【今週の日経平均を考える】トレンドの変わり目の線引き

今週は、年初来高値更新を達成した翌日に陰線を立てて、いったん天井を付ける形を形成し、その後、押す形で週末となりました。

今回の上昇の始まり9月7日から、いったん天井付けた火曜日が16営業日となっており、基本数値としては、反落の可能性のある日柄で陰線が立ったことで下げの可能性が見えました。

そして、今回の押しが始まると、この押しがどこまでかの目途を立てる必要があり、陰線2本立てば上昇である以上、打診的な買いを入れるがセオリーであるので、金曜日の寄り付き、または、引けには打診買いを入れるべき日だと考えます。

その上で、さらに押すことも想定し、25日線までの押しや、9月18日から19日の窓、さらには前回高値の2万3000円どころだと考えます。

したがって3段階ぐらいに分けて買い乗せを入れていく事を想定した資金配分での買い乗せ計画と現状では考えています。



そして、上記のシナリオは、上昇トレンドであるという事が前提となっています。

その前提が崩れるとしたら、どのような状況になったときかは決めておく必要があります。

基本で言えば、25日線を窓空け陰線や大きな陰線で割り込むときですが、イレギュラーもあるのでこのパターンならと決めつけることは厳しいです。

現状ですでに、上昇であるという前提が崩れている可能性もあるので、売り玉の保有は必須ではあります。割合を考えながらの対応が必要であると考えます。

ここ数日の動きを含めて、この週末の反応は米国の金利上昇に対する警戒からきています。

考えすぎかもしれませんが、トランプ大統領のスキャンダルも今回は影響してきそうですし、長引く可能性も感じています。

基本は上と考えますが、無条件に上と思える状況ではないのかなと思える次第です。

そして週明け 多少の押しでの寄り付きが想定されます。

状況によっては窓空けも考えられるので、調整入りの可能性も消さずに対応が必要です。


現状分析

5日線




上向きから下向きへと向きを変えてきました。

位置も週前半は上に乖離していたところからタッチして実線が触り、終値で割り込み週末は下へと乖離しました。

押し目レベルで止まるか?週明けが正念場と考えますが、ここで下がるかもと思いながらも買いが入れられるかがポイントにはなってくると考えます。

25日線


変わらず上向きを維持しています。

位置も上を推移しています。ただ前週と比べて乖離率は縮まってきており、週末の安値では2%以下まで詰めてきています。

ここからグランビルの買いの2となるか? 買いの3的な動きとなるか? はたまた25日線を本格的に割り込み売りの1を形成していくのか見極めです。

75日線


変わらず上向きです。位置も上を推移していることを継続中です。

100日線と寄り添って推移していましたが、徐々に75日線を上とした乖離がはじまり、明確に並び、位置が75日が上で100日線が下という配置となり始めました。

トレンドライン


急角度の切上がりのサポートラインは割り込みました。

次は9月18日から19日に空けた窓が抵抗帯として機能してくると想定し、その下に25日線でさらには、5月から9月までのもみ合いの上限の2万3000円近辺がサポートラインとなると考えます。

前週も記載しましたが、3月、7月、8月、9月の安値を結んだラインが、今の上昇を維持ししていると判断する最終ボーダーラインと考えます。

ただ、ここで一つ、再度BOXに入っているかもという可能性も示しておきます。

上限2万4500円近辺で下限が2万3000円近辺というBOXです。

頭の片隅に入れておいてください。根拠はボリンジャーバンドの-3σの動きと今回の高値です。


テクニカル指標

一目均衡表




完全系の上昇から崩れ始めています。転換線を割り込み転換線の向きが下となっています。

基準線は変わらず上向きで、上を推移なので、現状短期的な押しレベルの動きですが、警戒は必要です。

徐々に雲が切りあがり始めるのでこの後の動きに注目です。

ボリンジャーバンド


バンドが開きから上向きに変わる動きとなりました。

その際に上記にも記載しましたが、-3σが微妙にですが波打ったことが少々気にかかります。

さらにボリンジャーウォーク開始して1か月弱で、とりあえず一日ですが+1σを割り込みました。

これでボリンジャーウォークが終焉となるのか?

週明けの動きで決まりますが、速やかに+1σの上に出れれば可能性は残るし、週明け窓空け陰線となると、急上昇はいったん終了という判断となります。

スローストキャスト


下げ始めていったんゴールデンクロスの動きとなりましたが、即デットクロスとなり2本のラインが売られすぎゾーンまで近づきました。

ここまで降りてきたとなると、急上昇が終焉を迎えたという判断もありかという状況です。

もちろん週明けから反発して、今の位置でゴールデンクロスとなれれば、まだ上昇継続という判断も可能かと思います。週明け水曜までには結論が出ると考えます。


総合判断



現状、上昇という見立てとなり下がったら買い乗せというスタンスです。

ただし、このスタンスをどのタイミングで崩すか? の見極めも必要になりそうな雰囲気が出ているので上げ一直線の考えは危険と考えます。

見えるものをしっかり見て判断し、ご自身の判断基準の中でトレンドの変わり目の線引きが必要になります。

変わり目がとても相場にかかわるうえで一番重要かつ一番勉強になる場面です。ここをしっかり見極めましょう。

例年では、10月のどこかでいったん天井というパターンです。

通常、半ばか後半というのが通常ですので、このまま押すというのは少々不可解ですが、相場は生き物ですので想定通りには動かないという事も素直に受け入れましょう。

週明け 非常に大事になりますので細心の注意を払って見極めましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 (100) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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