楽しめなくなる」ということでした。

そして同じような味付けが続く作り置きおかずだと、家族の食が進まないことが増えていき、食卓が味気ないものに変わってしまったのです。

1日3回食べるものだからこそ、家族との食卓は楽しみたいし、子どもには四季を通じてさまざまな食材や味付けを感じてほしいですよね。

栄養も食育も時短もうまく叶えたい、と思った私がたどり着いたのは、

・食材の下処理に手間をかけること。
・良い調味料にお金を使って、料理を楽にしてしまうこと
でした。

料理を楽にする時短術、それは買い物と食材の下処理

料理を楽にする時短術

当たり前のことなのですが、料理を楽にする方法は、料理や買い物にかかる時間を短縮することです。

とはいえ、料理時間を短縮しても、家族が満足いく食卓にしなければいけません。

そのためには下処理をしっかりして毎日作り立てのおかずを出せるように、調味料にこだわることで味付けを楽にしておいしいおかずを作れるようにしました。

我が家の時短料理術

(1) スーパーへの買い物は週に一度。事前に献立や買う物は決めず、そのとき安い食材、旬の食材を買う

食費が安くなり、買い物の時間も短くなる。

(2) 週の途中で「買い足し」する場合は、スーパーではなく八百屋や魚屋に行く。

→ スーパーは品数が多く無駄な買い物が発生するうえ、時間がかかりやすい。

→ 八百屋や魚屋で本当に足りない物だけ買うようにすると、時間もかからない。

→ またスーパーより安い売れ残り品がある、常連になるとサービスしてもらえるなどメリットも。

(3) 買ってきた食材は、その日のうちに下処理してなるべく冷凍保存。

料理時間の短縮になる。

(4) 料理は下処理したおかずを「和えるだけ or 焼くだけ」にする。

料理時間の短縮になり、毎日作り立ておかずができる。

(5) 料理の味付けは良質な調味料、「塩」「出汁」「食用油」をベースにする。

→ 保存前提に料理しないため、味付けを薄くでき、素材そのものの味を楽しめるうえに栄養も時短もかなう

我が家では、作ったおかずは2日以内に食べきるように、毎日ちょこちょこ料理するという方法に変えました。

毎日料理する手間は発生するものの、1週間に一度、食材を簡単に下処理して保存しておけば、平日は「和えるだけor焼くだけ」。

味付けは塩や油、出汁がメインなので、料理自体に時間がかからず、手軽にヘルシーな作り立ておかずを作ることができます。

ここで重要なポイントが(3)の下処理と(4)と(5)の料理法なのですが、我が家で実際に作っているレシピや出汁の取り方を元に具体的な料理法をご紹介します。

我が家で作っている具体的なレシピ

和えるだけの水菜サラダ

和えるだけの水菜サラダ

(1) 下処理:よく洗った水菜を切り、水気を切ってキッチンペーパーにくるんで密閉容器に入れて冷蔵保存(5日間はシャキシャキの状態が保てます)

(2) 料理:ボールに水菜を入れ、エクストラバージンのオリーブオイルとハーブソルト(クレイジーソルトがおすすめ)を振りかけ、そのとき冷蔵庫にある食品(トマト、ベーコン、ゆで卵、海苔などなんでも合う)も入れてさっと和える

魚でも肉でも。焼くだけのハーブソルトソテー

焼くだけのハーブソルトソテー

(1) 下処理:白身魚や鮭、鶏もも肉を1食分の大きさに切り、ラップにくるみジップロックに入れ、冷凍保存(2~3週間は持ちます)

(2) 料理:前日に解凍しておいた魚か肉にハーブソルトを振り、オリーブオイルを入れたフライパンで焼く

※鶏肉は皮の部分を取ってしまうと旨味がなくなるので皮は捨てずにじっくり焼くこと

※魚の場合、ハーブソルトの後に小麦粉をふり、最後にバターで味付けてムニエルにしてもOK。

ハーブソルトとエクストラバージンオリーブオイルの組み合わせは簡単なのに味が決まる王道の組み合わせです。

スーパーのお刺身にかけるとカルパッチョ風、豆腐にかけるとイタリアン風冷奴、冷えたパスタにかけて冷製パスタなど。

オイルを生のまま使うと風味も味わえるうえに火を使わないので経済的ですし、時短にもなります。

即席!美味しいお出汁でまいたけのお吸い物

まいたけのお吸い物

(1) 下処理:※下記の「簡単に出汁を取る方法」で取った出汁を製氷皿で小分け冷凍保存。

まいたけも手でちぎってジップロックに入れて冷凍保存しておく(3週間は持ちます)

(2) 料理:レンジで解凍した出汁をお鍋にかけ、塩少々と薄口しょうゆで少し味付けをする。

ジップロックから出したまいたけをそのまま鍋に入れ、ひと煮立ちさせたあとに三つ葉を入れる。

※豆腐や乾燥わかめ、青ネギでもOKです。

簡単に出汁を取る方法

簡単に出汁をとる方法

美味しい出汁を取れるようになれば、砂糖や醤油で味付けをごまかす必要もなくなります。

料理における出汁は美味しさの面でも栄養の面でも、子どもへの食育の面でも重要な要素といえますが。

出汁を取るのは面倒くさいというイメージがありませんか?

でも、実は出汁をとるのって意外と簡単にできます。

(1) アイテムを使う:我が家では「出汁ポット」という、鰹節と昆布を入れてお湯を注ぐだけで簡単に出汁が取れる商品を愛用しています。

初期投資は高いのですが、おいしい出汁がびっくりするほど簡単に取れるので十分元は取れています

(2) 水出しで取る:鰹節や昆布、煮干しなど好きな材料を適量水に入れて、一晩付けるだけ。

お茶パックなどに材料を入れると簡単で後片付けも楽ちんです。

(3) 出汁パックを使う:お湯に出汁パックを入れて煮だすだけなのでとっても簡単です。

市販のものの中では、少し高いですが茅乃舎さんの出汁がおすすめです。

※自分で出汁を取ったあとの昆布や鰹節は佃煮にすると最後まで無駄なく使えます。

茅乃舎さんの出汁

≪画像元:茅乃舎

料理の工程をシンプルにしながらも、食材の美味しさを活かす味付けにするためには、良い調味料を使うことが大切です。

特に塩や食用油は長期保存が可能なので、少し高いなと思っても良い物を使うのがおすすめ

味の仕上がりが全然違いますよ。

まとめ

我が家では、週末の作り置きをやめて毎日作り立てのおかずを出すようにしてから、家族みんなの満足度が上がりました。

家族の満足度が上がる

また、良い塩を使い、きちんと出汁を取るようになると、醤油や砂糖の使用頻度が減り、気になっていた栄養面や子どもの食育の悩みも改善することができました。

同じような悩みを持っている家庭は、ぜひ我が家の時短料理術を試してみてくださいね。(執筆者:服部 椿)