現在、日本におけるモバイル決済サービスの2強といえば、「Apple Pay」と「Google Pay」です。
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その違いは、単なるiPhoneとAndroidという端末の違いにとどまりません。
今回は、Apple PayとGoogle Payの違いについて、徹底比較します!
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目次
電子マネーは「プリペイド型」のGoogle Pay、「ポストペイ型」のApple Pay
まずは、対応している電子マネーの種類で比較しましょう。
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Google Payに対応している電子マネーは、
・ nanaco
・ 楽天Edy
・ WAON
の4種類で、いわゆるプリペイド(前払い)型が多いです。
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一方のApple Payに対応している電子マネーは、
・ QUICPay
・ iD
の3種類で、ポストペイ(後払い)型が多いです。
どちらかというと、Google Payの方が電子マネー利用可能な店舗が多い印象ですね。
特に、2018年5月より対応となったSuicaの存在が大きいです。
電子マネーにチャージ可能なカード
Apple PayもGoogle payも、カードを登録することで電子マネーへのチャージが可能となります。
Apple Payの電子マネーにチャージ可能なカードは、以下の通りです。
・ オリコカード
・ クレディセゾン
・ ビューカード
・ 三菱UFJニコス
・ アメックス
・ エポスカード
・ au WALLETクレジットカード
・ TS CUBIC CARD
・ ジャックス
・ アプラス
・ 三井住友カード
・ イオンカード
・ dカード
・ ライフカード
・ ポケットカード
・ ソフトバンクカード
一方、Google Payの電子マネーにチャージ可能なカードは、以下の通りです。
・ 三菱UFJニコス
・ エポスカード
・ オリコカード
・ セゾンカード
・ ジャックス
・ セディナ
・ 三井住友カード
・ UCカード
・ UCSカード
・ ライフカード
・ ポケットカード
・ JCB
どちらも主なクレジットカード会社は網羅しているので、心配はいりません。
ただし、Google Payのnanacoのみ、クレジットカードチャージができませんので、セブンイレブンのレジやセブン銀行ATMからチャージしましょう。
オンラインではApple Payがリード
実店舗ではGoogle Payに分がありそうですが、オンラインではApple Payに分がありそうです。
Apple Payは、以下のウェブサイトで利用可能です。
・ SBI損保
・ giftee
・ GU
・ じゃらん
・ 全国タクシー
・ 出前館
・ TOHOシネマズ
・ BASE
・ minne
・ Yahoo!ショッピング
・ ユニクロ
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一方のGoogle Payは、以下のウェブサイトで利用可能です。
・ SPACEMARKET
・ 全国タクシー
・ 日本美食
・ minne
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Yahoo!ショッピングやユニクロが使えるなど、利用可能で人気のサイトが多いApple Payが有利ですね。
ポイントカード対応はGoogle payが一歩リード
コンビニなどでは、これまで電子マネーとポイントカードを別々に出していた人も多いのではないでしょうか。
モバイル決済サービスによって、そのステップもシンプルになるといいのですが、その点で有利なのはGoogle Payです。
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Google Payでは、Tポイントとdポイントに対応しています。
Tポイントの主な加盟店は、以下の通りです。
・ ファミリーマート
・ 吉野家
・ TSUTAYA
dポイントの主な加盟店は、以下の通りです。
・ マクドナルド
・ マツモトキヨシ
・ やまや
利用頻度も高く、店舗数も多い加盟店ばかりです。
これらの加盟店でのお支払い&ポイント加算が、Google Payに追加するだけでできます。
一方のApple Payでは、Apple pay単独でポイントカードのポイントをためることはできません。
以下のような手順で、支払い&ポイント加算を行う必要があります。
(2) アプリを立ち上げる
(3) Pontaポイントのバーコード画面を読み取ってもらう
(4) Apple payを立ち上げて支払いをする
立ち上げや切り替えが面倒そうですね。
まとめ
Apple PayとGoogle Payを比較すると、全体的な利便性はGoogle Payが上回っているようですが、オンラインでの利便性はApple Payがまだまだ優位のようです。
ただし、モバイル決済サービスはどちらも力を入れているため、今後、サービス拡充などが見込まれます。
最新情報を逐一チェックして、快適かつお得な生活を送りましょう。(執筆者:角野 達仁)