※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【今週の日経平均を考える】動き出した日経平均、今後の投資戦略は?

投資 株式投資
【今週の日経平均を考える】動き出した日経平均、今後の投資戦略は?

3週間にわたってそろそろ、そろそろと言い続けて、方向感が出る週として2月2週を迎えました。

本当の本当にここまで方向感なくいくのか? というギリギリの水曜日まで保ち合い継続し、三角保ち合いの先端部分のところを迎えた翌日木曜日。

微妙に窓空けて下で寄り付き、陰線形成し下への雰囲気を出し、週末金曜日 25日線近辺で寄り付き(正式には25日線の下)(窓空け)後、陰線形成(大き目)となり、明確にいったん上抜け(節目の2万1000円)突破を回避して押すという展開となりました。

上向きの25日線を割り込んだことで、ここから反発という可能性は残すものの、窓空け跨いで陰線ですので、教科書通りの下落の起点と取れる値動きとなっています。

3週間前に値幅としての節目の2万1000円に到達して、日柄的に17日も過ぎ今週26日の上昇となり、この26日を起点として下げ始めたので結果、想定通りとなりました。

さらには12月の高値からも41日ないし42日で高値高値となり、ここも予定通りという展開となっています。

そして金曜日の陰線で、この3週間にわたってのもみ合いの下減を割り込んだことで変形ではありますが、今年に入っての上昇に対してのダブルトップのネックライン割れという展開と見受けます。

そうなると少なくとも直近の安値は切り下げたという事となり、もう一つ下げシグナルが付いたと考えます。

上記にも書いた通り、25日線の向きが上向きなので素直に下がるか? 断定は出来ないものの、上値追いへの可能性は、大きく後退したと言えると思います。

となれば週末に関しては買い玉保有の方は、減らすことは必須だったと考えます。

木曜日の引けの段階で売る動作(買いの手仕舞・売り建てを建てる)は、始めるタイミングでした。

その上でこの週末さらに追加で売る動きという考えです。

さらに木曜日から売る動きで買い玉を処分し終わった場合は、この週末の大引けは打診の買いはありと考えます。

今日から日本市場が3連休となるので、休み明けに急反発という可能性もゼロではないので、その対策として売りだけの裸で連休マタギは危険と考えます。

さらに金曜算出のSQ値が20481円近辺となっており、金曜の大引けは20333円で先月の逆でSQ値を上として引けましたので、週明け次第ですがSQ値を上値抵抗線と今後する可能性が出ています。

以上のことから、おおむね12月26日の底入れからの反発に対して終焉シグナルは灯しました

ただ、確定ではないので完全に寄せるというのは禁物です。

日経平均の動きは?

ファンダメンタル的には、前週の一週間と前週末に出された要素(ニュース)が、好材料でした。

米朝会談 米中協議 雇用統計の改善 利上げ停止などなど これでもかという好材料を矢継ぎ早に出して、反発を促しました。

トランプ大統領の演説を手助け後押ししましたが、後に続く好材料が見えないことで、材料出尽くしとなったのが木曜日となり、上げ基調に陰りが出て週末に崩れるという展開となりました。

この流れを春節中の中国は織り込んでおらず、春節明けに一段下げる中国が想像でき、その中国につられて世界経済もさらに押されるという、雪崩式のようにだんだんと順番に崩れていくという10月の下げ初めのような動きが再度始まるのかなと思わせる展開となっています。

