生命保険、医療保険、がん保険など、多くの保険には「終身型」と「更新型」があります。

(保険会社や商品によっては、いずれかのみしかない場合も。)

また、主契約に付加する特約についても、終身型と更新型を選べるケースがあります。

契約者は加入時にどちらかを選ばなければいけませんから、それぞれの特徴やメリット・デメリットを知っておかなくてはいけません。

この記事では、保険の終身型と更新型について解説します。

終身型?更新型?自分に合った保険は?

更新型保険とは

更新型の保険とは、5年、10年、15年など、一定の期間ごとに更新がある保険です。

そのときの年齢の料率で計算される保険料が課されるため、更新をするたびに保険料が上がっていくという特徴があります。

基本的には自動更新で、その際告知や医師の診査は必要ありません。

更新型保険のメリット

更新型のメリットとして、加入当初の保険料をかなり抑えられる点が挙げられます。

収入がまだ多くない若いうちや子どもが幼い間、しっかり保障を確保しながら当面の保険料を抑えられるのは魅力でしょう。

また、更新のたびに見直しがしやすいのもメリットです。

長い人生を通して必要な保障は一定ではありませんし、医療技術の進歩や物価の変動によって必要な保障やその金額が変わる可能性もあります。

「更新しない(解約する)」、「保障額を減らす」といった選択肢を選びやすいのは、更新型の長所といえるでしょう。

更新型保険のデメリット

先にも述べたように、更新するたびに保険料が上がっていく点に注意しなければいけません。

特に高齢になってからは、病気や死亡のリスクが上がる分、保険料はかなり高額になります。

もう1つの注意点としては、更新できる年齢または期間に上限が設けられている場合があることです。

例えば、更新年齢が80歳までの保険であれば、80歳を超えたあと、次の更新ができなくなります。

何歳まで更新できるのか、最大何年間更新できるのか、契約前にあらかじめ確認しておきましょう。

終身型保険とは

終身型の保険とは、生涯を通じて保障が続く保険です。

保険料の払い方は、生きている限り支払いが続く「終身払いタイプ」や、一定の年齢で保険料を払い終える「払済みタイプ」などから選ぶことができます。

終身型保険のメリット

終身型の保険のメリットは、何と言っても保険期間を通じて保険料が上がらないこと。

若いうちに加入すれば、歳を重ねたとき、安い保険料で保障を確保することができます。

終身型保険のデメリット

終身型の場合、加入当初の保険料は更新型よりも高額になります。

また、終身型は、柔軟性がない点がデメリットだと言えます。

例えば、将来的に物価が上昇したとき、医療サービスへの対価も上がる可能性があります。

そうすると、あらかじめ備えていた保障では足りなくなるおそれもあるのです。

終身型とは言え、あらゆる変化に対応するためにも、定期的な見直しは必ず必要だということを覚えておきましょう。

結局どっちがいいの?

結局どっちがいいのだろう?

「結局のところ、どちらがいいの?」

と思うかもしれませんが、単純に答えを述べることはできません。

両者のメリット・デメリットを知り、自分のライフスタイルにぴったりの方をしっかり考えて選ぶほかありません

ただ、更新型と終身型それぞれに加入した場合のトータルの保険料の比較をすることは大切です。

何歳の時点で更新型の保険料が、終身型を上回るのか。

目先の保険料の金額ではなく、長い目で見るようにしましょう。

また、終身払いタイプは、長生きするほどに総支払保険料が高くなりますが、払済みタイプを選べば、総支払保険料が一定になります。

払済みタイプは、契約当初の保険料が高くなりますが、結果としてトータルの保険料を抑えられる可能性もあるのです。

収入とのバランスもしっかり考え、保険を選びましょう。

・更新型:当初の保険料は最も安いが、だんだんと保険料の負担が増える

・終身型:保険料の負担一定

・終身型で払済みタイプ:当初の保険料が最も高いが、トータルの保険料は安い

主契約は終身型、特約は更新型という選択肢もある

商品にもよりますが、主契約は終身型で、それに付加する特約は更新型といった選択も可能です。

例えば「終身型の医療保険に更新型の先進医療特約をつける」といった契約形態です。

この場合、特約部分の保険料のみ、更新ごとに上がっていくことになります。

反対に、主契約を更新型、特約を終身型にする、といった契約はできません。

特約は、あくまで主契約に上乗せするものであり、単体では継続することができないためです。

主契約は終身型、特約は更新型という選択肢もある

まとめ

終身型と更新型、それぞれの特徴をまとめました。

どちらにも一長一短あるため、それを知った上で自分のライフスタイルに合った方を選びましょう。

目先の保険料ではなく、長期的に支払う保険料の総額を確認すること。

更新型・終身型どちらの場合も定期的な保険の見直しを欠かさないこと。

こうしたことに注意してくださいね。(執筆者:近藤 あやこ)