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【体験談】夫婦別財布から「ひとつの財布と夫小遣い制」に移行 我が家はコレで「毎月2万5,000円」も貯蓄が増えました。

ライフ 貯金
【体験談】夫婦別財布から「ひとつの財布と夫小遣い制」に移行 我が家はコレで「毎月2万5,000円」も貯蓄が増えました。

私たち夫婦は一緒に暮らし始めて間もなく、金銭感覚の相違という大きな壁にぶつかりました。

元々は夫婦別財布でしたが、それぞれの管理がすれ違っていたのです。

しかし今は、夫を小遣い制にすることで、ひとつの財布を共有できるようになりました。

夫を小遣い制にすることで、ひとつの財布を共有できる

妻が生活費を管理して、夫が財布を握るスタイルでした

結婚当初、私は夫からイオンの家族カードを渡され、その引き落とし先口座を管理するという役目を仰せつかりました。

夫のお給料が振り込まれる口座です。

また、毎月決まった額の現金も渡されました。

これは、カード払いができない町内会費や乳酸飲料の宅配代、毎月お経をあげに来てくれるお坊さんへのお布施に使います。

妻が食費や光熱費などの生活費を管理し、その他はすべて夫が管理するというスタイルですね。

定期預金や定額預金、各種保険の契約にはノータッチでした。

私の収入は月に5万から10万と波があるため、家計費として負担するのは微々たるもの。

子どもと自分のスマホ料金、医療保険とコープの共済、デパート友の会積立に振り分け、残りが自分のお小遣いです。

どんなに生活費を節約しても、残し貯めができない!

さて、家計の管理は主婦の腕の見せどころ。

カード払いした生活費と光熱費を記録して、月の予算内におさめます。

翌月の引き落とし分から余った金額が黒字です。

黒字になった分は残し貯めをして、いつか定期に…。

あれ? なんだかおかしい。

毎月がんばって黒字を出しているのに、通帳の残高がちっとも増えません

どんなに生活費を節約しても、残し貯めができない!

「生活費は妻が管理しているし、貯蓄は自動で引き落とされているから安心。

そうだ! 今夜は家族で焼き肉へ、それとも寿司屋にしようかな。

そして今週末も旅行へ行こう。」

夫が外食やレジャーの支払いに使うのは、イオンの本人カードです。

引き落とし口座は、もちろん家族カードと同じ。

夫が景気よく使えば使うほど、翌月の引き落とし額は当然増えていきます。

私がイオンの家族カードでチマチマ黒字を出しても、夫がイオンの本人カードで一気に打ち消してしまうわけです。

しかし、夫はそれに気が付きません。

なぜなら、その口座の管理は妻に一任しているのですから。

また、夫は家族のプレゼント代も気前よく奮発します。

恋人時代のサプライズは「うれしい!」で済みますが、妻になると単純に喜んでばかりいられません。

「ところで何回払いにしたんだろう?

来月の固定資産税と支払いが重ならないかしら?」

こうした「気持ちはありがたいけれど複雑な思い」は、家計を管理する主婦ならでは。

金銭感覚の相違には、それぞれの生い立ちも影響します

金銭感覚の相違には、それぞれの生い立ちも影響します

毎月自動で貯蓄しているのだから、残りは使ってかまわないじゃないかという夫。

毎月の貯蓄額を増やしたい妻。

まさに、金銭感覚の相違です。

金銭感覚の違いには、生い立ちも影響します。

夫は、職人の父親がおこした会社の2代目なので、感覚的には経営者というより親方です。

基本的に宵越し(よいごし)の金は持ちませんし、収入のない月とあり余る月が交互に訪れても動じません。

一方、典型的なサラリーマン家庭で育った私は、お給料は必ず決まった日にもらえるものだと思っています。

今月のお給料は出ないけれど、来月は3か月もらえるからいいや、なんて感覚はどこにもありません。

妻が財布を握り、夫はお小遣い制というスタイルにしました

現在、家計の管理は妻である私が担当しています。

通帳とクレジットカードを整理して、保険を見直し、毎月の貯蓄額を増やしました

保険は大部分を掛け捨てにしたので、月4万5,000円から3万円になり、浮いた分の1万5,000×12か月=年18万を貯蓄に回しました。

小規模企業共済(経営者なので退職金の代わり)の積立を、月3万円から4万円に増額したので、1万円×12か月=年12万円貯蓄が増えました。

両方合わせると、

月の貯蓄額は2万5,000円増えて、12か月で年30万円増えた

ことになります。


妻が家計を管理するなら、夫はお小遣い制にしなければなりません。

純粋な意味での夫小遣いはいくら必要なのか?

正確に把握したかったので、あえて明細を確認できるクレジットカードにしました。

明細を確認できるクレジットカードにしました

カードはセブンカードで、家族の買い物には一切使わないのがルールです。

金額の上限がないにもかかわらず、毎月5万円前後の支払いに落ち着きます。

ここから、夫のお小遣いは5万円が適正額だとわかります。

お小遣いの使いみちはざっくり把握しておこう

使いみちは、タバコ代、お弁当を持って行かない日の昼食代、ペットボトルの飲み物、雑誌、部下におごる飲食代です。

ちなみに、昼食代と部下におごる分は、本来なら家計から出すべき食費と交際費としてカウントします。

ざっくりとでも、使いみちを把握することは大切です。

使う金額が増えるのは、昇進や職場環境の変化がからんでいるかもしれませんし、本来は家計から出すべき費用が紛れ込んでいるとも考えられます。

驚いたのは、セブンイレブンに行くとnanacoボーナスポイント対象の商品を選ぶなど、夫なりに節約するようになっていたことです。

くりかえしますが、金額の上限がないにもかかわらずです!

財布の中身は共有!話し合って使おう

財布の中身は共有!話し合って使おう

外食費やレジャー費は、今まで通りイオンの本人カードです。

ただ、以前と違い私が予算を立てているため、「外食しすぎだから、ホットプレートで焼き肉にしない?」と提案することも。

誕生日や記念日に使うお金は、あらかじめ2人で予算を立て、プレゼントもリクエストし合って決めています。

恋人時代のサプライズ感はありませんが、これはこれで楽しいひと時です。

資産運用と家計管理を面倒がらない夫なら、別財布だろうがひとつの財布だろうが、夫婦の資産は増えていくでしょう。

むしろ別財布の方が効率的なのかもしれません。

しかし我が家のように、一見古いスタイルだとしても、ひとつの財布とお小遣い制こそがベスト!という家庭も存在します。(執筆者:白戸 春)

《白戸 春》
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白戸 春

白戸 春

シングルマザーを経て再婚し、子どもは無事に独立。現在は夫と猫と北国で暮らす主婦兼フリーライターです。貧乏だったサバイバル経験を生かして、誰かの役に立つ記事を書いていきたいと思います。消費は現金よりクレジットカード派、投資は現物主義です。 寄稿者にメッセージを送る

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