ダイソーの除光液といえば、ボトルに指を入れるだけでネイルが取れる「ネイルキス」が大人気です。
しかし、もちろんそれ以外の除光液も売られています。
中でも、特に筆者が気になっているのは、最近よく見かけるアセトンフリーの除光液。
最近よく見かける新しいタイプの除光液ですが、昔ながらのアセトン配合除光液とどう違うのでしょうか?

そこで、前回ご紹介した「ネイルキス」に引き続き、今回はダイソーのアセトン配合除光液とアセトン配合除光液を試し。
その使い心地を比較してみました。

目次
除光液に含まれる「アセトン」とは?
アセトン配合除光液と、アセトンフリー除光液を比較する前に、除光液の多くに使われている「アセトン」について、家にある電子辞書で調べてみました。
アセトン(acetone)
特有のにおいのある無色・摘発性の液体。引火性がある。(引用元:デジタル大辞泉 / カシオ EXーword)
除光液独特の鼻を衝く刺激臭は、このアセトンの性質から来ていたのですね。
ところで、除光液のアセトンについては、美容の専門家などが爪に及ぶ影響について言及しています。
しかし、専門家によって意見が分かれており、なにが正しいかは定かではないようです。
そのことから、今回は爪に及ぶ影響については一切触れず、「におい」と、「ネイルリムーブ力」の違いの2点に絞って比較することにしました。
なお、爪に塗るマニキュアは、ネイルキスのお試しで使った「ダイソー × サンリオコラボネイルポリッシュ」の「輝きラメ」をセレクト。
短時間でラメまでしっかり取れるどうかについても確かめてみました。
「ネイルリムーバー グレープの香り」(アセトン配合除光液)

まずは、アセトン配合の除光液、「ネイルリムーバー グレープの香り(200円)」から試してみました。
この製品は、ほかに「ストロベリーの香り」があります。
1.におい
思ったよりも刺激臭が少ない感じ。グレープの甘い香りがします。
もっと鼻にツーンとくる刺激臭があるかと思っていましたが、ちょっとかいだ感じではマイルドな感じです。
時間の経過に伴い多少刺激臭が強くなりますが、個人的にはそれほど気にならない程度です。
ただ、筆者はとても嗅覚が敏感で、シトラス系やスパイシー系以外の甘い香りは苦手です。
だから、グレープの甘ったるい香りを多少不快に感じたことも確かです。
2.ネイルリムーブ力
マニキュアを取るにあたっては、どちらの除光液もキッチンペーパーにたっぷりと除光液をしみこませ、かるくこすりました。

軽くひと拭きしたところ。多少ラメが残っていますが、かなりきれいに取れています。
ふた拭き目には、残ったラメもほとんど取れました。
これは人気商品の「ネイルキス」と変わらないレベル。
もちろん足のマニキュア(ペディキュア)もきれいに取れます。
ネイルオフのたびにゴミや洗濯物が出るというデメリットはありますが、ネイルリムーブ力の高さを考えれば高評価です。
また、200円ですが大容量タイプなので長く使える点もお得。
1本持っていて損はない除光液ではないでしょうか。
「ネイルリムーバー(アセトンフリータイプ)」

次は、「ネイルリムーバー(アセトンフリータイプ) 100円」を試してみました。
1.におい
アセトンが入っていないので、ほとんど刺激臭はありません。
その点ではにおいが気になる人も問題なく使えると思います。
特に、化学物質のアレルギーがある人などにはこちらの方がよいのではないかと感じました。
ただ、無臭というわけではなく、多少薬品のようなにおいはあります。
鼻を近づければ気になる人はいるかもしれません。
2.ネイルリムーブ力
アセトン配合タイプと同じく、キッチンペーパーにたっぷりと除光液を含ませて使いました。

残念ながら、ひと拭きではほとんどマニキュアが取れません。
また、2、3度拭いてもなかなか取れず、最後は少々強くこすって取らざるを得ませんでした。
そのことから、個人的にはアセトンフリーの除光液はかなり低評価。
アセトン配合の除光液に比べると、ネイルオフの時間が倍以上かかるという点で不満足な結果となりました。
使い勝手のよさならアセトン配合、においに弱い人はアセトンフリーがおすすめ
今回は、ダイソーの除光液のなかから、アセトン配合除光液とアセトンフリー除光液をピックアップ。両者のにおいとネイルリムーブ力を比べてみました。
個人的には多少気になってもネイルリムーブ力の高いアセトン配合タイプに軍配が上がりました。
しかし、人工的なにおいで気分が悪くなる、あるいはアレルギー症状が出てしまう人などには、アセトンフリータイプの方がベターだろうとも思いました。
どちらのタイプもメリット・デメリットがありますが、ダイソー商品なら100円または200円という安さで気軽にお試しできます。
ぜひ試しに両方使ってみて、ご自分がよいと思った方を使ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:大岩 楓)