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2017年に株価高騰、大注目の「RIZAPグループ」各銘柄 大暴落した2018年はどうなったのか検証しました。

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2017年に株価高騰、大注目の「RIZAPグループ」各銘柄 大暴落した2018年はどうなったのか検証しました。

株価も高騰と大注目だった「RIZAP」グループ

ライザップのグループ企業

≪画像元:ライザップグループ

2017年に数々の企業買収によって規模を拡大し、株価も高騰と大注目だった「RIZAP」グループ、1年前に記事にも取り上げさせていただきました。

2018年後半になり、拡大路線から大きく方向転換するというニュースが報道され、株価にも影響を及ぼしています。

そこで、この1年間でRIZAPグループの株価はどう動いたのか、グループ各社の値動きを追ってみたいと思います。

株価その他の情報は11/29(木)終値現在の「Yahoo!ファイナンス」をもとにご紹介しています。

株式を購入する場合、最低購入金額のほか証券会社への手数料がかかります。


1. RIZAPグループ(2928)

美容・健康関連通販や減量ジム「RIZAP」を展開する企業です。

これからご紹介する企業グループの親会社でもあり、M&Aでさまざまな企業を傘下に収めています

前回取り上げた2017/12/15の終値は2,304円でしたが、2018/7/31の1株→2株への株式分割を経て、11/29(木)の終値は297円となっております。

分割後の株価で比較した場合、1,152円→297円とこの1年間で株価が約4分の1になってしまいました。

これまで経営不振の赤字企業に対しその企業の純資産額を下回る金額で買収を行い、買収額とその企業の純資産額の差を「負ののれん」として営業利益に計上することで財務上の業績を上げてきたとのことです。

2018年前半から徐々に株価が下落していましたが、傘下に収めた企業の再建が進まず、RIZAPグループ本体の赤字計上が発表されたことで、11/15からの2日間ストップ安をつけてしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末

・ 配当 0.0円/年

・ 配当利回り 0.00%

株主優待

1ポイント=1円にて、カタログに記載された自社グループ商品と交換

・ 100株以上 2,000ポイント
・ 200株以上 4,000ポイント
・ 400株以上 6,000ポイント
・ 800株以上 1万2,000ポイント
・ 1,600株以上 2万4,000ポイント
・ 2,400株以上 3万ポイント 
・ 4,000株以上 3万6,000ポイント
・ 8,000株以上 7万2,000ポイント
・ 1万6,000株以上 14万4,000ポイント

2. イデアインターナショナル(3140)

インテリア雑貨や旅行用品などの企画、卸、小売りを行っている企業です。

インスタ映えするオシャレなデザインのホットプレートをご存じの方も多いのではないでしょうか。

前回ご紹介した2017/12/15(金)終値は1,075円でしたがその後も上昇、2018年6月末の権利確定前に1200円台をつけた後は緩やかに下落、11/29(木)終値は821円でした。

こちらの企業は現在の優待利回りが10%以上となり、株主優待で選べる商品もRIZAP傘下企業各社と比べると評判が良いので、優待目当てで買い支えられているのかもしれません。

株主優待・配当

・ 権利確定月 6月末
・ 配当 4.0円/年
・ 配当利回り 0.49%

株主優待

RIZAPグループ製品から希望の優待商品を贈呈

・ 100株以上 9,000円相当
・ 200株以上 1万8,000円相当
・ 400株以上 2万4,000円相当
・ 600株以上 3万円相当
・ 1,000株以上 3万6,000円相当

3. SDエンターテイメント(4650)

北海道でゲーム、ボウリング場を、本州でフィットネス施設を運営している企業です。

前回ご紹介した2017/12/15(金)の終値は985円でしたが、2018年年初に1,000円を超える場面はあったものの徐々に下落しました。

RIZAPグループの赤字転落のニュース前は700円台でしたが、発表後は一気に500円を割る場面もあり、11/29(木)終値は510円でした。

ここ1年で半値近くにまで値下がりしてしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末
・ 配当 3.4円/年
・ 配当利回り 0.67%

株主優待

(1) 自社レジャー施設優待券、(2) RIZAPグループ製品のいずれか選択

・ 100株以上 (1) 8枚  (2) 6,000円相当
・ 200株以上 (1) 16枚 (2) 1万2,000円相当
・ 400株以上 (1) 32枚 (2) 2万4,000円相当
・ 600株以上 (1) 40枚 (2) 3万円相当
・ 1,000株以上 (1) 48枚 (2) 3万6,000円相当

4. MRKホールディングス(9980)

旧社名は「マルコ」、女性用体型補正下着、化粧品などの訪問販売を行う企業です。

前回ご紹介した2017/12/15(金)終値は396円でしたが、2018年は徐々に値下がり、RIZAPグループ赤字発表後には100円台まで足をつっこみ、11/29(木)終値は199円でした。

こちらの企業もこの1年間で株価が半値になってしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 1円/年
・ 配当利回り 0.5%

株主優待

(1) RIZAPグループ製品、および(2) マルコ20%割引券

・ 100株以上 (1) 2,000円相当 (2) 1枚
・ 200株以上 (1) 3,000円相当 (2) 2枚
・ 400株以上 (1) 6,000円相当 (2) 5枚
・ 800株以上 (1) 1万2,000円相当 (2) 5枚
・ 1,200株以上 (1) 1万5,000円相当 (2) 10枚
・ 2,000株相当 (1) 1万8,000円相当 (2) 10枚

株価の下落に伴い、100株保有の場合の優待利回りが20%まで上昇しています。

5. ぱど(4833)

