日経平均2万4,000円超えも 米長期金利の上昇で、大波乱相場へ

日経平均が長年の課題である2万3,000円の壁を越えたあと、一気に急上昇して2万4,000円をクリアーしました。

しかも1月につけた高値も超えて2万4,000円台半ばへ。

このまま青天井で上昇するかと見えましたが、1,000円近く下げて、10/5のナイトの終値は2万3,650円付近です。

今回は、現在の世界の株式市場に何が起きているのかを分析します。

現在の世界の株式市場に何が起きているのかを分析

新高値から急落した日経平均

日経平均 日足 5月~現在

日経平均はこのように、5月からずっと2万3,000円付近で頭を抑えられていたのが、9月半ばから急騰して、2万4,500円付近まで上昇しました。

2万3,000円を超えたところからは、予想したとおり新値追いの相場になりました。

しかし、ここにきて急落しています。

理由はいくつかあるのですが、一番の問題は、

今の下落が短期間に急騰したことによる反動に過ぎないのか、

それとも日経平均が天井を打ってしまったのか

ということです。

日経平均日足 2017年11月~2018年2月

こちらが今年始めの天井と、そのあと暴落した時の日経の日足ですが、現在の相場は、この時の形に似てきています。

最終的には2万3,000円の節目で、買い支えられるかどうかがポイントでしょう。

特に今週はSQなので急激な動きが生じる可能性もあります。

ナスダック日足

NY市場はここ半年近くとても安定していましたが、雲行きが怪しくなってきました。

ナスダックは日足ベースで、75日移動平均線を下回ってきています。

これは4月の暴落時以来のことです。

今まで数日間で終わった下げに比べて、3月、4月のような本格的な調整が来る可能性があります。

なぜ、急に相場の流れが変わったのか

好調だったNY市場や日経平均の流れが変わったのは、最近のアメリカ長期金利の上昇があります。

最近のアメリカ長期金利の上昇

9月にはいると今までの大きな節目だった3%を超えて3.2%台まで上昇

米国債は急落して、10年国債で11.53ポイントと9月始めの120ポイントから大幅に下げています。

3%台に乗った米国の長期金利は2013年時を超えて、2010年の水準に近づいています。

このような環境の変化で、安定していたNYの株式市場に売りが起きている状況です。

もし長期金利の上昇が止まらなければ、ブラックマンデーの時のように、高値から一気に暴落して底なしの相場になってしまうでしょう。

これまでトルコリラのような通貨や米中の貿易問題がクローズアップされてきましたが、アメリカの長期金利の上昇という、株式市場にとって最も警戒すべき状況になってきたことは確かです。(執筆者:岡 隼人)

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日経先物・FXのデイトレーダーをしながらライターを行う。ジャンルは株式・FX・投信・仮想通貨・経済一般と幅広い。世界経済の流れは根底でつながっています。NYダウやナスダックはもとより、最近では仮想通貨の上昇・暴落が日経平均に影響を与えることもあります。世界経済の関連を見越した、タイムリーでわかりやすい記事を心がけます。
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