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【災害に備える】備蓄品の賞味期限切れを防ぐ「ローリングストック」のやり方と、経験者に聞いた「必要なものリスト」

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【災害に備える】備蓄品の賞味期限切れを防ぐ「ローリングストック」のやり方と、経験者に聞いた「必要なものリスト」

地震や台風などの災害が多い日本に住んでいると、いつ自分が被災者になるか分かりません。

町内会でさっと取り出せる場所に備蓄してあればいいですが、たいていは支援物資が届くのに3日ぐらいかかるそうです。

いざという時に自分や家族が困らないよう、「ローリングストック方式」でしっかり備蓄しておきましょう

ローリングストック方式

ローリングストックとは?

ローリングストックは、

備蓄品を食べる → また新しいものを補充する

というやり方で、常に賞味期限の新しい食料を備えておく方法です。


何年も保存する必要がないから災害用の値段が高いものを買う必要がなく、コストの面でもお得

水、野菜ジュース、シリアル、ゼリー飲料、お菓子、レトルト食品など、ガスや電気が止まっても食べられるものを多めに備えておきましょう

保管場所には食品の出し入れがしやすいところを選ぶ

畠山さん宅の備蓄品収納

ローリングストックを面倒がらずに続けるためには、古いものと新しいものを出し入れしやすくすることが大切です。

我が家では衣装ケースに備蓄品を入れ、ぱっと見て在庫を把握しやすいようにしています(上の図、左側)。

ケースの底にコロコロが付いているので部屋から部屋への移動もしやすいですが、深さがあるので食品を重ねて収納しなくてはならず、新しいものを一番下に回す作業が少し面倒です。

スペースや予算があれば、図・右側のようなスライド式の棚がおすすめです

他にも、取っ手を持ってまるごと引き出せるストッカー、底の浅いダンボール箱も使いやすいですし、常に棚の半分を開けておいて新しく買ったものはそちらに入れていくというやり方もあります

キッチンに空いている引き出しがあれば、そこに並べていくのも良いです。

最悪なのは、奥のほうに手が届きにくいごく普通の棚です。

新しいものを買った時に補充するのが大変なので、備蓄品の保管場所としてはあまりおすすめできません

あると助かる備蓄品リスト

普段便利に暮らしている私たちには、災害時に必要なものがいまいちピンときません。

そこで、実際に被災し、備蓄品でしのいだ経験のある親戚に「あって助かったもの、なくて困ったもの」について聞いてみました

あると助かる備品リスト

1. 水

水は大人1人あたり1日分3Lぐらい必要だと言われているので、ミネラルウォーターを多めに備えておきましょう

ただし、これは飲料水や調理に使うだけの分量。

トイレや洗面、簡単な洗濯に使う分の水も必要なので、日頃からお風呂に水を溜める癖をつけておくと良いそうです。

また、給水車まで水をもらいに行く時は、リュック型の給水袋があると便利だそうですよ。

2. 食品用ラップ

災害時に水道が止まると洗い物ができないので、親戚はお皿に食品用ラップを敷いて食事をしたと言っていました。

3. 衛生用品

液体ハミガキ、デオドラントシート、ドライシャンプー、殺菌用のハンドジェル、制汗スプレーがあると、お風呂に入れなくても清潔を保ちやすいそうです。

ケガをするかもしれないので、消毒薬や絆創膏、包帯などもぜひ用意を。 感染症防止にはマスクも用意しておきたいですね。

下着は100円ショップなどを利用して、使い捨てできるものを多めに買っておきましょう

4. サプリメントや野菜ジュース

災害時はどうしても野菜不足になるので、マルチビタミンのサプリや野菜ジュースがあると心強いのだとか。

5. 中身の見えないポリ袋とトイレの消臭剤

トイレの水が流せない時は、厚手のポリ袋を二重にして便器にセットすると良いそうです

捨てる時に中身が見えると恥ずかしいので、黒いものがおすすめ

そして、ポリ袋の中に水分を含むとゼリー状に固まる粉末を入れ、ニオイも一緒に閉じ込めます

避難所にもトイレはありますが、行列で使いたい時に使えなかったり、汚くてとても使う気になれなかったりするケースも多いようなので、特に女性の方は備えておいたほうが良いと思います。

トイレの水が流せない時の対処法

≪画像元:救水戦隊スイセンジャー!ぬうマッチョ!!≫

こちらの記事では透明のビニール袋に新聞紙をいれて対応されています。

6. 保温シートやカイロ

寒い季節に暖房が使えないことを考えると、さっと羽織るだけで体を温めてくれる保温シートやカイロがあると便利です。

また、電気やガスが必要なストーブではなく、乾電池と灯油があれば使えるタイプのものを備えておくと安心

我が家も災害用に1台買いました。

その他

・ ラジオ一体型の懐中電灯(スマホの充電もできればなお良し)

・ 軍手、ヘルメット、サバイバルナイフ、ホイッスル、ロープ、トンカチ

・ 家族全員が写った写真(はぐれた場合の確認用)、身分証明書

・ ライターやチャッカマン、ろうそく

・ カセットコンロ

・ 現金(なるべく細かくくずして)

・ ビニール袋、ティッシュ、ウェットティッシュ、タオル、歯ブラシ

「いざ」という時のために…

こうして書き出してみると、災害時に必要なものってたくさんありますね。

自宅から逃げる必要がある場合にはとてもじゃないけど全部持っていけないので、自分たち家族にどうしても必要なものを吟味してリュックにも詰めておきましょう

食品はローリングストック方式ならコストが安く済み、食べ慣れたものを用意できるので安心ですよ。(執筆者:畠山 まりこ)

《畠山 まりこ》
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畠山 まりこ

畠山 まりこ

読書と音楽鑑賞と動物が大好きな主婦です。2013年からライター業を開始し、主に生活に密着したテーマの記事を書いています。「主婦」「女性」という立場を生かし、様々な切り口で読者様の役に立てるような記事を作っていきたいです。 寄稿者にメッセージを送る

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