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毎日の炊事、疲れて切ってはいませんか?

と思いつつ、時短料理って単純な味付けしかできず、コクやうまみに欠けてしまうことがよくあります。
そこで今回は、船舶料理士の筆者が時短料理に欠かせない「コク」と「うまみ」の宝庫である調味料を3つ、紹介します。
秘儀1:100均やカルディでも手に入る「こんぶ茶」

よく料理番組でも取り入れられることがあるこんぶ茶。
実際に料理に使うとなると、
というギモンがある方もいるかもしれません。
オススメレシピ:こんぶ茶in卵焼

卵M~Lサイズ2個に対して、小さじ1杯入れてみてください。
それだけで昆布の深いコクがでます。
また、お味噌汁のダシを取るのが面倒だという方にもオススメです。
こんぶ出汁をとるには、水に長時間昆布を浸けておく必要があり手間がかかります。
でも、昆布茶の粉末をいつもの味噌室に少々入れるだけで簡単にうまみが増すのです。
値段も数百円とお手頃です。
秘儀2:スーパーの醤油売り場をチェック「ご当地醤油」

北海道の昆布醤油、広島県の牡蠣醤油といったように、醤油にご当地名産のさまざまな食材のエキスがギュギュッと詰まっている醤油がスゴイんです。
お吸い物を作ろうとした際、塩と砂糖(もしくはみりん)と各種ダシが必要ですが、味を決める際の醤油にこのご当地醤油を使うだけでコクとうまみがぐーんとアップするんです。
普通のスーパーでも、醤油売り場をチェックすると案外全国各地のものが販売されているので魅力大。
いつもは醤油コーナーをしっかり見ないという方も、一度見てみてくださいね。
値段は一般的なお醤油よりも少々高くはなりますが、数百円で購入できるものがほとんど。
手軽にコクとうまみがプラスできてオススメです。
秘儀3:たくさんの野菜のうまみが入ってる「ウスターソース」
コクとうまみがある炒め物や煮物を作りたい…と思ったら、ウスターソースを用意しておくと助かります。
ウスターソースそのものにさまざまな野菜やスパイスが含まれており、数種類の調味料を用意することなく、1本で味が決まるためです。
ウスターソースの1種「イカリのウスターソース」の原材料を見てみると
原材料:野菜・果実(トマト、たまねぎ、にんじん、レモン、パインアップル、プルーン、デーツ、マンゴー、ネギ、キャベツ)、醸造酢、砂糖、食塩、香辛料、魚醤、鰹節エキス、昆布粉末、本みりん、オイスターエキス

実にたくさんの野菜や果物、そしてコクとうまみ成分が詰まっているかがわかります。
食材をイチから下ごしらえをし時間と手間をかけて作る料理と違い時短料理ではコクやうまみを出すのは難しいものです。
こういった、元からうまみやコクがたっぷり入った調味料を駆使して、日々の食卓の味わいに深みを持たせてください。(執筆者:三浦 希枝)