幅広い銘柄が買われる上昇相場と違い、景気後退期の下げ相場で株式投資で稼ぐことは困難です。

景気に影響されにくい割安水準の優良企業に投資をしても、だらだら下げてしまいます。

空売りをすれば対応できそうですが、信用取引に手を出すことに抵抗感がある方も多いでしょう。

そんな堅実な資産運用を心がけている方のために、今回は景気後退期の下げ相場でも信用取引を使わないで株式投資で資産運用する方法を紹介します。

下げ相場で上がる株を探すのは困難

複数のディフェンシブ銘柄に分散投資をしたり、為替や景気に影響されない内需個別株に投資をして、下げ相場を乗り切る投資家は非常に多いです。

しかし、多くのケースで資産を減らすことになります

もちろん、下げ相場でも年間を通して上昇する個別株もあります。しかし、昨今の相場は上げるときは徹底的に上げて、下げるときは徹底的に下げる傾向があります。

一度火が付くと、ファンダメンタルやテクニカル分析、セクターの分散など全く関係なく全面安や全面高になりがちです。

下げ相場で上がる株にピンポイントに投資をして資産運用をするのは、考えている以上に困難なことだと肝に銘じてください。

資産が目減りする

信用取引を使わないで下げ相場に対応できるETF

信用取引を使って空売りをすることは、下げ相場では有効な対処法のひとつです。

しかし、空売りは長期間の資産運用というよりは、比較的短い投資手法であり、1年も空売りしたまま放置することは現実的ではありません。それに信用取引に抵抗感がある方も多いでしょう。

信用取引を使わないで下げ相場に対応できる投資手法はないか?

そう考えている方におすすめなのが、日経インバース指数ETF(1571)です。

日経インバース指数ETFは、日経平均株価と全く逆の動きをするETFです。日経平均株価が1%上昇すれば1%下がり、2%下落すれば2%上昇します

信用取引を使うことなく、一般的なETFと同じように投資することができ、日経平均が下落する下げ局面で強力な味方となってくれる優れた投資対象です。

下げ相場に対応できるETF

日経ダブルインバース指数ETF(1357)は投資に不向き

もし、あなたが今後下げ相場になると予想しているのなら、資産運用の手段として日経インバース指数ETFはひとつの選択肢になるでしょう。

ただ、ここでひとつ注意してほしいことがあります。それは日経インバース指数ETFの2倍の動きをする日経ダブルインバース指数ETF(1357)に投資しないことです。

日経インバース指数ETFより人気が高いですが、2倍の動きをするレバレッジ型ETFのため、長期投資には不向きです。

信用取引でもなく、レバレッジ型ETFでもない日経インバース指数ETFが、最も堅実的な選択だといえるでしょう。(執筆者:三田 亮)