先週は、前週の反発の流れで一気に11月の高値を上抜けるものの上抜けした日が陰線となりました。

翌日に大きな陰線で前週の上げ幅を吸収する形を作るも25日線で止まるような雰囲気でしたが、止まり切れず、週半ばには25日線を割り込んで11月の安値を意識するところまで押し、反転ポイントを模索するような形で週末入りとなる一週間となりました。

先週の形状で前週までのBOXか? 上げという流れから、上げという可能性を縮小せざるを得ない値動きとなり、逆にBOXか? 下落入りとなるかもという展開を示す状況です。

現状、底割れ懸念はあるものの、約ひと月前に懸念したBOXの可能性が高くなるチャート形状となっています。

さらに細かく見ると、10月の下落で10月末の底入れからは微妙に高値、安値の切り上げが続いているという現状があります。

ただその形状は切り上げた翌日に押すという展開となっており、見方によっては下降フラックと見受けられます。

従ってこの後の展開として、10月の安値と11月の安値を結んだ切上がりのラインを本格的に割り込むと下げの加速という可能性が高くなるという形状を作っています。

ただ、BOXという考えが前面に出ると底割れした瞬間はオーバーシュートという考えがよぎることで、建玉の対策が遅れてしまうという事になるので悩ましいものです。

現実の問題として、今週の月曜日の形状がまさにそのことを示す値動きで、月曜日の寄り付きが窓空けで11月8日の高値を上抜けて寄り付きました。

この高値を上抜けるかはトレンドを変えるかの見極めだったため多くの方が、上抜けていくと考えたと思います。

この高値を上抜けるかはトレンドを変えるかの見極め

かくいう私も寄り付き後30分様子見の後で一旦売り玉の縮小をした次第です。

しかし、結論は陰線形成となり大引けしたことで、上抜けたという信頼度が低くなり、結果翌日に大きく押すとなったことで売りの入れ直しという状況となりました。

この入れ直しが出来なかった人や、月曜の寄り付きで上抜けたと確信してしまい 売り玉の処分から買い玉の乗せをして、気持ちをそのまま切り替えられなかった人は、この週末とても嫌な気分ではないかと存じます。

BOXかもという考えがあれば、オーバーシュートという前提を持つので、全力で上抜けという発想にはならないのですが、経験値の薄い方はどうしても慌てて玉を動かしてしまうものです。

そして先週のレポートに11月8日の高値更新について以下の「」通り記載しました。

「このまま上昇に入る可能性も示しています。ただ、その見極めとして今回の下げからの一回目の反発の高値をつけた11月8日の高値をしっかり上抜けるのか? 逆にこの戻り高値で再度押されてBOXとなるのか?」

上記の通り今週の月曜日12月3日は株価としては上抜けましたが、勢いを持ってという事には当てはまらなかったとなります。この見極めが今後の永遠のテーマとなります。

さらには、自分自身が上抜けたと思った後、違うと思った時の速やかな気持ちの方向転換も重要です。

この後の展開として、11月21日・10月26日を結んだラインを維持するか? それぞれの安値を維持するか?

「勢いを持って割り込むか?」注目で、上記の通り割り込んだときは下げの加速となりトレンドが再度下落入りとなります。

ただ、現状私から見える形式はBOXという考えとなりますので、現状週明けの寄り付きも木曜(12月6日)の安値は維持されそうですので、そうなればBOXの下限という事で買い場という発想になりますが、行動に示すには勇気は必要となりそうです。

しかし、ここ最近の上げ下げは日柄が基本数値で動いていますが、現状の下げはまだ日柄が足りないので、数日間の押しを割り込まず耐えしのげるか? 注目です。

そして、例年の動きとして週明けからの週で、ヘッジファンドのファンドマネージャーたちがクリスマス休暇に入り始めます。そうなると出来高が細ることで相場が荒れやすくなります。

底割れもしやすいし逆に軽くなる分、反発も早くなる可能性はありますので、俊敏な動きに振り回されないような注意が必要です

さらには、大型IPOに伴う売りも出ていると想定します。この辺りも週明けは注意が必要ではと考えます。

そして最大の注目ポイントとしてダウのチャートです。

BOXなのか? 切り下げなのか? こちらも週明けに答えが出るかもしれないです。

時期的にはクリスマス商戦期待の上昇するのが、例年の時期に押しているという現実は、やはり2015年末から2016年を意識する値動きとなっているので底割れに対する備えも十分に必要であると考えます。

現状分析

5日線

現状分析

週初めは上向きでしたが週中に向きを変えて下向きとなったまま週末となりました。

位置は、上に乖離して週が始まりましたが火曜日の大陰線で割り込み下に乖離して週末 多少もみ合って乖離を詰めはしたものの乖離したまま週末入りとなっています。

25日線

前週に向きを変え上としていましたが、今週再度下向きとして波うちとなっています。

この辺りからBOXという可能性を高く感じます。

そして位置は上で始まったものの週中に割り込み週末は下に乖離した状況で週末入りとなっています。

そして5日線と先週ゴールデンクロスするも今週デットクロスとなりました。

BOX時であればこのクロスをそれほど気にすることないのですが、結果この後に割り込んでいったとしたらこのデットクロスから加速と後々言われる形状です。

75日線

今週瞬間的に向きを上としていましたが、結果的に今週、再度下向きとしてこちらも波うち形状となりました。

トレンドライン

10月11月の安値を結んだ切上がりのラインが現状機能してサポートしています。このラインを今後 終値ベースで維持できるか? 注目です。

さらにはその10月11月の安値の横軸がBOXの下減という考え方になるので、強い抵抗線であると想定します。

しかし、ここを割り込むと3月の安値が最後の防波堤となります。ここで止まれないと完全な下落トレンド入りという形状になると考えます。

上に関しては、11月8日と12月3日の高値を結んだラインとそれぞれの横軸が気になるラインです。

手前には25日線もありますが、波打っているので抵抗線としての意識は低くなると考えます。

さらには10月2日と12月3日の高値を結んだラインも気にはすべきかと考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

今週 雲入りするも雲に叩かれ再度 雲から下へ離脱となりました。

さらに基準線、転換線も割り込み再度、弱さをイメージさせる形状です。

遅行線も日々線の上にいたものの割り込み現状ギリギリ日々線に触れてますが下離れは時間の問題と関上げます。

このまま離れていくと5営業日後に天底一致となり反転反発の可能性を示していますがどうなるでしょうか?

ボリンジャーバンド

完全に7本のラインが波うちBOX示唆で+2σと-2σで折り返しています。

今後ボリンジャー理論では+-1σで警戒 +-2σで反転というシナリオでの建玉を想定と考えます。

スローストキャスト

2本のラインがしっかり下まで降りてきたことで、強いという判断がいったん消えました。

この後ゴールデンクロス後に2本のラインが上まで上がれるかに注目で、上げきれなければ弱く底割れという事となると考えます。

総合判断

総合判断

BOXを前提として考え 上限下減を突破したときのパターンを想定して準備という展開と考えます。

例年12月の年末に向けての上昇という期待は多少減らしたほうがよさそうな気配です。

前にも書きましたが、雑音に心を作られず、日々のチャートの形状で細かく見極め判断していきましょう。

この週末発表の雇用統計から米国の景気減速という可能性が示されました。

BOX前提ですが下への警戒もしっかりしていきましょう。では、今週も冷静にしっかり見ていきましょう。(執筆者:城 晶子)