723万6,000円のトヨタ燃料電池車「ミライ」を100万円で買う方法

トヨタの燃料電池車「ミライ」の価格は723万6,000円です。

トヨタの燃料電池車「ミライ」

≪画像元:トヨタ MIRAI


一般家庭には遠い存在かと思いきや、
「約100万円の負担で、ミライを4年間所有できる方法がある」
という情報が。

723万6,000円のどこをどうやったら100万円まで下げられるのでしょうか。

723万円から100万円にするポイントは3つ

ポイントは3つ


車の購入金額を723万6,000円から100万円にまで下げるポイントは3つ。
1. 国と自治体から補助金をもらう(国は202万円で自治体はそれぞれ異なる)

2. 補助金が高い自治体に住んでいる(現状だと東京、神奈川、埼玉が高額)

3. トヨタの残価設定型ローンで分割48回払い


注意点もいくつかあります

・トヨタの残価設定型ローンありきの話なので、一括で購入すると高くなる。

・補助金同等の頭金を入れないと、月々の支払いが住宅ローン並みに高くなる。

・補助金はある地域とない地域があり、金額も数万円から100万円までさまざま。

・「水素ステーション」が生活圏内にあるかどうか確認する必要がある。

・補助金の申込額が予算に達すると受付終了となる。

・補助金を受けて購入した車は、一定期間(3~4年)保有しなければならない。

・4年を過ぎても所有したい場合、残価分を支払わなければならない。



燃料電池車は国からの補助金が破格

国からの補助金が破格


国からもらえる補助金はなんと202万円

燃料電池車を購入する人なら誰でも申請できる補助金です。

手続きをディーラーに任せることもできます(有料)。


自治会からの補助金は要確認

東京都の場合、101万円が自治体からの補助金として支給されます。

補助金の有無や金額は各自治体によって違います。

東京以外で高額の補助金を出しているのが、埼玉県(100万円)神奈川県(70万円)です。

※参考:全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置


トヨタの残価設定ローンで50%価格の買取保証

ミライを100万円程度で購入するために欠かせないのが
「トヨタの残価設定型ローン」

です。

トヨタの残価設定ローンで50%価格の買取保証

≪画像元:トヨタ購入サポート


トヨタの残価設定型プランでミライを購入すると、4年後に50%で買い取ってもらえます

(走行距離や車両の状態に関する条件あり。)

※参考記事:自動車評論家 国沢光宏 燃料電池車MIRAI、4年リースならプリウスより安い総支払い額115万6800円に!  


残価設定型ローンありきで計算してみるとこうなる

残価設定型ローンでミライを購入する場合、購入者が負担すべき金額は361万8,000円。

ここから補助金を引いて諸費用を足せば負担額が確定します。

1. まずは定価723万6,000円の50%価格から補助金を引く
361万8,000万円-303万円(国と東京都の補助金)=58万8,000円
2. 次に諸費用をプラス
58万8000円+13万2237円(税金、諸費用、リサイクル料金)=72万237円
3. オプションとして「ナビパッケージ」もプラス
72万237+31万3,200円(ナビパッケージ)=103万3,437円
購入者が支払う総額は「103万3,437円」です。


頭金を入れないと月々のローンが大変なことになる

残価設定型ローンありきで計算


注意したいのは、補助金が入る時期です。

購入と同時に補助金が反映されるわけではないので、月々の支払い額を軽くするためには、補助金同等額の頭金を入れる必要があります。

頭金300万円を入れれば、金利3.5%なら均等払いで約23,700円×48回です。

頭金ゼロならば、月々9万円を超えてしまいます。


すべてはCO2削減のための施策

地球温暖化の影響は、もはや待った無しの状況です。

これに危機感を持った世界各国が打ち出した目標が、ガソリン・ディーゼル車の販売廃止です。

ドイツは2030年までに、イギリスやフランスは2040年までに、ガソリン・ディーゼル車の販売を禁止し、電気自動車に切り替えていく方針。

日本はまだ国としてこの件に深く踏み込んではいないものの、CO2削減に向けた対策を打ち出しています。

その一環が、クリーンエネルギー自動車の補助金制度です。


補助金が出る「クリーンエネルギー自動車」とは

クリーンエネルギー自動車


国からの補助金がある「クリーンエネルギー自動車」と呼ばれるのが以下の4種。
・電気自動車

・プラグインハイブリッド車

・燃料電池車

・クリーンディーゼル車
ミライは「燃料電池車」に該当します。

燃料電池車に対する国からの補助金は202万円

これは、4種のクリーンエネルギー自動車の中で最も高い金額です。

※参考:クリーンエネルギー自動車AtoZ 利用できる補助金制度等

※参考:経済産業省 燃料電池自動車・バスの普及に向けた導入支援策について(pdf)


ミライは水素満タンで650㎞から700㎞走る

ミライの水素タンクは容量122.4L、充填可能水素量は4.6kg。

1充填(ガソリン満タンと同じ状況)あたり走行できる距離は、水素充填圧が70MPaの場合650㎞で、水素充填圧82MPaの場合は700㎞走行できます。


燃料コストはガソリン車と比べてどうなのか

水素1kgあたり1,000円として、1充填で4,600円(税別)です。

4,600円は、150/Lのガソリンなら約30Lの金額。

つまり
「ミライ」は4,600円で650㎞走行

「15㎞/Lのガソリン車」は4,600円で460㎞走行。

「20㎞/Lのガソリン車」なら4,600円で613㎞走行。
実燃費20㎞/Lでも150円/Lではミライに負けます。

20㎞/Lのガソリン車がミライとほぼ同等の燃料コストになるためには、ガソリン価格が140円/L以下となる必要があります。


水素ステーションが普及しないとミライの維持は難しい

水素ステーション


水素ステーションが近くにない人のほうが圧倒的に多いのが現状です。

※参考:JXTGエネルギー 水素ステーション一覧

全国的に見れば、現段階でミライを買うメリットがある人は少ないでしょう。

環境のためにミライをいま定価で買おうという人は、ほとんどいないかもしれません。

しかし、補助金や水素ステーションなどの諸条件がピタリとはまるなら、興味のある人にとってはお買い得な車だと思いました。(執筆者:木山 由貴)

この記事を書いた人

木山 由貴 木山 由貴»筆者の記事一覧 (24)

音楽とネコ大好き40代主婦ときどきフリーライター。元子ども英会話講師。「気になることはとりあえずやってみる」の精神で毎日楽しく暮らしています。節約するところはビシッと節約、使うべきときは大胆に使うので生活満足度は高め。「みんながやってるから」より「自分はどうしたいか」を優先するマイウェイな性格。子どもの教育は「お金をかけず手をかける」がモットーです。
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