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【今週の日経平均を考える】23000円の壁

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【今週の日経平均を考える】23000円の壁

今週は、5月・6月・7月の高値更新チャレンジをするものの抜けきれずもみ合う形で一週間を経過しました。

ローソク足は、多少のレンジ幅(それでも狭いといえる範疇)はあるものの、終値の位置では、70円の幅で推移する形で値動きしました。

推移は2万2799円、2万2813円、2万2848円、2万2869円、2万2865円という展開で木曜まで切り上げ週末にわずかですが切り下げる展開で週末入りとなりました。

この動きから見えるものは、やはり上に抜けきれず、下に押すこともできずに膠着した動きと考えます。

その中で注目は、木曜までの切り上げは、上抜けしていこうとしている意思は見受けられるも、結局週末に失速といった雰囲気でしょうか?

週明けも小幅に押して寄り付くことが想定されるものの、今週のもみ合いの範囲内となる公算で、9月入りもすぐに方向感が出るかは現状不透明といえます。

さらに高値安値で今週を見ると、高値が2万3032円、安値が2万2678円となっており、おおよそ350円のレンジとなっています。

さらに高値更新する日が陰線になっており、押すときは陽線という形状となっています。

順張り泣かせの値動きが継続しています。


イメージとしてはやはり、2万3000円どころを節目とみた動きで、2万3000円は売り場という動きに見受けられる状況ですが、そう見ているものの押せば買いが入っているともとれるので、上抜けの可能性は十分に残していると考えます。

この現象を取り巻く経済状況としては、為替の影響が大きいと判断します。

各国の金利政策に対する思惑があり、さらには前々から継続するトランプ発の貿易戦争となっていると思われます。

ただ、週明けから9月入りとなり、出来高も上がってくることが想定されます。

そうなるといつ動きが出てきてもおかしくないと考えます。

おおかたの見立ては、上を見てる方が多いいように感じますがどうなるでしょうか?

私自身も上の可能性も踏まえていますが、下への可能性も大いにあると考え備えています。

細かいことは、下に記載しますが、テクニカル的には先週記載した通り、上を示している動きが多く、

上抜けの可能性を高くしています。

目先直前となっている2万3000円を終値ベースで勢いをもって抜けられるかに注目しつつ、BOXという前提で見たときは、逆に2万3000円どころを天井とした押しという展開も想定されます。

現状に見えてる材料で確定的なものは、無いので上も下も備えるべき状況と考えます。

上抜けに関しては、下から持ってきている買いの利確割合で調整して実際は抜けてからの対処がメインとなると考えます。

BOX想定に関しては、上値目途に到達しているので買い玉の一部利確と売り玉の仕込みと考えます。

出来ればそれを窓空けて上で寄り付く時の寄り付き時か、陽線で引けるときの大引けでの実行が出来ることが、望ましいですが、実際は逆になる方が多いいのが現実だとは思います。

現状分析

5日線


一週間を通して上向きで推移となりました。

位置としては、上に乖離した状況で始まり、週後半まで乖離を維持していましたが、週末に寄り付きで下に割り込むものの引けでは上を維持しました。

現状 上値追いの可能性を高く示しています。

25日線

先週に向きを上としてから上向きを継続した一週間となっています。

位置は、上に乖離した状況を推移しております。

こちらは先週同様 波打っていることで現状はBOX示唆という見立てとなります。

乖離率も最近の上下の乖離は3%から4%弱内で推移しており、強い動きというより滑らかな動きとなっていると見受けます。

75日線

前週下向きでしたが、今週かすかですが上向きとしました。短期的に波うちしていることで、方向感を示せない状況と考えます。

位置としては上を推移しています。

5日線以外の25、75、100、200日線が2万2400円台に収まり膠着感を示していると考えます。

トレンドライン

横軸の2万3000円どころが強く上値抵抗線として機能していると見受けられます。

下に関しては、8月24日から27日にかけて空けた窓が価格帯として下値支持線となっています。

さらには、過去の上値抵抗線となっていた切下がりのライン1月の高値と7月の高値を結んだラインが下値支持線となっているように見受けられます。

そして深く押したときには、各種移動平均線がサポートラインとなるか注目で、さらに押したときは3月よ7月の安値を結んだラインはかなり重要度が高く機能すると思われます。

テクニカル指標

一目均衡表


先週同様強さをイメージつけする展開が継続です。

気になるところとしては、遅行線が日々線の上を推移しているものの乖離が小さいことで、また日々線に絡み始める可能性が垣間見えます。

そうなると押すという可能性が増えてきます。どうなるでしょうか?

ボリンジャーバンド

バンドが開く動きはしてますが、私的には波うちの範疇ととらえています。

従ってBOXを示していると想定され現状は、+2σを上値抵抗線とした動きをしているように見受けられます。

その上で+2σ近辺を推移している現状は、売り場を示していると取れます。

ただ、ここから一気に+3σを抜けて、ボリンジャーウォークに入る可能性も視野に入れて対応が必要と考えます。

スローストキャスト

デットクロスした後、2本のラインが下りていく動きをしていますが、上り同様で緩い角度でおりています。

この動きは強いととれる動きと考え、この動きから下まで降りる手前でゴールデンクロスしそうな雰囲気が出ており、そうなるとやはり強いと取れる値動きとなり、2万3000円を突破するかもと考えられます。

総合判断


高値圏で足踏み状態ですが、上抜けを示唆するシグナルが多数出ている状況です。

5月につけた高値に対して3度目の挑戦で上抜けられるか?

上抜けたときの動きも視野に入れてシナリオを立てて準備したいと思います。

すでにBOXに入って3か月が経過し4か月目に本格突入するか? 見極めです。周期で考えると6か月のBOXという事も想定が必要になりそうな気配です。

とても難しい判断ですが、結果的にはいつもとおり、どうなったらどう建玉を動かすというシナリオを立て、そのシナリオに沿った建玉の操作をするに尽きます。

偏った考えに縛られずに柔軟な対応をしていきましょう。

そして9月から12月の年内に関して利益を出しやすい時期に入ります。臨機応変な動きで利益を積み上げてまいりましょう。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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