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アメリカでは、出産祝いに「株」をプレゼント! 日本の感覚とは全く違う「おおらかで楽しい株式投資」をご紹介します。

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アメリカでは、出産祝いに「株」をプレゼント! 日本の感覚とは全く違う「おおらかで楽しい株式投資」をご紹介します。

昔見た米国のTVドラマ「奥様は魔女」にこんなシーンがありました。

奥様は魔女

≪画像元:Amazonプライム

ヒロインの魔女サマンサに赤ちゃん(娘:タバサ)が生まれました。

お隣の覗き大好きおばさんが、タバサの誕生祝いに株をプレゼントしてくれます。

結構地味で知られていない会社の株のようでした。

ところが、その地味で知られていない会社の株が、なぜかどんどん値上がりして行きます。

証券会社の社員は

「お~い、こんな会社知ってるか。株主は誰だ…、タバサ? 赤ん坊じゃないか!」

と驚いています。

実は種を明かすと、魔法界の大魔女であるタバサのおばあちゃんが、魔法でどんどん株価を上げてしまったのです。

アメリカの感覚・考え方

アメリカの感覚・考え方

アメリカでは、子どもが生まれたらディズニーランドの株を買い、配当を再投資しつつずっと持ち続けて大学入学の資金にする。

子供もお小遣いでマクドナルドやコカ・コーラ、ナイキの株を気軽に買う。

やがて、小学生でもウォーレン・バフェット氏率いる会社の株主総会で「僕の持ってるナイキの株はどうなの。」なんて、質問をする。

こんなことが当たり前の日常なのです。

日本の感覚・考え方

学資保険

先日、子供が生まれた知人にお祝いを包んだところ、ベビーカーを買うと喜んでくれました。

そして、学資保険の相談です。

きっと子供がお年玉をもらう頃になると銀行にお年玉口座を開設するのでしょう。

日本と米国ではお金の置き場所や、株に対する感覚接し方が随分違うようです。

子供が生まれて株をプレゼントすることも、ましてや子供が株主なんて話も今まで聞いたことがありません。

それどころか大人だって「株」「投資」と聞いただけで難しいと身構えたり、アレルギー的に受け入れられない人もいます。

日米では「株式投資」に対する認識に天と地ほどの差があるようです。

日本とアメリカの違いとは

日本とアメリカの違いとは

多分文化の違いもさることながら、大きな要因の一つが株式購入単価の違いではと思えてなりません。

日本の株式の購入金額が大きいのも株を遠ざける要因の一つと考えます。

米国ではウォルトディズニー(DIS)も、コカ・コーラ(KO)、マクドナルド(MCD)の株もお年玉程度の金額で買えますが、日本ではそうはいきません。

例えば、チキンラーメンの日清食品の株を買おうとすると1株が7,000円台です。

これならお小遣いでも買えそうですね。

ところが、日本の株式は購入単位が決まっていて100株単位でないと買えないのです。

つまり7,000円×100株で70万円以上します。

とても子供のお小遣いやお年玉で買える金額ではありません。

こんなに高い金額では、配当金を再投資に回したいと思っても所詮無理な話ですし、株価が下がった時に買い増しを、と思っても新たな資金も決して少なくありません。

そんな状況では「高いお金で株を買うのだから株で儲けよう」というインセンティブが働き、株式投資はどうしても勝ち負け、儲けの世界と見えてしまうのは致し方ないことかもしれません。

事実、株式投資は儲かりそうな有望銘柄を見つけ、タイミングよく買い、いかに売るかが勝負のカギと「投機」に走り、それを「投資」と勘違い、あるいは思い込んでいる人の方が多いのです。

株式の「投機」の側面だけが強調されると、はた目には「株はギャンブル」、「してはいけないこと」と思われるのは当然のことです。

日本でもおおらかで楽しい株式投資を

子どもでも気軽に株を買う

米国のように、子どもでも気軽に株を買い、やがては学資の足しにもなる。

決して勝ち負けや儲けだけの世界ではなく、もっとおおらかで楽しい株式投資の文化が日本でも築けないものでしょうか。

それこそ子供でも株主になれ、もっと個人投資家の裾野広がれば、企業も個人も社会も変わり、ほんの少し豊かで楽しくなるように思えてなりません。

そのためには、特に株式購入単元を100株から1株単位に購入金額の引き下げを強く望みたいところで、ここは株式を発行する企業と証券会社の課題であり、努力義務と考えます。

現状ではNISAを使った投資信託がベスト

NISAを使った投資信託がベスト

とは言え、日本では子供がお年玉を貯めたくらいで個別銘柄の株を買えるものではないので、まずはNISAを使った投資信託の利用がベストな選択です。

子供のお年玉の一部を「ジュニアNISA」に積み立てることも、「つみたてNISA」で日本株のみならず世界株全体に投資することも出来ます。(執筆者:平賀 初恵)

《平賀 初恵》
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平賀 初恵

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