無料情報誌を発行する業界大手の企業です。

前回ご紹介した2017/12/15(金)の終値は598円でしたが、2018年前半はさらに上昇し600~700円台で推移する場面もありました。

しかし、徐々に下落、RIZAPグループ赤字発表後には200円台に下がり、11/29(木)終値は278円と、1年間で半値以下になってしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末
・ 配当 0円/年
・ 配当利回り 0.00%
・ 株主優待はありません。

6. ジーンズメイト(7448)

ジーンズ中心のカジュアル専門チェーンです。都心部に路面店を展開しています。

前回ご紹介した2017/12/15(金)終値は1,008円でしたが、この1年間で徐々に下落、RIZAPグループ赤字発表後には400円台に転落してしまいました。

11/29(木)終値は492円と、1年間でおよそ半値になってしましました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末
・ 配当 0円/年
・ 配当利回り 0.00%
・ 株主優待はありません。

7. 夢展望(3185)

10~30代女性向けの衣料品ネット販売を行う企業です。業績悪化によりRIZAPグループ入りしたようです。

前回ご紹介した2017/12/15(金)終値は1,363円でしたが、この1年間で下落、11/29(木)終値は415円と、株価は3分の1以下となってしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 0円/年
・ 配当利回り 0.00%

株主優待

自社クーポン券、またはRIZAPグループ製品

・ 100株以上 4,000円相当
・ 200株以上 6,000円相当
・ 400株以上 1万2,000円相当
・ 800株以上 2万4,000円相当
・ 1,200株以上 3万円相当
・ 2,000株相当 3万6,000円相当

株価の下落に伴い、100株保有の場合の優待利回りが20%まで上昇しています。

8. HAPiNS(7577)

旧社名は「パスポート」で、インテリア雑貨・生活雑貨専門店。首都圏軸に全国展開している企業です。

前回ご紹介した2017/12/15(金)終値の株価は594円でしたが、2018年初頭に700円台まで上昇した後は下降、11/29(木)現在は261円と、株価は約6割下落してしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末
・ 配当 0円/年
・ 配当利回り 0.00%

株主優待

買い物優待券(税抜500円相当)

・ 100株以上 500円相当

5,000円相当の自社商品セット(優待券500円×10枚綴りを含む)から選択

・ 1,000株以上 1種類選択
・ 5,000株以上 2種類選択
・ 1万株以上 3種類選択

9. 堀田丸正(8105)

和装・洋装などの事業を行う企業です。

前回ご紹介した2017/12/15(金)の終値は419円でしたが、3月末までに200円まで急下降し、その後も緩やかに下落、11/29(木)終値は99円と、株価は4分の1になってしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 3月末
・ 配当 0.25円/年
・ 配当利回り 0.25%

株主優待

RIZAPグループ各社の商品から希望の商品をカタログより選択

・ 500株以上  2,000円相当
・ 1,500株以上 6,000円相当
・ 2,500株以上 1万円相当

10. ワンダーコーポレーション

そして、2018年にRIZAPグループ傘下になった「ワンダーコーポレーション(3344)」は、ゲームソフト・DVD・CD・書籍販売店「WonderGOO」などを運営する企業です。

子会社化発表後は株価が2千円以上になる場面もありましたが、5月以降は下降し、11/29(木)終値は601円と高値の3分の1以下になってしまいました。

株主優待・配当

・ 権利確定月 8月末
・ 配当 0.0円/年
・ 配当利回り 0.00%

株主優待

保有株式数と保有期間に応じて1ポイント1円相当の優待ポイントを発行

優待ポイントは

(1) 自社店舗で利用できる買い物優待券、または(2) 優待商品カタログの中から好きな商品と交換

・ 100株以上 

1年未満 2,000ポイント
1年以上3年未満 3,000ポイント
3年以上 4,000ポイント

・ 500株以上

1年未満 3,000ポイント
1年以上3年未満 4,500ポイント
3年以上 6,000ポイント
     

グループ全体が厳しい結果

1年で大幅値下げのライザップ

この1年間でグループ企業の株価は軒並み半値以下に下落し、とりわけ親会社のRIZAPグループ(2928)は株価が4分の1まで減少と厳しい状況になりました。

利益確定に踏み切った株主と、保有し続けた株主で明暗が分かれた1年だったかもしれません。

そのなかで、株価25%減にとどまっている「イデアインターナショナル(3140)」のしぶとさが光ります。

減量ジム事業では堅調のRIZAPグループですが、事業の整理を行い、株価共々再びよみがえることはあるのでしょうか。

株主優待の面では、グループ企業で今後優待が継続されるのかも気になります。

筆者の塩漬け保有中株

筆者は「MRKホールディングス(9980)」株を1年前に購入し、現在塩漬け保有中です。


(画像右上が取得金額、右下が現在の株価)


そして株主優待のカタログ商品をネットで注文しようとしたのですが、申し込みスタートから日がたっていたこともあり、目当てにしていた商品はほぼ品切れしていました。

重ね重ね残念ですね…。

皆様にはお早めの申込みをおススメいたします。

株価その他の情報は変更される場合があります。ご自身でご確認の上、自己責任で投資いただきますようお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)

《吉井 裕子》
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吉井 裕子

東京近郊在住の兼業主婦で小学生の息子がおります。スターバックスの優待欲しさに2009年頃から株式投資を始めて以来、株主優待の魅力にはまり、現在までに取得したことのある銘柄は120種類以上です。カリスマ優待投資家様には及びませんが、株主優待の楽しさをお伝えできれば良いなと思います。 寄稿者にメッセージを送る

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