日本には「引き寄せ」、「言霊」という言葉がありますが、実際に普段何気なく口にしている言葉が、その人の運命を大きく変えてしまうことがあります。
なかなかお金が貯まらないとお悩みの方、次のような口癖に心当たりはないでしょうか?
口癖は脳に影響を与えるので、もしかしたら知らないうちに自分で自分の首を絞めてしまっているかもしれません。
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目次
癖が脳に影響を与える理由
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東洋医学の専門医である清水和彦氏によると、脳は言葉から大きな影響を受けるため、なんらかの口癖があると、人間はその言葉通りに行動しようとするようになるということです。
参考記事:1万年堂ライフ 脳をだます!言葉やポーズで、なりたい自分になれる効果的な方法
ですから、ポジティブな口癖の多い人は人生も明るく前向きなものになるし、ネガティブなことばかり言う人はなんとなく冴えない人生を送ることになります。
筆者はこのことを知った時、これまでの人生でどれだけ自分にマイナスの暗示をかけてきたのだろうと怖くなりました。
お金に関しても、次のようなことをよく口にしてしまっていたのです。
1.「お金がない」
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そのものズバリという感じですが、
「お金がないから何も買えない…」
という言葉は、本当によく口にしていました。
ですから、この言葉を頻繁に聞かされる私の脳は、
と認識してしまったのだと思います。
無意識にお金と縁遠くなるような行動をとり続けた私は、働いても働いても貯金が増えない蟻地獄の中にいたのです。
しかし、口癖が脳に与える影響を知ってからは、意識して
「今手元に〇〇円あって嬉しい!」
というような言葉を使うようになり、実際にあまりお金に困らないことが増えてきました。
おそらく、脳が「この人はお金に困らない人だ」と認識したため、自分の行動が変わってきたのでしょう。
2.「自分なんかにお金が稼げるわけがない」
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私は子どもの頃から自分に自信のない人間で、勉強も運動も苦手だし、就職してからは仕事の覚えが悪く、鬱々とした日々を送っていました。
仕事では同僚に比べてミスが多く、上司に叱られるのなんて日常茶飯事です。
何年勤めても給料は上がらないし、
と、ため息ばかりついていたのです。
それでも、独身の頃はまだ良かった。
結婚して子どもができてからは、「自分には能力がないから、お金を稼ぐなんてとても無理」なんて言っていられません。
そこで、ミスをしながらも必死に目の前の仕事に食らいつき、なんとかしようと頑張っているうちに、だんだん認めてもらえることが増えてきました。
ライターの仕事でも、時々単価を上げていただけることがあるのですが、その時は天にも昇る気持ちになります。
「自分なんかがお金を稼げるわけない」とあきらめていたら本当にそうなってしまうので、「大丈夫、自分ならできる!」と前向きに考え、できる限りの努力をしていくことが大切です。
3.「めんどくさい」
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筆者の知人に何人かお金持ちの人がいるのですが、その人達の共通点は、何事も面倒がらずこまめに体を動かすことです。
仕事が忙しいのに町内会や学校の役員も快く引き受けるし、興味を惹かれることがあれば時間やお金を惜しまず、すぐに行動しようとします。
傍から見ていると「一体いつ休むんだろう?」と心配になるほどアグレッシブなのですが、本人は「別に無理なんかしてないよ」と平然としているのです。
もし彼らの口癖が「めんどくさい」であり、できるだけエネルギーを使わないようにゴロゴロしたい性格だったなら、今のような成功を収められたでしょうか。
筆者は、おそらくそれはないだろうと思います。
たまに仕事の話も聞かせてもらうのですが、彼らは成功するために次のようなことをしていたと、口をそろえて言うのです。
・積極的に人に会いに行った。
・常にアンテナを立て、有効な情報をキャッチしようとしている。
・ミスをしないように慎重に準備や根回しをするし、ミスがあったらすぐにリカバリーを考える。
・人やお金に対して感謝の気持ちを忘れない。自分にできることがあれば何でもさせていただく。
「できるだけ楽をして生きていきたい」と思っていた筆者は、そんな自分が恥ずかしくなったし、お金に苦労するのも当然だなと思いました。
今は、無理のない範囲で頼まれごとを積極的に引き受け、ピンとくるものがあれば、そこに向かってすぐに行動するようにしています。
毎日キビキビ行動していると気持ちに張りが出てくるし、仕事への集中力も増しました。
前向きな言葉を口癖に
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脳が口癖から影響を受けると知った時、「人間の体は複雑なようで意外と単純なんだな」と思いました。
自分を幸せにしようと動けば本当にその通りになるし、「自分なんかダメだ」と蔑めば状況はどんどん悪くなる。
これからの人生、お金をしっかり貯めるためにも、筆者は前向きな言葉を口癖にしていきたいと思います。(執筆者:畠山 まりこ)