【小学生の放課後問題】「学童保育」から「鍵っ子」へ…いつ頃からシフトさせる? 「鍵っ子」たちの本音も聞いてみました。

子どもが大きくなってきたら、いつかは鍵を持たせて家で過ごして待っていてもらう日が来ることでしょう。

そんな「鍵っ子」、どのくらいの年齢でデビューさせ、親が帰るまでの間どんな暮らしをしているのでしょうか。

親が帰ってくるまで、お留守番

学童保育? それとも鍵っ子? いつ頃からシフトさせるか

筆者も小学生と子ども園に通う子どもの母ですから、

「親として我が子がどのくらいの年齢になったら、家でしっかり待っていられるのか…」

というのが大きな悩みとなっています。

子どもに鍵を持たせて家で待たせるって乱暴だとか防犯的に心配だという意見もありますが、そもそも「鍵っ子」は

両親が共働きで留守のため、常に鍵を持たされている子供。昭和38年(1963)から昭和40年(1965)の流行語。 小学館のデジタル大辞泉

という意味。

流行語にもなっているくらいですから、かなり昔から多くの親御さんが悩み、そして他の選択肢が無かったこともあり普通に鍵っ子が存在していた…ということが想像できます。

ただ、今では放課後の子どもの過ごし方として多くの選択肢が用意されています。

学童保育(児童クラブ)

学童保育(児童クラブ)

ポピュラーなのが、学童保育(児童クラブ)です。

就業証明書といった「共働きしている証明となるもの」を提出して利用する学童保育では、指導員もいて宿題の指導をしてくれたり、おやつを与えてくれたりするなど手厚いフォローが魅力です。

ただ、公立の学童では月額3,000~5,000円で推移している一方で、私立の学童だと3万円以上を目安としなければならないコスト的な問題があります。

私立の学童ではお稽古と提携しているところもあれば、お稽古までの送迎を実施しているところもあります(別途料金が発生するケースが多いです)。

しかし、共働き世帯にとって子どもが好きなお稽古が出来る環境というのは大きな魅力ともいえるでしょう。

ただ、やはり年齢を重ねると「学童つまんない」なんて本音が聞こえてきます。

実際に娘の通う学童保育でも、高学年になると自然と利用をやめて家で待たせるというケースが多く見受けられます。

「1人で家で待てること。」

「危ないことをしないこと。」

「ルールを守って行動できること。」

が必然となるため、小学校3年生くらいから検討する親が多いです。

また、兄弟がいる場合は上の子が見てくれるから…と小学校2年生でも児童クラブを利用させないこともあります。

小学校1年生は帰宅時間が早いため、必然的に家で過ごす時間が長くなります。

さらに環境の変化で疲れていることもあり、善悪の判断も深く考えては出来ないので、1人で家で待たせることに抵抗感を覚える親が多いです。

いずれにせよ、家庭の事情と周囲の環境、そして子どもの気持ちに寄り添った判断をしたいところです。

我が子の「鍵っ子」デビューを決めたら確認しておくべきこと

いざ、我が子に家で待ってもらおうと決めたら、どんなことをチェックしておくべきでしょうか。

「鍵っ子」デビューを決めたら確認

1. 鍵を開けられるかのチェックを忘れずに

「鍵を開ける練習は特段していなかったけど、親の見よう見まねでできました。」(30代男性・会社員)

大人にとっては当たり前なようなことも、子どもは実はできなかった…ということがあります。

念のため、鍵をしっかり開け閉めできるかはチェックしておきましょう。

2. 鍵の持たせ方については家族間ではもちろん、学校とも相談を

鍵を持たせて家で待たせるということがなにも珍しくなくなった現代社会。

ただ、防犯上の注意はできるだけしておきたいところです。

学校との相談も大切です。

・ 連絡帳
・ 個人面談
・ 電話

など、連絡を取れるタイミングで前もって鍵を持たせる旨を伝えておきましょう。

首から鍵をぶら下げる

親が働きに出ることになったときに、先生には「鍵を持たせての通学になること」については先生に根回ししていたという男性。

「黄色い紐に鍵を付けて、ネックレスみたいにして毎日通学していました。体育の授業のときもTシャツの中に入れて、身に付けたまま過ごしていましたよ。」(30代男性・会社員)

