3時間で十数品の料理をパパッと作る料理代行のプロ技をテレビで見てから、ずっと「作り置き」が気になっていました。
目次
料理代行っていくらするの?
「ベアーズの料理代行スポットプラン」で、3時間1万3,860円です。
伝説の家政婦として大人気の志麻さんは、「タスカジ」という個人間シェアリングエコノミーシステムからお願いできるとのことで、スポット料金が3時間7,800円です。
その他、交通費と食材費がかかります。

でも、いざ料理代行を頼むとなるとやっぱり迷います。
ならば自分で1週間分作っちゃおう!
われながらめんどうな企画だとは思いましたが、「めんどう」よりも「1週間ラクできる」への興味が勝ちました。
どうせやるならば、料理代行と同じ3時間でどこまで作れるかチャレンジです。

1週間分の料理はどうやって保存する?
普段からあまり作り置きをしないほうなので、何がどのぐらいもつのかが正直よくわかりません。
1週間分の作り置きとなると、冷凍保存の必要もあるはず。
そこで調べてみると、「つくおき」というレシピサイトを発見。
レシピやレシピ動画とともに、保存期間や冷凍保存の可否が記載されていて便利です。
そうと決まればメニュー決め
迷った結果、決めたメニューは以下のとおり。
1. 白菜と豚バラ肉のうま煮

2. 豚肉とたまねぎの味噌マヨ炒め

3. 牛肉とピーマンのオイスターソース炒め

4. 小松菜とえのきの煮浸し

5. ジューシー!揚げなすのピリ辛マリネ

6. 大根のポン酢漬け

7. きんぴられんこん(つくおき)

8. カレー

9. チキンのトマト煮

10. さんまのオイル煮

11. ポテトサラダ

12. ほうれん草のおひたし

13. 茹でたアスパラガス

「カレー」と「チキンのトマト煮」、「ポテトサラダ」は、いつもテキトーに作っているレシピです。
今年我が家で一番のヒット作「さんまのガーリックオイル煮」は、1週間保存可能。
食べる量だけトースターで焼いて、岩塩をふって食べるのが超おすすめです。
グリルを汚さずにさんまを骨までおいしく食べられますよ。
料理の保存方法については、「つくおき」の情報が役立ちます。
作りたいレシピの食材を「つくおき」で検索し、似たような料理の保存方法や保存期間を参考にしました。
1時間目は「ゆでる」と「煮る」
あまりの品数にどこから手をつけていいかわからず、まずはお湯でも沸かすことに。
そこで、「えのき・小松菜・ほうれん草・アスパラ・たまご」をとりあえずゆでまくり。

手が動くと、頭も動き始めます。
ゆでている間に他の具材をカット。
「チキンのトマト煮」の具材を炊飯器に入れ、半信半疑でスイッチオン。
炊飯器料理は初めてで、本当にちゃんとできるのか不安でいっぱいです。
次に「カレー」の煮込み開始。

そうこうする間に「ポテトサラダ」を仕上げて1時間目が終了。
2時間目は炒めもの
2時間目は、メインの炒めもの3品に使う食材のカットから。
肉に火が通るまで調味料をササッと作り、一心不乱に炒めていきます。

一応レシピを見ながらやっていますが、量はザックリです。
3時間目も炒めもの
メインもう1品を炒めながら、「きんぴらレンコン」と「なすのピリ辛マリネ」の準備。
このあたりでだいぶ疲れてきましたが、一応タイムトライアルなのでスピードは緩めません。
「なすのピリ辛マリネ」が完成し、最後の2品と片付けを残したところでタイムアップ。

なんというか、ものすごい達成感がクセになりそうです。
3時間で11品が完成!
3時間ほぼ手を止めずに動いた結果は11品。
心配していた「炊飯器で作ったチキンのトマト煮」も普通に仕上がっていました。
これを機に、炊飯器料理もクセになりそうな予感です。
そして、間に合わなかった「さんまのガーリックオイル煮」と「大根のポン酢漬け」をさらに1時間かけて作り、最終的には13品。

計画に1時間、料理に4時間、片付けに30分の、計5時間半かかってしまいました。
3時間でたくさん作るプロはやっぱりスゴイです。
最初は「料理代行って高い!」と思いましたが、これだけ密度の濃い労働なら納得の料金です。
このチャレンジで気づいた作り置きの節約効果
作り置きをやってみて一番驚いたのは、予想以上の節約効果です。
「1週間分」と思って買ってきた食材は、13品をつくり終えた段階でかなり余ったので、余った食材を一度保存し、1週間後にまた2~3日分をつくり足しました。
買ってきた食材を料理してから保存するので、食品ロスもほとんどありません。
つまり、
ということになります。
毎回1週間分を作るのはちょっと大変そうですが、慣れればもう少し効率アップできそうなので、無理のない範囲で作り置きを心がけてみようと思います。(執筆者:木山 由貴)