お盆も終わり、風が少し涼しくなってきました。

今年は7月から猛暑、8月は台風や大雨、そして災害級の猛暑により「酷暑」とも言われるほどに。

最近の異常気象は生命の危機を感じます。

西日本の大雨による災害をはじめ、ここ数年大雨による土砂災害、川の氾濫など増えるばかりです。

報道でも触れていましたが、ハザードマップはお住いの土地の特性を知る上で重要な情報源となります

ハザードマップで災害対策

水が溜まりやすい地域なのか、地盤がゆるい地域なのか等をハザードマップでしることができるのです。

今回は水災の対策についてお伝えいたします。

(1) ハザードマップで土地の特性を知る

年々ふえる異常気象は私たちの想像をはるかに超えています。

気象庁は西日本の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名しました。

平成30年7月豪雨 豪雨による被害

≪画像元:YOMIURI ONLINE

死者は200人を超え、住宅被害は4万棟を超えました。

水災は被害のスピードが速く、多くの死者が出てしまったことに驚きと、自然災害の怖さをあらためて実感しました。

お住まいの土地はどのような特性があるのか事前に知っておくことも必要だと思います。

各自治体のホームページなどでハザードマップを確認することができます

【ハザードマップとは】
発生の予測される自然災害について、その被害の及ぶ範囲、被害の程度、さらに避難の道筋、避難場所等を表した地図。災害予測図。

[補説] 火山の噴火、地震、河川の氾濫、津波・高潮など、災害の種類に応じた予測図を政府、各自治体が作り、公開している。(出典:小学館デジタル大辞泉

中央区のハザードマップ

これまで、家を購入する際は駅からの距離や近所にスーパーがあるのか、小学校や病院はあるのか等生活に必要なものを確認していました。

しかし、これだけ自然災害による影響があると今後はハザードマップで土地の特性も知っておく必要があります

(2) 自分で備える

ここ数年、川の氾濫が増えています。

氾濫は大きく分けると「外水氾濫」と「内水氾濫」があります

いずれも台風やゲリラ豪雨など大量に振る雨が原因です。

「外水氾濫」は河川の水位が上がり、堤防を超えて水が溢れることにより起こります

2015年の鬼怒川の氾濫や今回の西日本の大雨でも川から水が溢れて、あっという間に民家の2階くらいまで水が来てしまいました。

「内水氾濫」は下水道や排水溝が詰まったり、処理能力を上回ったりすることで排水しきれずにあふれてしまう状態です。

都心で大雨が降ると一気に道路に水があふれ地下鉄に水が流れ込むシーンを見たことがあるかと思います。

このような水災に自分で備えることはできるのでしょうか?

土地に起こりうる自然災害に備える

屋外対策

・ 土のう、水のう
・ 下水道の側溝や雨水ますの清掃
・ 過去に浸水した場合は止水板の設置

屋内対策

・ 屋内の排水口(キッチンや洗面所、洗濯機)からの逆流防止
・ 過去に浸水した場合は排水ポンプ、ホースの準備
・ 駐車場が地下の場合は、事前に車両等を移動
・ トイレの逆流防止策

上記のような対策により自分で備えることもできます。

しかし、実際の災害現場を見ると、水量も多くスピードも速い為、自らの対策だけではカバーできないことも。

やはり万が一の為に保険で備えることも重要だと思います。

(3) 万が一のための備え

西日本の豪雨の際も床上浸水後の家の中は泥や汚水でいっぱいでした。

家財も流されてしまったり、使えなかったりと多くの方が被害に遭われています。

火災保険や地震保険はお馴染みですが、水災(*)はどうなのでしょうか? (*水災は、洪水、高潮、土砂崩れ等による損害のことです。)

水災から守る補償について

床上浸水など水災から守る補償があります。

火災保険に水災の特約をつけることで床上浸水などの被害からご自宅や家財等を守ることができます

損保ジャパン日本興亜さんの火災総合保険を例に補償内容などを確認してみましょう。

個人用火災総合保険「THE すまいの保険」
補償内容:水災
台風、暴風雨、豪雨等による洪水(こうずい)・融雪洪水(こうずい)・
高潮・土砂崩れ・落石等の水災(床上浸水等)の損害を補償します。

洪水で床上浸水、建物が損傷してしまった(*1)
半数以上の家具が使えなくなってしまった(*2)
*1 建物が保険の対照の場合
*2 家財が保険の対象の場合

【建物が保険の対象の場合】

台風や豪雨等によって洪水(こうずい)となり、家屋が流されたり(建物の協定再調達価額の30%以上の損害*)、居住部分が床上浸水したことにより建物が損害を受けた場合に、保険金をお支払いします。

【家財が保険の対象の場合】

台風や豪雨等によって洪水(こうずい)となり、家財が流されたり(家財の再調達価額の30%以上の損害*)、保険の対象である家財を収容する建物の居住部分が床上浸水したことにより家財が損害を受けた場合に、保険金をお支払いします。(損保ジャパン日本興亜ホームページより)

災害にあった場合、被災の苦労だけでなくお金の心配も重なります。復興にはお金も必要です

保険で備えることで少しでも日常生活に戻せることができれば安心だと思います。

ご自宅の地域が水災などの不安があるようでしたら保険の見直しや特約の追加など検討されても良いでしょう

ハザードマップで避難所確認

その土地に起こりうる自然災害に備えることも重要

台風やゲリラ豪雨など今後もこのような異常気象は続くと予想されます。

これまでは火災と地震の補償だけ入っていれば安心と思っていましたが、その土地に起こりうる自然災害に備えることも重要です。

ハザードマップで確認し、自らも対策をとり、そして万が一には保険で備えるなど、災害対策の1つとしてお役立ていただければと思います。(執筆者:藤井 亜也)