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浪費の原因となるストレスを防ぐ【第2回】 ママの浪費は「育児ストレス」を疑え

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浪費の原因となるストレスを防ぐ【第2回】 ママの浪費は「育児ストレス」を疑え

ストレスは浪費の原因

育児ストレス

筆者も、ストレスから4度浪費に走った時期がありました。

1. 職場の人間関係の悪化

2. 乳幼児期の育児ストレス

3. 思春期の子どもとの葛藤

4. 子どもの大学進学による家計の悪化

今回は、筆者が経験した「乳幼児期の育児ストレス」による浪費と、そこから抜け出したきっかけ、浪費の原因となるストレスを軽減させる方法についてお伝えします。


育児ストレスが原因でUFOキャッチャーにハマる

ストレスでユーフォ―キャッチャーにはまる

筆者が子どもを出産して間もない時期に、転勤による引越がありました。

慣れない土地で出産の疲れや引越し疲れが癒えない中、近所のママ友が生活に必要な情報を教えてくれたので、育児ノイローゼにはならずにすみました。

しかしながら、ママ友づきあいにはプライバシーがありません。

なにかにつけて干渉が入り、うっかり失言でもしようものなら、あっという間に尾ひれがついて近所中に広まってしまいます。

その点は、会社員時代に培った「スルー力」でどうにかやりすごしましたが、ストレスがたまらないわけはありません

肝心の夫は多忙すぎて毎晩遅い帰宅、休日も疲れ果てている感じで、家事育児を手伝ってもらえる状態ではありません

それが原因で、さらにストレスが膨らみましたが、ママ友に愚痴を言うのは非常にリスキーです。

ママ友以外に知る人もない状況の中、誰にも悩みを打ち明けられず、どんどんストレスを溜めていきました

そんなある日、ショッピングセンターでUFOキャッチャーをやったところ、偶然一発で取れてやみつきになりました

その結果、ショッピングセンターに行くたびにUFOキャッチャーで浪費するように…育児ストレスが原因なのは明らかでした。

浪費をストップさせた電話相談員の言葉

電話育児相談に頼る

何度か浪費した時点でこれは、パチンコにはまる人と同じパターンだ…と危機感を抱きました。

雑誌に載っていた電話育児相談に電話をかけ、ワンオペ育児の悩みや浪費について全部吐き出してみることにしました。

インターネットが普及していない時代の話です。

相談員の答えは、

「母親だって自分を優先させる時があってもいい」

筆者にとって驚くべきものでした。


「母親は自らを犠牲にして子育てをするのが当たり前」であり、上記のような考えを持つこと自体が、母親失格だと言われました。

筆者はそのような声に逆らえず、子どものためにあらゆることを我慢していました。

相談員は

「母親が幸せでなければ子どもが幸せになれるわけがない」

「やりたいことがあるなら我慢せずにやってみては?」

とアドバイスしてくれました。

そこで、以前から興味があった、地域情報紙の制作(託児つき)に参加してみました。

子どもから離れて自分の時間を持ち、思い切りやりたいことができたので、育児ストレスがかなり軽減されました。

UFOキャッチャーへの無駄な浪費もストップ、家計が傾く前に事なきを得ました。

育児ストレスは「息抜きの時間」で軽減

ママにニコニコしていて欲しい

それまでまじめに子育てをやっていた母親が急に浪費を始めた場合、まずは育児ストレスを疑う必要があります

筆者もまた、子どものためにやりたいことを我慢しすぎたため、ストレスから浪費に走りました。

そのような浪費の原因となる育児ストレスを軽減させるには、母親自身の息抜きの時間を作ることが必要不可欠です。

育児中でもやりたいことがあれば、外野の声など気にせず、可能な範囲で自分のやりたいことを楽しむことも必要です。

父親である夫の協力はもちろん、

・ 実家の両親

・ ファミリーサポートセンター

・ 保育園の一時あずかり

・ ベビーシッター

など、あらゆる人やサービスの協力を仰ぎながら自分の時間を作り、ストレスをためずに子育てライフを楽しむのが、育児ストレスによる浪費をストップさせる一番の薬でしょう。

なお、子育ての悩みを誰かに相談したい場合は、安易にSNSやインターネットの育児掲示板などは避けた方がいいかもしれません。

それらは拡散力が非常に高いため、かえってストレスを増大させ、浪費も増える恐れがあるからです。

相談相手の選定は、くれぐれも慎重に行いましょう。(執筆者:大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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