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「対面型自動車保険」の事故対応でよくある勘違い3選 「あとはお任せください」とはならないことも

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「対面型自動車保険」の事故対応でよくある勘違い3選 「あとはお任せください」とはならないことも

通販型の自動車保険という言葉が浸透し、利用者も年々増えています。

自動車保険の契約総数でみると、保険代理店や車のディーラーで加入する対面型の自動車保険が、いまだ契約全体の8割程となっています。

自動車保険は事故が起こった際に頼りになるものですが、対面型の自動車保険でよくある事故対応の勘違いを3つご紹介していきたいと思います。

事故対応でよくある勘違い

事故時には担当者が現場に来てくれる


万が一事故を起こしてしまった時には、現場に保険の担当者の方が来て対応してくれると思われている方が多いです。

しかし、実際はいつどこで事故が起きるかわからないので、担当者が直接現場に向かえない場合も多くあります。

慣れない事故を考えると不安な気持ちになるのはわかりますが、事故処理は保険の担当者はその場にいなくてもできますし、警察官がきちんと誘導してくれるのでそう心配する事はありません。

自動車保険は事故後の相手との交渉段階で、過失割合や損害の確認などを請け負うので、現場に来て事故対応をサポートしてくれるというのは、本来のサービスではなくフォローサービスという位置づけで考える方がいいでしょう。

相手との交渉は代理店の担当者が行う

相手との交渉は誰が?

これもよくある勘違いですが、事故後の相手との交渉などは代理店の担当者ではなく、保険会社の担当者が行うものです。


特に不都合があるわけでは無いのですが、担当者が相手と交渉してくれると思っていたから契約していたのに、という人にとっては少しガッカリしてしまうでしょう

ただし、進捗のやり取りなどは保険会社の担当者ではなく担当者とやり取りする事になりますので、顔を知った人が間にいてくれると、事故時の意見が言いやすくなります。

事故時の相手との交渉は全部やってくれる

事故時の相手との交渉やってくれないの?

事故があった時には、どんな状況でも保険会社の担当者が相手と交渉してくれると思われている方が多い。


しかし、相手からぶつけられた場合や、こちらの過失が0だと主張する場合は、弁護士法の絡みがあり保険会社は相手との交渉ができない事になっています

ぶつけてきた相手と万が一揉める場合は、弁護士に依頼して相手との交渉をお願いする事になります。(ご自身で交渉もできますが、かなり大変です。)

その場合は高い弁護士費用がかかりますので、代わりに費用を支払ってくれる弁護士特約には、自動車保険とセットで加入するようにしましょう。

対面型自動車保険のメリット

先ほども書いたように、事故の際に顔を知った人の方が意見が言いやすいというのがあります。

さらに、事故の時だけでなく、加入時や更新時に詳しい説明を直接担当者が対応してくれるといった、対面型自動車保険ならではのメリットがあります。

通販(ダイレクト)型も検討を

保険の世界というのは入れ替わりが激しく、担当者がコロコロ変わる場合が多く、その場合は対面型のメリットは薄くなります。

対面型のメリットを自動車保険に求めないような方は、思い切って通販(ダイレクト)型の自動車保険に切り替えられる方が、保険会社との間に代理店の担当者がいない分、保険料はぐんと安くなります

自動車を保有している間は、継続して加入するものですので、自動車保険に求めるポイントを整理し、ご自身にあった自動車保険を選んで下さい。(執筆者:西田 凌)

《西田 凌》
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西田 凌

西田 凌

以前は生損保を幅広く取り扱う保険代理店に勤務し、たくさんのお客様と直接お会いしてご相談に乗らせて頂いておりました。現在はどこの金融機関にも属さずに完全独立系のファイナンシャルプランナーとして農家の方を中心に家計見直しのベストなアドバイスをしています。 その傍らで金融や保険に関する記事の執筆も手掛けており実際のご相談の現場を通して得た皆様に役だつ情報をお届けしたいと思っています。 <保有資格>2級FP技能士、AFP 寄稿者にメッセージを送る

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