と思うほどに多くの商品があります。
そして1つの商品に対するラインナップもまた、多彩です。
目次
例えば「キズテープ」

筆者がでかけたダイソーには、手の指先用から幅広サイズ、かかとやひじなどにも使えるパットタイプなど、棚2段分10種類以上ありました。
でもドラッグストアやスーパーにだって、お値打ち品はあります。
それぞれのキズテープの違いは、そして使い心地はどうでしょうか。
決定的な違い ドラッグストア絆創膏 VS 100均キズテープ
今回調査したのは、以下の5種類です。
ドラッグストアで購入したお買い得品
(1) 30枚入り 194円(税込)

100均からは4種類です。
(2) 防水救急絆

(3) のび~る+防水ばんそうこう

(4) 防水透明バン

(5) 救急!!キズテープ

まず使う前に、きちんと理解しておきたいことがあります。
100均の商品もドラッグストアのものも、一見同じように思えますが、購入場所によって生まれる決定的な違いがあります。
それは一般医薬品を販売するドラッグストアの絆創膏は、第3類医薬品であるものが多く、「殺菌消毒薬」です。
効果効能として「切傷、すり傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、創傷面の殺菌・消毒・被覆用」が表示されています。

一方100均の商品の効果効能は、購入した商品はどれも「創傷面の保護」でした。
つまり、
そのため、傷がある場合は「治ることを期待すべきもの」ではなく、「ある特定の部分を守るために利用」することになります。
つまり、使用目的によって使い分けをする必要があるということです。
使い心地は?
手の指5本、それぞれに巻いてみました。

使用感は大差なく、どれも悪くはありません。
くっつき具合にもたいした違いは感じられませんが、しいて言えば、透明のポリ塩化ビニルを使用している(5)は、ピッタリとひっつく密着感があります。
(4)の商品は材質の記載がなく、確かなことはわかりませんが、触り心地や見た目は(5)とよく似ています。
また、(3)は確かに商品名に「のび~る」と表示しているだけに、他の商品より伸びてひっつきます。
1時間経つと
ベージュ色の昔からの絆創膏タイプ(2)、(3)は、汗ばむ季節のせいか、多少付きが鈍くなった気がします。
しかし、取れるわけでもずれるわけでもありません。
水仕事してみると
手の平側親指の下あたりから、甲にかけて貼った(3)「のび~る」は、1度手洗いの洗濯をすると、甲側はしっかり引っ付いているものの、手の平側は外れてしまいました。

乾いた状態では、ピッタリ感があった(5)についても、水を含むと、ごわつく感じが多少あります。
その後、何回か水仕事や家事をし続けると
一番早くはがれたのは、(5)でした。
また、はがれはしないものの、(1)、(2)、(3)については濡れるとずれていく感じがあり、ずっと水を含んでいるじっとり感がありました。
ただ今回は調査のため、水を触った後も使用を続けましたが、どの商品もパット部分が濡れたままの使用は付きにくくなること、キズの治りが悪くなる可能性を指摘し、貼り替えを勧めています。
さらに、足の指にも同じように5種類を貼り、水に濡らさず素足で約12時間を過ごしてみました。
どれもはずれることもずれることもなく、かゆみがでるなど不快感もありませんでした。
キズテープの単価も比較してみた
また、たとえ100均でも損をしないためには、単価に注目することも大切です。

今回使ったドラッグストアでのお買い得品は、6.4円。
一方、100均で一番単価が高かった(3)の「のび~る+防水」は7.7円です。
「のびる」という付加価値があるものの、その機能を必要としていないなら、100均だからといって飛びつくのは考えものですね。
まとめ
筆者が実際に使用してみて、結局どちらがおすすめかというと、
靴擦れ予防やほとんど治っているような傷の保護などでよいなら、100均の商品で十分かと思います。
100円で、14枚から60枚も入っている100均の商品はお買い得ですし、どの商品も想像していた以上に、ある程度の時間きちんとくっついていました。
単価を考えても、お値段以上の働きがあるように思われます。
ですが、使う部分にひどい傷がある場合、暑い季節は蒸れやすく薬剤もついていないため、悪化する可能性が否定できません。
また、筆者は比較的かぶれにくい体質なのですが、肌が弱い方はご注意を。
汗ばむ時期は特に、材質の記載のないものもあるため、裏面の表記をしっかりご確認ください。
お手軽、お買い得な100均を、上手に使いこなしていきましょう。(執筆者:吉田 りょう)