今年のゴールデンウィークは、空前の10連休。私自身も旅行を計画し、とても楽しみにしています。

ですが個人投資家から見た投資環境は、とても心配な状況となります。日本だけですからね、取引所がお休みなのは。

そこでGWまでに予定されているリスクイベントを踏まえ、楽しくGWを迎えられる対処法を考えてみましょう。

3、4月のリスクイベント

3月のリスクイベント

この2か月間は今年前半のリスクイベントが集中する時期で、元々乱高下が見込まれています。

それらリスクイベントが悪い方の結果となった場合、今年一年の中で株式相場は春先がピークだったと振り返る可能性もあります。

世界のリスクイベント

世界では経済のみならず政治イベントもあり、2016年のEU離脱国民投票とトランプ政権誕生の大統領選挙が重なった年のような先が読めない環境です。

これらイベントの結果を決めつけてリターンを取りに行く投資手法もありますが、1つずつの結果を見てリアクションする方が無難だと思っています。

先ずは主要なイベントスケジュール(現地時間)を確認しましょう。

(1) 3/1 (米国)中国製品への追加関税引上げ猶予期限(延期の可能性あり)
(2) 3/6 (米国)ファーウェイ幹部のアメリカ引き渡しの審理開始(カナダ裁判所)
(3) 3/19 (米国)FOMCでの米国利上げ判断
(4) 3/29 (英国)EU離脱期限、その後EUとの安全保障とFTA交渉(延期の可能性あり)
(5) 4/中旬 (IMF)世界経済見通しを国際通貨基金(IMF)が発表

投資の世界なので米国中心のイベントですが、(1)と(4)は今年最大のリスクイベントと言えます。

ここではリスクイベントの予想はしませんがリスクである以上、株式相場は結果が出るまで低迷します。その後、上下どちらかに乱高下するでしょう。

日本のリスクイベント

日本のリスクイベント

上記の世界イベントに加え、日本国内でも5/1改元の影響で前倒しとなったリスクイベントが予定されています。

4/7 都道府県と政令市の首長、議員選挙
4/21 その他の市区町村の首長、議員選挙

いわゆる「統一地方選挙」で、亥年の選挙は大波乱の歴史があるのです。

国会議員の選挙ではないのですが、3期目を迎えている安倍自民党政権への信任投票の意味合いがあるので、今後の政権運営に影響が出ます。

つまり自民・公明の与党が勝利すれば「株高」、野党が大きく議席を伸ばせば「株安」となります

GWを迎えるまでの対処法

GWを迎えるまでの対処法は?

GW10連休は24時間世界中を投資資金が駆け巡る時代にあって、日本だけ取引所がお休みとなるのです。

海外取引所を利用するプロ・セミプロの方を除き、日本の株式相場では売りたい時にも、買いたい時にも何もできないのです。

2019年は年間を通じて株式相場は上がらないという消極的な相場観を元に、GWまでのリスクイベントを考えると、「GWまでの良いタイミングで株式は売却、10連休のGW期間中は株式投資等のリスク商品を持たない」ことをお勧めします。

日経平均で21,000円を越え、22,000円に近いタイミングがあれば、一つの目安と考えます。

なお投資信託を保有されている場合、解約をしても約定日が翌営業日になることもあるので注意が必要です。

無理しないことも投資戦略

2019年の株式投資は、前半のリスクイベントの結果によって一年が決まると言っても過言ではない環境です。

リスクイベントには戦うな」という格言があります。年金運用等プロの方でも、リスクイベント前に一度換金して運用を止める場合があります。

個人投資家としては無理しないことも投資戦略の一つだと思い、慎重に進みましょう。(執筆者:中野 徹)