食費を考えて外食だけは避けたいけど、疲れていたり、体調がすぐれず食事の支度ができないときもあります。
そんなときに役立つ手早く調理できるコツをご紹介します。
目次
1. 切らない

思いっきり遊んだあとに、一から調理を始める…となるとけっこう辛いものがあります。
ならば手始めは、「切らない」ことです。
切らない? それだけ? と思われるかもしれませんが、使えば当然、包丁もまな板も洗わなければなりません。
ましてや、脂っこいお肉などを切った後は1度では汚れが落ちないことも多々あります。
だからこそ、疲れている日は切りません。
かわりに、外出する前に準備しておきます。
それも、わざわざ時間をとる必要はありません。
食事の用意のついでに、一食分多めにお肉や野菜を切っておくだけです。
美味しそうになるよう色合いを考えて材料をチョイスし、火の通り具合が均一になるように素材によって大きさを考えながらカットし保存袋にまとめておきます。
帰宅後、袋を鍋やフライパンにざっとあけるだけで、調理スタートです。
切らない、たったそれだけでも料理をするハードルが下がります。
なお、切らなくても済むもやしやレタス、豆腐、ひき肉、サバ缶などの缶詰を利用するのもラクチン技の1つです。
2. リメイクしよう
一度材料を合わせて、火を通しておけばもっと時短になります。
さまざまに料理を派生させてみましょう。
例えば具沢山のコンソメスープを作っておけば

2. 水分を取り除いた具材を、卵でくるんでオムレツに
3. ジャガイモをつぶし、チーズと春巻きの皮に包んで揚げる
4. グラタン皿に、イモ類を中心に数種の野菜を入れてつぶす。パン粉をかけオーブントースターで焼いてスコップコロッケに
5. 市販のクリームシチューをプラスして
6. 水分が減った翌日には、チーズを加えてグラタンに
など色々な調理法が考えられます。
また、お馴染みのカレーや肉じゃが、シチューの主な材料は、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、お肉と、みんな同じです。
これらを柔らかく煮ておけば、味を変えるだけですから手間も時間も極小です。
リメイクしにくそうな煮物は、煮汁を多めにしておくことで超簡単に解消できます。
食材がなくなっても煮汁さえあれば、火の通りの早い豆腐やちくわ、卵、葉物野菜などを加えれば一品完成します。
継ぎ足し作る老舗の味ならぬ我が家の味も、なかなかのものです。
おまけに煮物は、材料の旨味がしっかりしみこんだ煮汁が極上のだしになりとっても美味しい炊き込みご飯にもなります。

ソースで味に変化を

多くのご家庭で常備されている
・ケチャップ
・マヨネーズ
・お好み焼きソース
・ポン酢
は簡単に味に変化をつけられます。
ざっと炒めた野菜を溶き卵に入れ再び焼いただけでも、上記の調味料をかけるだけでオムレツ風、焼き肉味、お好み焼き風、甘酢たれに変身します。
楽しい暮らしに、おいしい節約時短ご飯
材料から料理を考えたり、ソースをいつもと違うものにしてみると、意外な発見があり調理の幅も広がります。
これらの方法を上手く日常にとりいれておくと、
・ 食費の節約
・ 光熱費の節約
・ 時間の節約
それに、家事の負担軽減にも一役買ってくれます。
日頃の料理に少し取り入れてみてください。(執筆者:吉田 りょう)