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部屋を整理すれば「3つの無駄」が解決! 整理方法のヒントもお伝えします。

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部屋を整理すれば「3つの無駄」が解決! 整理方法のヒントもお伝えします。

新年度が始まり就職や転勤または入学などによる引越しのシーズンも終わりに近づいていますが、引越し時期は家の中の整理をする絶好のタイミングです。

短期間で不要な物や思い入れのある物を処分することはそう簡単ではありませんが、ここでいう3つの無駄とは、

・ スペースの無駄
・ 時間の無駄
・ お金の無駄

のことで、この3つの無駄は全て繋がっています。

つまり、これによってスペースの無駄が解決すれば、時間やお金の無駄も無くなります

家を整理して3つのムダが解決

スペースの無駄、時間の無駄、お金の無駄とはなにか?

スペースの無駄、時間の無駄、お金の無駄

スペースの無駄

モノを買い続けて捨てない限り家の中にモノは増えていきます。

極端なケースですが、モノで溢れた家の中は足の踏み場もなくなり、動線(各部屋への移動)の確保も難しくなるといった居住スペースが狭くなる場合です。

モノを収納することは、そのスペースを立体や曲面でなく、あくまでも平面で捉える必要があると考えます。

具体的には、モノを買い続けた結果、特にクロゼットの中にモノが収まり切れず、新たにタンスや衣類ケースを購入して居間などに収納場所を確保しなければならない場合、平面分の居住スペースが失われます。

時間の無駄

モノが多くなるとそれを探す手間も当然増えてきます。

更に、モノを処分する場合、ラクマやメルカリ等のネットショップを利用しても出品手続きや梱包などの手間もかかります。

また処分するにしてもゴミを分別する手間や回収業者への手配などの手間が掛かります。

お金の無駄

「買っても使わない」又は「ほとんど使っていない」モノは、当然お金の無駄です。

特にまとめ買いをしたモノなどはこれに当てはまります。

収納場所の占有面積を数値化してお金に換算してみましょう。

たとえば、分譲マンションに住んでいる場合を考えてみましょう。

仮に、マンションの購入価格が5,000万円(専有面積78㎡(※1内法面積))の場合

1㎡当りの価格は約64万円

毎月の管理費・維持修繕費が2万4,800円の場合

1㎡当りの月額は約318円

それに固定資産税が

専有面積(※2壁芯面積で約85㎡)+共有部分の面積で按分

されてかかってきます。

この条件で収納家具(0.7mx0.4m)を購入した場合、占有されたスペースをお金に換算した結果は次のとおりです。

家具の占有スペースをマンションの購入価格に換算 約18万円(64万円x0.28㎡)

管理費・維持修繕費 約89円/月(318円x0.28㎡)

この他、家具の購入価格と固定資産税(家具で占有されたスペース分) が毎年課税されます。

※1内法面積(うちのりめんせき)とは壁の内側で測った面積でマンションなどの専有部分の登記簿上の面積となります。

※2壁芯面積(へきしんめんせき)とは壁の厚さの中心で測った面積のことで、固定資産税の課税計算の他、たとえばマンションの広告用のパンフレットや契約書上などで表示される面積です。

無駄の最たる実例

子供が独立して戸建てから4LDKのマンションに買い替えをした夫婦は、以前住んでいた家の中にあるモノが処分できず、結局、マンションの一部屋を納戸代わりに使うことに決めたそうです。

一部屋分のスペースやお金を無駄にすることになりますが、もし整理できていればダウンサイズした間取りでよかったことになります。

3つの無駄の排除は企業も家庭もまったく同じこと

世界的な企業のトヨタ、豊田章男

≪画像元:トヨタ自動車

世界的な企業のトヨタは、「かんばん方式」という生産管理システムを採り入れています。

これは「必要とされるものを、必要な時に、必要なだけ」生産または購入するという考え方で、ジャスト・イン・システムと呼ばれている方式を応用したものと言われています。

トヨタに限らず、物づくりの企業はほぼ同じような管理システムを導入しています。

つまり、効率的な生産方法は、今日生産する部品だけ購入すれば、在庫する倉庫スペースや部品を探す手間が省け、購入した部品の支払い額も減ります。

その結果としてこの方式は企業の利益に大きく貢献します

逆に、1か月、2か月先に生産する部品を購入して保管している場合には、保管スペースや在庫している部品を探す手間が増えるだけでなく、在庫している部品代の支払いも大幅に増加します。

最近マスコミ等で採り上げられている「食品ロス」について

「食品ロス」問題

最近の環境省の調べで、わが国の一年間に廃棄される食品は646万トンでした。

この量は世界の食料支援の約2倍に相当するといわれています。

家の中の整理とは直接関係ありませんが、このような食品ロスは非常にモッタイナイことです。

特売時にまとめて大量買いをした食品が冷蔵庫内で一杯となることで、冷却効率が悪くなったり、詰めすぎた食品を探す手間も掛かったりで電気代は高くなります。

防災用の備蓄食料品は別として、3つの無駄を防ぐためには、賞味期限内に使いきることを予測した買い方を心掛けることでしょうか。

3つの無駄を排除するためのヒント

具体的な整理の仕方については専門家に任せるとして、ここでは整理の方法についてのヒントをいくつか挙げてみます。

1. まとめ買いをしない

当り前のことですが、まとめ買いをする場合は収納スペースや消費期限を考慮する

2. モノの消費期間を知っておく

たとえば、衣類の耐用期間を予測する

流行する期間や洗濯頻度等を考えに入れ買う時期や枚数を計画する

3. 1年間使用しないモノは基本的に要らないモノとして処分の対象

たとえば、年間で一度も袖を通していない衣類などは処分する。

ここ10年くらい前から、「家の中を整理する」は「断捨離」という言葉(断捨離の著作者の登録商標)が使われています。

この言葉は

「モノへの執着を捨て不要なモノを処分したり売ったりして減らすこと。これによって生活の質の向上や心の平穏・運気向上などを得ようとする考え方」(知恵蔵mini)

とされています。

この効果は頭の切り替えとちょとした工夫によって達成することが期待できます。

無駄の排除は、生活の質の向上、心の平穏、運気向上だけでなく金運もアップするかもしれません。(執筆者:小林 仁志)

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《小林 仁志》
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小林 仁志

執筆者:CFP、1級FP技能士 小林 仁志 小林 仁志

オフィスアセットポート 代表 山梨県生まれ。電器メーカーに入社後本社および米国・シンガポール・マレーシア等の事業所に勤務。在職中は財務経理を中心に総務人事・経営戦略・内部監査等の職種を経験したほか、同社の子会社監査役を務め2011年退任、2012年4月より独立系FPとして事業活動を開始。専門分野においては、特に団塊世代の年金・医療保険・税金等のリタイアメントプランや旅行とお金のプラン、住宅ローンや保険の見直し、株式・投資信託等の資産運用など。 <保有資格>:CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、総合旅行業務取扱管理者、登録ロングステイアドバイザー(ロングステイ財団)、他 寄稿者にメッセージを送る

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