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あなたの節約術が「利回り5%」なら月3万円の節約は720万円の価値がある 節約に対する意欲の上げ方

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あなたの節約術が「利回り5%」なら月3万円の節約は720万円の価値がある 節約に対する意欲の上げ方

お金に困らない人の「お金のパワーバランス」

今回は、ちょっと無理やりですが「あなたの節約術が金融商品なら、いくらの価値があるのか?」というのを見てみようと思います。

これがわかれば、普段の節約生活ももっと楽しくなるかもしれません。

筆者は「個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)」や「つみたてNISA」なども利用しての、資産運用・形成における金融知識の普及・啓もう活動を行っています。

そんな活動をしていますが、基本的に節約も好きです。

一般的に、現役世代(働いて収入のある時)においては、次のバランスが家計において保たれていれば、基本的にお金に困らない、と考えられます。

収入 > 支出

シンプルですね。お給料よりも使うお金の額が少なければ、お金に困らない(ケースが多い)と考えられるからです

お金のパワーバランス

絶対に投資で損をしたくないなら、節約で増やすのも大切かも

資産を増やす方法は大きく二つあります。

1. 投資(または投機的)で増やす(いわゆる投資)

2. 収入よりも支出を低くする(節約・倹約)

ただ「投資」と聞くと、まだ多くの人には「怖い」という気持ちが過度にある人(実際に、大きく損をすることがありますので怖いです)も多いのが現実です。

その一方で、節約の良いところは「(基本的に)損しない」というポイントです。

節約をすると、その分のお金が浮きますので、お金がたまる速度が速まります。

特に現在「なんとなく投資をしないといけない空気は分かるけど、肝心の投資がまだよく分からない」という人がいましたら、「節約 + 貯金」でも十分です。

変な金融商品(コストが高いなど)を買って、損をするよりもよほど安全です。

長期で見た場合の平均リターンは高くても5%くらい?

ちょっと投資でのリターンについて見てみましょう。

例えば、企業年金連合会の過去20年くらいの投資での運用利回りはおよそ4%です。

また、日本株式や先進国株式に分散投資をした場合の期待されるリターンは5~7%くらいではないかと言われています(期待リターンはあまりあてになりませんが)。

ここでは、話の都合上、長期投資をして、平均で5%の利回りになった、とします(実際には金融資産の組み合わせにより大きく変わります)。

この運用利回りが5%というのは、つまり、長期的に見た場合、元本が100万円なら毎年平均にすると、5万円が手に入る(かもしれない)というところです(各種コストなど無視)

もちろん、5%はハイリターンですので、同時にハイリスクでもあります。下がる時は元本が半分近くにもなるかもしれません

年間運用益5万円 ÷ 運用利回り5% = 元本100万円

あなたの節約術、利回り5%なら、おいくらですか?

いくらの価値がある?

さて、仮にあなたが節約生活を送っているとします。

一体、あなたの節約術は利回り5%の金融商品なら、いくらの価値があるでしょうか?

変な質問です。もちろん厳密にはあなたの節約術は金融商品ではありません。これは仮の話です。

仮にAさんが毎月3万円の節約に成功しているとします。

これは、年間36万円を生み出している、と似たような状況です。先ほどの式に当てはめますと、こんな感じです。

年間節約額36万円 ÷ 運用利回り5% = 元本720万円

つまり、Aさんは投資をしておらずに、節約だけをしているのですが、その「節約という行為の価値」は元本720万円くらいの価値がある、かもしれないというものです(利回り5%とした場合)

今回は、ちょっと無理やりでしたが「私の節約術は、このくらいの価値がある」と思うだけでも、節約に対する意欲が上がり、少し楽しくなるかもしれませんね

節約のよいところは「(基本的に)損しない」ところ
まだ投資が良く分からない人は、「節約+貯金」でも良い
節約は一見何も生み出していないようにも見えるが、価値があると考えることもできる

あなたの節約の価値は、おいくらですか?(執筆者:佐々木 裕平)

《佐々木 裕平》
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佐々木 裕平

佐々木 裕平

金融教育研究所という事業所を運営しながら「普通の人のためのお金の増やし方」をお伝えしています。1級FP技能士としての正確な知識を背景に、楽しく分かりやすく、をモットーに活動しています。書籍「入門お金持ち生活のつくり方」(こう書房)ではAmazonkindleランキング全体1位を達成しています。 寄稿者にメッセージを送る

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