株価急落の前にはこの指数が下がる 今年は「ラッセル2000」に注目

2019年は年明け早々から、波乱の株式相場となりました。

日経平均は1日に数百円以上の大きな乱高下を続ける1月があれば、2万2,000円に近付くと下落に転じる3月の相場など、世界的な景気停滞に沿って年末まで不安定な相場環境が意識されています。

そんな中でも株式運用で利益を上げるには、深追いせず上手く利益確定させることが重要です。

ここでは「炭鉱のカナリア」と呼ばれる、相場下落時に先行して動く(下げる)株価指数である「ラッセル2000をご紹介します。

株価急落の前にはこの指数が下がる

ラッセル2000を読み解くと天井と底が見えてくる

ラッセル2000とは米国証券取引所(※)に上場している5000社以上の企業のうち、小型株全体の動きを現すため時価総額上位1000社と下位2000社を除く、1001位~3000位の株式指数です

※NYSE(ニューヨーク証券取引所)、ナスダック、NYSE American(旧アメリカン証券取引所)

小型株を投資対象とするファンドの実に95%がベンチマークに指定する代表的な株式指数で、上位と下位の企業を除くことが小型株の動きを的確に表す理由となっています。

天井と底が見えてくる

ラッセル2000とS&P500の連動性

小型株は企業の倒産確率が相対的に高いため景気に敏感で、米国大型株の代表的指数であるS&P500より大きな値動きとなります。

つまりS&P500に先行して値上がりし、先行して値下がりする先行指数がラッセル2000です。

昨年2018年は、ラッセル2000が8月最高値から10月には15%以上下落。その後12月にS&P500がたった3週間で17%下落する急落相場がありましたよね。

日経平均も、その時は2万円を切る相場でした。

S&P500は米国株価指数ですが、世界を代表する指数であり日経平均株価とも連動性が高いのです。

炭鉱のカナリアと呼ばれるのは何故?

炭鉱のカナリア

ラッセル2000は1984年からデータがあるため、数々のイベント発生時の値動きが知られており、相場変動時の先行指数となっています。

炭鉱にはガスが発生した時に危険を知らせるカナリアが飼われていて、異常があると鳴き止むそうです。

それにちなんで株式相場では、ラッセル2000がカナリアの役目と見られているのです。

今のラッセル2000はどう動いている?

昨年12月の急落から、ラッセル2000およびS&P500ともに上昇が続いていました。が、3/1をピークに下落へ転じています。

実際に米中貿易戦争の行方やイギリスのEU離脱、日本企業の3月決算下方修正予想など、株式相場にはネガティブ(悪い)イベントがこれから続いてきます。

どこまで株式上昇を見込んで、どこで売却するかは採算株価がいくらかにもよりますが、短期的には大きな上昇を見込めないとを先行指数であるラッセル2000が現していますね

ラッセル2000をチェックするサイト

下落が始まったラッセル2000は、いずれ上昇に転じてきます。

そのタイミングが、次の投資タイミングかも知れませんね。その時には、こちらのサイトで推移を確認してください。

investing.com

investing.com

このサイトならS&P500など、他の株価指数と比較することも出来ますよ。(執筆者:中野 徹)

この記事を書いた人

中野 徹 中野 徹»筆者の記事一覧 (41)

1970年生まれ。大学卒業後、銀行・証券・保険と金融3業態全てにおいて勤務経験を持ち、実務経験を踏まえた客観的なアドバイスに強みを持つ。お金にまつわる専門知識を分かりやすく、販売側の都合を排除したポイントを解説していきます。趣味は料理とアメリカンフットボール観戦。
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