1,000円の価値

お金の価値は時代により変わります。

筆者は「かなり下がっている」と感じ、100円で買えるお菓子も減ったな…と寂しく思います。

子どもだった30年前ならば1,000円あれば欲しいモノのほとんどを買うことができました。

今回は、お金の価値が変わった現代を生きる大人が「子どもの心をもって1,000円を使うならばどのように使うのか」を考えてみました。

コクヨ「鉛筆シャープ」

コクヨの鉛筆シャープ

1980年代に100円のシャープペンシルが登場し、一般家庭の子供たちにも普及しました。

中学生になる、学校にシャーペンを持って行くようになります。

30年前の中学生が買うシャーペンは500円以内のシャーペンがほとんどで、500円以上のシャーペンは高級品でした。

しかし今は800円の商品が多く、ちょっといいシャーペンは1,000円以上します。

最近は価格帯の幅が広い三菱鉛筆の「クルトガ」が流行っていますが、今までも大流行したシャーペンがありました。

中でもペン先と本体が一体になっている「スマッシュ」や太い軸が特徴の「ドクターグリップ」は今でも根強いファンがいます。

スマッシュは、30年前の発売当時から1,000円の高額シャーペンだったので「大人になったらスマッシュを買おう」と思っていた子どもも多かったでしょう。

最近、文具店で「スマッシュ帰還」という垂れ幕をみかけました。あのスマッシュが当時と同じ1,000円で返ってきたのです。

しかし「大人のシャーペン」は進化しています。コクヨの「鉛筆シャープ」は大人を意識したシャーペンです。

スマッシュと同じ1,000円でありながら、技術の進歩を感じます。「鉛筆シャープ」は、大人だから使いたい「ちょっといいシャーペン」です。

ゴディバの「チョコレート」

子どものときならば、間違いなく「高いチョコレート一粒」よりも「安いチョコレートをたくさん」のほうがうれしかったでしょう。

しかし大人は質より量を求めます。ゴディバのチョコレートは、あげることはあっても自分の口に入ることはあまりないものです。

ゴディバで1,000円以内の商品を探すと5粒から6粒入りのチョコレートになります。

一粒250円のチョコレートをパクパクと食べることはできません。

しかしチョコレートは日持ちします。「今日は頑張らなければならない」というときの起爆剤として使ってみてはどうでしょうか。

筆者は、子どもが生まれたばかりのとき、夜中の授乳でひどい寝不足の日々が続いていました。

そんなとき、ゴディバのチョコレートを起爆剤に使ってたいたのです。

授乳中は、甘いものを控えなければなりません。ゴディバのチョコレートは、1粒だけでも心身ともに癒してくれました。

ゴディバ

≪画像元:ゴディバ≫

カルディのワイン

大人の楽しみといえばお酒でしょう。

カルディには1,000円前後で買えるワインがたくさんあります。

おすすめは白の辛口です。白の辛口ワインならば、1,000円前後のワインでもキーンと冷やして飲めばキリッとした味を楽しめます。

大人が楽しむワインといえば、エノテカのようなワイン専門店で買うワインをイメージしますが、子ども独特の「どんなときでも楽しむ」という心を持っていれば、手頃な値段のワインでも工夫して楽しむことができるのではないでしょうか。

カルディのワインは、しばしばセールをしています。

800円前後まで値下げしているワインもあり、あまったお金でおつまみのチーズを買うこともできるでしょう。

ポリオのワクチン7回分

日本では、1,000円で買えるものは限られています。

気を抜いていれば、くだらないものに1,000円を使ってしまうこともあるでしょう。

世界に目を向ければ1,000円の価値はガラッと変わります。

ユニセフのホームページによれば、約1,000円でできることとして「ポリオのワクチン7回分」もしくは「抗マラリヤ薬180錠」を発展途上国に送ることができます。

子どものときならば、1,000円もらったら「何を買おうか」と自分のことにお金を使うことが当たり前でした。

しかし、大人になると自分で稼いだお金でも自分よりも子どもに優先して使うようになります。

今回のテーマは「子どもの心をもって1,000円を使うならば」ですが、大人になったからこそ「自分以外の人のためにお金を使うこと」ができるのではないでしょうか。

ユニセフの詳細は「ユニセフ支援ギフト」を確認ください。

番外編:1回400円の高額カプセルトイ

400円のガチャ

子どものとき、おもちゃ屋の前やデパートの屋上には1回100円か200円でできるカプセルトイの機械がありました。

何が出てくるかわからないところが魅力だったのですが、「中身がわからないものにお金を使うな」という親も多く、なかなかチャレンジできない子どもも多かったのです。

大人が好みそうな雑貨を多く取り扱っている「中川政七商店」とフィギアで有名な海洋堂がコラボして「日本全国のまめ郷土玩具」をカプセルトイにしました。

1回400円という高額なカプセルトイですが、おもちゃとはいえないほどの完成度の高さなのです。

赤べこや木彫りの熊など、本物の大きさで買えば数千円はするものが400円で手に入りますが、買ってみるまで中身はわかりません。

「赤べこが欲しい」と思ってチャレンジしても1回で手に入れることは難しいでしょう。つい2回目3回目とチャレンジしてしまうのです。

子どものころの1,000円と大人の1,000円は、同じ価値でありながら全く違った価値を持っています。

子どものころに感じた「1,000円ももらった」という気持ちを持ったまま、大人にしかできないかっこいい使い方をしたいものです。(執筆者:式部 順子)