首からぶら下げるなんて、不用心極まりない! という声も聞こえてきそうですが、一昔前は当たり前だったのですから、時代の流れはものスゴイ早さですね。

ランドセルに付けるタイプのキーケースに鍵をしまう

インターネットでも多く販売されているランドセルに付けるタイプのキーケース。

ランドセルの肩紐部分につけ、案外いわなければ付けていることにさえ気付かないレベルではあります。

「紐部分が伸びるから、鍵を開けやすかったです。でも、友達と遊ぶときもランドセルを持ちださなければならなかったので、家で過ごすことが多かった気がします。」(30代女性・公務員)

色々な色のキーケースが販売されているので、お子さんのランドセルの色と同じキーケースを選べば、同化して目立たないようにすることができます。

落下防止のチェーンを付け、ポケットにしまう

最近の小学生はハンカチ・ティッシュをポケットにしまうのではなく、「移動ポケット」なるものを腰に付け、それにしまうよう指導されているので、ポッケはカラです。

そう、そこに落下防止のチェーンをつけた鍵をしまえば良いのでは? と実践した女性がこちら。

「しまいやすく、無くさない。お母さんに言われてずっとそのスタイルで小学校2年生から鍵を持っていました。鍵を開け閉めするのもラクでした。」(20代女性・大学生)

取り入れやすく、シンプルな方法といえますね。

どんな方法で鍵を持たせるのかについて、子どもの使いやすさもチェックしながら防犯性も考慮し選びましょう

親が帰ってくるまでの時間は勉強? 寂しさでいっぱい?

鍵っ子だった人たちにインタビュー

気になるのが親が帰ってくるまで、どんなことをしてどんな気持ちで待っているのかということ。

実際に鍵っ子だった人たちに、過ごし方や気持ちについて聞いてみました。

「小学校2年か3年くらいから鍵っ子でした。帰ってきて『ただいま』と言う相手がいなくなったと子どもながらに感じたことを覚えています。

当時飼っていた熱帯魚やカメに『ただいま』と言った記憶があります。」(30代男性・会社員)

やはり、帰って誰もいないというのは物寂しさがあるということがうかがえます。

帰ったあと過ごす夜や休日は、いっぱい愛情を注いでカバーしたいところです。

「学校から帰って来て一人で家にいるのと、友達の家に行って遊んだり、公園に行って遊んだりするのが半々くらいでした。友達と過ごしていることが多かったので、寂しさを感じたという覚えはないですね。むしろ、友達と遊ぶ放課後さえ学校行く流れの一連になっていたかもしれません。友達の家で遊んで、家に帰ったらお母さんも帰ってきていて、『ただいま』ということにホッとする…みたいなこともありました。」(30代男性・会社員)

ただいまと言える喜びをかみしめる…キュンとしてしまいますね。

一人暮らしを始めたばかりの頃を思い出す…と言う方もいるのではないでしょうか。

「宿題をしておいて、あとはゲームばかりしていましたね。夕方にお母さんが帰ってくるので、それまでにゲームしたいから急いで宿題を終わらせる…的な!お母さんに小言を言われずに済むラクさと、寂しさと半々くらいでした。」(10代女性・専門学校生)

好きなことをするため、宿題は早めに…という習慣がついたという女性。

宿題を先にやるというのは嬉しいですが、ゲーム三昧になるのは心配です。

今はニンテンドースイッチであれば、設定でプレイする時間を制限することも可能です。

様々な機能を駆使してゲームする時間も調節してみてはいかがでしょうか。

鍵っ子の前に、我が子と家族会議を

鍵っ子の前に、我が子と家族会議を

様々な悩みがつきまとう鍵っ子ですが、多くの仲間が存在することを忘れてはいけません。

周りはどうしているのか、どのくらいで考え実践しているのか…聞いてみてはいかがでしょうか?

そして、我が子の率直な意見を求めてみて、家族会議をひらいてみてください。(執筆者:三浦 希枝)

この記事を書いた人

三浦 希枝 三浦 希枝»筆者の記事一覧 (94)

前職は海上保安庁に所属し、船舶料理士とヘリコプタ―降下員として勤務。退職後、フリーライターになり4年目に開業。子連れ離婚そして再婚を経て、二児のママとして仕事との両立を図っている。Webライティング講師業もはじめ、活動の幅を広げている。趣味は時短、節約。特技は水泳(インターハイ出場経験有!)
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