もし、このまま下げていくのであれば、じれったかったのは事実ですが、結果的に2月半ばに向けて45日前ルールの下げとなるのか? 週明け見極めです。

私自身は、現状 2万1000円を上値、1万9000円を下限としたBOXをイメージしております。

したがって再度 下げ切らないうちに2万1000円を意識する動きもあり得ると考え、このまま一直線に1万9000円に向かうという断定もしておりません。

いつものことですが、動きを断定せずにフラットに構えてどう、動いたらどう自身が動くかと決めて常に先を想定しています。

現状分析

5日線

現状分析

前週の上下の繰り返しから上への意識を強くしたところで週後半に下向きとし、下向きの角度を強くして週末入りとなりました。

位置は、前週 上への乖離を初めて今週半ばまで4日間 上に乖離し週後半に触れながら下に位置を変えて、週末は大きく下に乖離という展開となりました。

短期的には今週 トレンド変換を示す動くと取れる形状です。

25日

変わらず上向き維持しております。

しかし、位置が今週末に窓空け陰線で下に移行したことで、前週までの上げ期待は薄れる形状です。

ただし上向き維持していることから、短期で上に再度飛び出せれば本格的にトレンドを変える前に戻すという展開も想定される形状で週末となっています。

逆に週明けさらに窓空け陰線となれば いったん下に向かうことがほぼ確定と取れる形状となりますが、どうなるでしょうか?

75日線

前週と変わらず下向きで下を推移しています。

結果的に今のところ今週の高値が75日線と最大に乖離を詰めて触らずに下に離れた動きで、対75日線で「グランビルの売りの3」を形成と取れる状況です。

トレンドライン

上値抵抗線のライン2つ 2万1000円の横軸と10月と12月の高値を結んだラインに、水曜日に頭を押さえられて叩かれ、12月26日と1月29日の安値を結んだラインを割り込んだ状態です。

今後意識するものとしては、やはり上は今までと変わらず2万1000円の横軸と10月と12月の高値を結んだラインが上値抵抗線として意識されます。

さらには、反発したときに25日線が向きを下とすれば上値抵抗線として機能することも考えられます。

下に関しては、こちらも横軸が変わらず12月27日の高値の横軸(底入れの時のネックライン)と12月26日の安値の横軸(下落への再スタートのライン)と見受けます。

テクニカル指標

一目均衡表

一目均衡表

今週一旦雲入りし雲抜けチャレンジするも結果、雲に叩かれてはじき返された値動きとなっています。

結果 雲から再度 下へ離脱となりました。という流れから弱さが戻ってきました。

遅行線の動きとしては、前週に日々線にタッチから上に飛び出し今週、ミニ天底一致となり下向きとなりました。

週明け2営業日横にスライドで再度、日々線に触れてきます。その後日々線の下に出るか? はじかれて上に再度反発を形成するかという鬼門に週明け突入します。

ボリンジャーバンド

収斂が継続しておりますが、結果的に+3、+2σ、+1σが波打ったこともありBOX示唆という値動きと見受けます。

現状TPラインも割り込んで-1σ近辺で週末入りとなりこの後、下げたときに-2σで止まり切れるかに注目でBOXであれば-1σないし-2σで反発となります。注目です。

スローストキャスト

上で推移していた2本のラインが下に向かってます。

まずこの2本が下までいけば今週前半までの強さは終焉となり、そのあと ゴールデンクロスの後にどこまで2本のラインが上がるか注目で、上げきらずにデットクロスとなれば弱い動きに変化したことになります。

逆に今回の下りてる3本のラインが週明け反転で下りきらなければ 逆に強いので、今回の下げは押し目という事を示すことになります。

総合判断

総合判断

今週木曜日から景色が変わり始め、週末の動きで今週前半までの上期待の形式をいったん変えたという結果と考えます。


完全に崩れたか? というとまだ崩れていないですが、崩れ始めた可能性は高いという状況という判断となります。

非常に苦しかった3週間ですが、今のところいつも通り、下げ始めるときは急か? じれったいのか? どっちかで、今回はじれったいでした。

このまま下げるという断定をせずに、自身でどこまで下げたらどう判断するとシナリオを決めて、決め打ちをしないで冷静に見極め行動しましょう。

BOXかもという展開を予想する私は「細かく利確をしないと、出ている利益がすぐに消えるかも」という意識をもって節目を離れたら再度方向転換と備えます。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

城 晶子

執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集